安倍首相の天皇陛下いじめ、ここに極まれり、である
今国会中に天皇退位の特例法が成立し、今上天皇陛下が2019年中に退位される事が確実になった。
よほどのことがない限り、安倍政権は東京五輪まで続くだろうから、安倍首相の手によって今上天皇が退位させられるという事になる。
安倍首相の高笑いが聞こえるようであるが、退位される前にも、安倍首相の天皇軽視は続く。
その一つがトランプ大統領の訪日だ。
きのう4月22日の一部紙が報じた。
5月26、27日の両日にイタリアで開かれるサミットで、安倍首相はトランプ大統領との首脳会談を行い、そこでトランプ大統領の11月訪日について確認すると。
すでに安倍首相は本年2月に行われたトランプ大統領との初首脳会談でトランプ大統領を招待しており、トランプ大統領もこれを受け入れたと伝えられた。
だから、これもまたよほどのことがない限り、サミット時の首脳会談でトランプ訪日が現実のものとなる。
大統領選の時は、在日米軍撤退を言い出すなど、孤立主義を打ち出すようなふりをしたトランプ大統領だったが、シリアを攻撃し、いまや北朝鮮との戦争も辞さないほど戦争大統領に変身したトランプ大統領である。
これで北朝鮮との戦争を始めようものなら、まさしくトランプ大統領は憲法9条の精神を否定する大統領だ。
そのトランプ大統領を今上天皇は国賓として迎えるほかはないのである。
その心中はいかばかりかと思う。
安倍首相はどんな顔をして歓迎晩さん会に出席するのだろうかと思う。
まるで、これでもか、これでもかと、今上天皇をいじめているようだ。
首相による、国家と国民の統合の象徴に対する究極のいじめである。
日本はなんという国になってしまったのだろうか(了)