03月16日 12:19
昨年4月に柳西中で開かれたPTA総会。例年の5倍近い数の保護者が参加した=北九州市門司区
(西日本新聞)
間もなく新年度。この時期、多くの保護者の頭を悩ませるのがPTAの役員決めだ。そもそもPTAは、保護者と教職員が連携して子どもたちの教育環境向上を目指すボランティア組織。しかし特命取材班には強制的な役員選考や、過剰な活動負担があるなどとして悲痛な声が寄せられている。PTAの現状とは。 「活動のために取った年休は10日以上。母親は専業主婦という、40年前のままの設定なんです」 小2の子どもがいる福岡市の高校教諭の女性(40代)は昨年、くじ引きでPTAの地域委員長になった。くじ引きがあったのは平日午前10時。仕事を休めず、委員長は無理だと委任状を出したが当日、「委員長決定」の連絡を受けた。 地域委員会は集団下校の手伝いや見守り活動などを担う。委員長となった女性の仕事はプラカード作りや、アンケートの作成と集計、参加者への連絡、調整。加えてほぼ毎月、委員会だよりなどの文書を手掛け、500世帯分を印刷し、封筒入れの作業も。文書は校長や担当教諭らの確認印が必要で電子メールでの送信は禁止。時に職場を抜け出して車で40分かかる小学校に向かう。月1回の役員会は平日午後3時からだ。 女性は言う。「旧態依然のやり方。改善すべきだと思ったけれど、1人で変える気力もなかった」』
以前大阪教育大ある助教授が、娘さんの通学する中学校のPTA会長に選ばれた時、会長は嫌やな仕事やと言われ、二度としたくないと言われました。学校教育論で、教育行政の研究の御専門家の優秀な先生ですら、本当に嫌な思いをしたと言われたのです。
子供会の役員にもなりたがらない保護者も多いです。人の世話をするどころではない御時世かも分りません。
学校には、昔とは違いもう既にパソコンや性能の良いプリンターも常備されているのですから PTAの事務の効率化を考えるべきです。
以前は、PTAの役員になると自分の子供を先生方が、目をかけてくれるので進学に有利と考えた保護者やPTAの役員になりたがるかもいやさんも居ました。
これからは、PTAを廃止する所が増えると思います。