東芝製3号機核爆発は常識<本澤二郎の「日本の風景」(3981)
<永久に嘘を突くことは出来ない、長続きもしない!>より、転載させて頂きました。
10年前の東電福島の3号機爆発によるキノコ雲を見て、誰もが政府東電の水素爆発発表が嘘だと気づいた。国際的な核専門家は、核爆発と断定した。日本の勇気ある専門家も当然、核爆発と分析、認識している。
それでも、新聞テレビは水素爆発説を、今もNHKはじめほとんどのメディアが、政府や東電の大嘘を踏襲して恥じない。しかし、事態は動いている。科学的な事象を嘘で固めることは、不可能である。その一角が日本テレビによって突き崩された。
東芝に息子の命を奪われた筆者は、問題の核爆発3号機が東芝製であることを突き止めた。新聞テレビは、この当たり前すぎる事実さえも隠ぺいしているのである。息子が教えてくれた真実に対して、依然として東芝も政府東電も沈黙している。
東芝の社会的道義的責任は、到底許されるものではない。先月末、東芝は財閥の総意を利用して、一部上場に復帰したと報じられたが、日本テレビはあたかも、東芝の毒矢の先端をへし折った格好である。
<財閥の力で一部上場復帰した東芝の信頼回復は困難>
核爆発による中性子の放射能調査をしていない。中性子の威力は強力である。人間など生き物を100%直撃する。広島・長崎の再現である。多発する白血病との因果関係はあるはずである。科学者はみな沈黙している。こんなことが許されていいのか。
科学立国・日本が鳴いているだろう。
MOX燃料使用による、プルトニウム大量拡散調査をしているだろうか。いま想像を絶するトリチウム汚染水の海洋投棄に、関係者の注目が集まっているが、MOX燃料を使用した東芝原発に目を向けるべきだろう。
核兵器の材料となるプルトニウムの飛散・拡散状態調査をしていない!使用済み核燃料から取り出し、加工したMOX燃料による核爆発の恐怖が気になって仕方ない。これの処理は?不可能ではないのか。
勇気ある科学者は、声を上げるべきだろう。こうした致命的惨状を撒き散らした東芝の、社会的道義的責任は、たとえ政府経産省の防護服を着ていても、果たさなければならない。これらを隠ぺい放置する東芝を、消費者や株主に信頼が回復するのであろうか。
<ナベツネ・電通支配の日本テレビが水素爆発の嘘を暴いた!>
改めて特筆すべきは、3号機核爆発報道をした日本テレビについて、言論界は注目している。ご存知、日本テレビは悪役フィクサーで知られるナベツネの読売グループ企業である。
中曾根康弘の国家主義を礼賛支持してきた、ナベツネの読売グループで知られたテレビ会社である。電通とも連携して、日本の言論界を右翼化してきた元凶の一角を占めてきたテレビ会社だった。
そこが東芝製3号機の嘘を暴いた背景にも、関心が集まっている。中曽根が消え、ナベツネの拠り所が姿を消した。高齢化したフィクサーの政治力沈下を印象付けている。
<日本新聞協会・日本記者クラブも覚醒するか注目!>
読売が極端に右傾化した時のころを記憶している。中曽根内閣が誕生するや、読売は中曽根新聞に変質した。その場面で、新聞記者の多くが資料とした読売新聞の切り抜きを止めた。それ以前には、産経も、である。
他方、電通と連携する読売は、広告で朝日を抜いていく。部数でも。日本新聞協会も日本記者クラブも、ナベツネ体制化してしまった。
ナベツネを男にした張本人・宇都宮徳馬が「ツネは忘恩の徒である」と何度も筆者の前でうめいた。
確実に、言論界はナベツネ後で動き始めている。日本テレビの東芝原発の核爆発報道は、その号砲ではないだろうか。
<人間の命に向き合えない守銭奴経営陣・東芝車谷体制の厳しい前途>
わが運命なのか?息子の命を奪いながら、反省も謝罪もしない東芝の車谷体制は、財閥守銭奴の極め付きと断罪できるだろう。
311以後、たくさんの労働者を福島の現場に派遣して、放射能除染作業などに当たらせていた。その中には、外国人労働者もいたはずだ。被曝して泣いている人たちの命に、東芝は向き合っているだろうか?
本来は、そうした人たちの命を守るべき東芝病院を、そそくさと売却したが、最近の報道などでは、買った側が金を支払っていないことが判明している。
東芝の汚名を着たままの旧東芝病院も、息子に呪われているのであろうか?三井傘下の東芝の前途は、真っ先に命に向き合えるかどうかにかかっていると思う。社会的道義的責任を果たすことなくして、東芝の再生は困難であると、繰り返し弾劾したい。
過ちは改めるに憚るなかれ、である。政府も財閥も、人道に背いて再生はしない!
2021年1月31日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
「福島第一原発事故分析“黒い煙”の正体は…」
(日テレNEWS24 2021/1/27)
https://www.news24.jp/articles/2021/01/27/07810986.html
福島第一原発の事故からまもなく10年。
原子力規制委員会は27日、日本テレビが最新の技術で解析した映像などをもとに、新たな事故分析の報告書案をまとめました。焦点の1つは、未解明な点が多い3号機の爆発。映像から明らかになった「黒い煙」の正体とは。
※詳しくは動画をご覧ください(1月27日放送『news every.』より)。
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水素爆発だけでは説明できないので、「格納容器内のケーブル被覆部から発生したガスが推進力を持って上昇し、がれきを空高く運んだのではないか」
と苦しい説明をしていますが、ガスが固まって上昇するわけもありません。
それに危険ガスが発生するような材料をケーブル被覆に使うことはありえまえせん。キノコ雲は急激に燃料が燃えて一瞬で高温にならなければ発生しません。使用済み燃料プール内で即発臨界爆発があったと考えるべきでしょう。
(関連情報)「3号機の爆発原因を再検証 最も単純で真実に近い説明をしよう」 (拙稿 2017/2/8)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/464.html
「これが3号機燃料プールから飛び出した燃料棒 事故1週間後の陸自ヘリが撮影」(拙稿 2015/12/19)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/518.html
「火を吹いた3号機格納容器」 (拙稿 2013/11/18)
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/744.html
「福一3号機を大爆発させたプルサーマル・MOX燃料の恐怖 懲りずにプルサーマル続行中 目的は核武装だ」 (拙稿 2020/1/21)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/441.html
東京電力福島第1原発で発生し続けている汚染水について、政府・東電は28日、2020年の1日当たりの発生量が140立方メートルだったと発表した。一般的なドラム缶700個分に相当する。東電は20年内に1日当たり150立方メートル程度に抑えることを目指し、対策を推進。目標は達成したものの、原発事故から10年近くがたってもゼロになるめどは立っていない。 (毎日)
/海外メディアは何処でも3号機が核爆発~~との報道で一色だった。
4個全部の廃炉は、4000年後でね。