吉村知事「大阪も発令すべき」…緊急事態宣言 8日も「過去最多」の感染者に
大阪府の吉村洋文知事が7日、大阪府庁で会見。1都3県で出される緊急事態宣言について、「首都圏は確実に感染が急拡大しており、適正な判断。大阪府も発令すべき」と考えを示。
吉村知事は6日に過去最多の560人を記録した大阪の新型コロナウイルス新規陽性者数が、この日についても「(2日連続で)過去最多になると報告を受けてる」と明かし、「状況を考えても感染拡大の明らかな兆しが見えている。状況を考えても感染拡大の明らかな兆しが見えている。先手の対応を打つべき。大阪府の緊急事態宣言の発令の要請をすべきではないか。明日(8日)の(対策)本部会議で最終的な判断をしたい」と発令に前向きな姿勢を見せた。
現在の陽性者の急増はクリスマスを受けた若者の感染者で「一過性」という意見もあるとした吉村知事だが、「僕自身、そう思ってない。リスク管理上、問題ある」と否定的。首都圏と大阪圏はこれまでも似た傾向にあるとし、押さえてきた感染が急拡大する可能性が高いとした。
また、京都府知事、兵庫県知事にも吉村知事の意向は伝えているといい、京都・兵庫も8日に会議して方向性を定めるとした。吉村知事は「(京阪神で)協議はしている。その上で大阪単独になるのか、(京都・兵庫を加えた)3者になるのか分からないが、早ければ土曜日(9日)に西村(経済再生)大臣に申請するということになる」とした。