教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

救急車が選手村に入って行った 特別扱いの早さで受入れ病院が決まった

2021年07月28日 18時21分38秒 | デジタル・インターネット

救急車が選手村に入って行った 特別扱いの早さで受入れ病院が決まった
https://tanakaryusaku.jp/2021/07/00025450
2021年7月27日 22:31 田中龍作ジャーナル


患者をストレッチャーに乗せる救急隊員。=27日19時43分、選手村の中 撮影:田中龍作=

 きょう27日19時37分頃、晴海の選手村に向けて東京消防庁の救急車が悲鳴のようなサイレン音を響かせながら走って行った。

 選手村に到着した救急隊員は患者をストレッチャーに乗せ、救急車に積み込んだ。

 患者はコロナなのか熱中症なのか。はたまた食中毒なのか。病名は分からない。

 


受け入れ先の病院が決まり、救急車が走り出すまで、わずか11分。

 首都圏では受け入れ先が決まらずに救急車が30分以上も、1時間以上も、立ち往生するのはザラである。病床がひっ迫しているからだ。

 都内の総合病院で発熱外来に勤務する医師は「入院は椅子取りゲームのようになっているのに、オリンピック関係者だと早いのかしらん」と首を傾げた。特別扱いということだろう。


選手村に急行する東京消防庁の救急車。=27日19時37分、選手村付近 撮影:田中龍作=

 27日、東京都は2,848人の新規感染者を確認した。1日あたり過去最多。感染爆発である。

 普通の都民だと入院は難しい状況だ。この先、五輪関係者でも入院は難しくなる可能性が高い。

 菅さん、それでもオリンピックを続けますか?

 ~終わり~

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新型コロナ 東京都で新たに3177人の感染確認 初の3000人超

2021年07月28日 18時10分48秒 | デジタル・インターネット

新型コロナ 東京都で新たに3177人の感染確認 初の3000人超

FNNプライムオンライン2021年07月28日16時46分

 

東京都できょう新たに3177人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。

1日の感染者数としては、きのうに続き過去最多を更新し、初めて3000人を超えました。

都内で新たに感染が確認されたのは過去最多の3177人で、これまで最も多かったきのうの2848人を大きく上回り、初めて3000人を超えました。
年代別では、10代以下が388人、20代が1078人、30代が680人、40代が485人、50代が374人、65歳以上が95人などとなっています。
また、重症者はきのう(82人)から2人減って80人、新たに死亡が確認されたのは6人でした。

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東京都のコロナ新規感染最多 政府の対策手詰まり

2021年07月28日 14時48分53秒 | ニュース

東京都のコロナ新規感染最多 政府の対策手詰まり

産経新聞2021年07月27日21時27分

 

東京都の27日の新型コロナウイルス新規感染者数が過去最多の2848人となった。政府が東京都に12日から緊急事態宣言を発令して2週間以上が経過したが、感染力が強いインド型変異株(デルタ株)の蔓延(まんえん)もあり、効果が表れる兆しはない。対策は手詰まりに陥っており、ワクチン効果と、危機感を背景にした国民の行動変容に期待するしかない状況だ。

「国民の皆さんにおかれては、不要不急の外出は避け、五輪はテレビなどで観戦してほしい」

菅義偉首相は27日、記者団にこう語り、外出自粛を重ねて呼びかけた。「おかげさまで人流は減少している」とも述べたが、感染減という効果にはつながっていない。

対策の柱である飲食店の酒類制限も行き詰まりが明瞭だ。田村憲久厚生労働相は27日、記者団に「要請に応じずアルコールを出している店が散見される」として改めて協力を求めたが、金融機関や酒販事業者を通じた「働きかけ」方針が猛反発で撤回に追い込まれた一件もあり、協力は得られにくくなっている。政府関係者からは「もう打つ手がない」との声も漏れる。

宣言に準じた蔓延防止等重点措置を適用中の首都圏3県でも感染拡大が続いており、病床使用率の指標は最も深刻な「ステージ4」に迫る。政府は宣言への移行を含め対応を迫られているが、「重症者は減っている」(政権幹部)と否定的な見方もなお強い。

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五輪中止で命守れ!<本澤二郎の「日本の風景」(4158)

2021年07月28日 13時22分33秒 | 国際・政治

五輪中止で命守れ!<本澤二郎の「日本の風景」(4158)

五輪中止で命守れ!<本澤二郎の「日本の風景」(4158)

<フクシマの怨念か、前代未聞!アスリートの選手村が集団感染の巣!>より、転載させて頂ました。

 予想されたようにコロナ感染が大流行の日本・東京!国内の五輪警備陣だけでも大変な数だ。ボランティア活動の人たち、スポンサー企業からの派遣社員、JOC大会関係者をあわせると、膨大な人数が「日本人の命よりも東京五輪が大事だ」と叫び、そこにまた内外の五輪選手団と関係者が山のような隊列で、東京の一角に集中している。狂気の地獄絵さながらであろう。

 

 コロナ大流行の環境が、完璧に整備されてしまった。こんな愚かなお遊びに4兆円を吐き出す愚かな国と政府の存在に、人類は驚愕すると同時に、笑いこけている。世界の珍事だ。過去の歴史を振り返ってみても、人々が食うや食わずの生活環境下、それでも国民の命を投げ出して、IOCJOCのごく一部の利権屋に、財政ひっ迫の中、これを強行する!信じがたい暴挙、愚挙であろう。日本壊滅か!

 

 自民党本部と公明党本部創価学会の狂気に、霞が関の頭脳までが服従している今回の東京五輪は、正に21世紀のこれ見よがしの珍事に相違ない。知らなかったが、深夜の開会式に子供を動員したり、歩けない老人まで世界の人々の目にさらしていたのだから、もうケチのつけようもない狂気五輪か。

 

 昨日の東京コロナ感染者数は、記録的数字を内外に発信した。政治は結果責任である。安倍と菅と小池らを豚箱に入れて、それで国民が納得するであろうか?

 

<万死に値する菅義偉と小池百合子の大馬鹿コンビ>

 東京五輪中止宣言をするであろうと、小池に一時期期待をかけたが、このバカ女に期待するほうが間違いだった。今は国民がそう認識している。昨日の場面でも、菅は「中止はしない」とロボットに変身したかのように続行を宣言した。

 

 いるのかどうか不明だが、日本の将来を考える関係機関の長老らが密かに協議して、IOCJOCと日本政府に対して、五輪中止を求める場面である。その前に国権の最高機関の議長が行動する時である。

 

 当たり前の行動が、国民の代表である政治屋からもない。第四の権力は、既に崩壊して、機能不全に陥っている。IOCのバッハは「まだまだ日本人の命は少なすぎる」とでもいうのであろうか。

 

<科学的判断でアメリカ選手団はいち早く選手村から逃走>

 五輪競技を見たことがないので多少の正確さを欠いているだろうが、東京五輪のメッカともいえる選手村から、アメリカの選手団が揃って逃げ出した。原因は大量のコロナ感染のメッカという、科学的判断に基づいたものであろう。バイデンの精いっぱいの抵抗かもしれない?

 

 選手村の村長は、森喜朗の仲間だ。名前は知らないが、五輪組織委員会の会長になろうとした、森レベルの野心家だった。会長失格の時点では、悠々自適の村長暮らしを自ら披歴していた屑野郎だ。

 だいたいスポーツで生きてきた人間の資質は、IOCのバッハを見れば一目瞭然である。人間の命など関心が薄い。橋本がそうだし、柔道の山下も、同じようなレベルの屑である。

 

 彼らがまともであれば、体を張って五輪を阻止しなければならなかった。あるいは、フクシマの東電原発の見える「福島エートス」地区で五輪大会をして、10年後も、そのままのフクシマを見てもらう。理由は、地球と人類を破滅に追い込んでいる原発の恐怖を膚で感じてもらい、各国の原発全廃運動へと発展させるために。それなら地球と人類を救うためなので、4兆円負担は高くない。

 

 200万福島県民に覚醒を求めたい。猛省しても始まらないが、原発建設を受け入れた当時の県民と札びらに屈した地方議員、今は多少の札びらで放射能地帯での生活をよしとする県民、共にカネで支配される悲しくも情けない政治経済構造に変化がない。人々の命は、低線量内部被ばくで、今もこれからも子々孫々泣いていく。それでもいいのか、と問いかけたい。酷か?

 

 コロナは日本の原子力ムラと世界の原子力ロビーに向かって、怒りの抗議をしている!間違いだろうか。日本人は、ここはしっかりと思考を深めて、原発派の野望を理解する必要がある。

 

 200万福島県民を低線量内部被ばくにさらし続けることは、日本人すべてが殺人鬼であることを証明している。関係者は恥を知るべきである。今のフクシマを改めて科学的に検証、そのための費用負担でなければ国民は納得しない。

 五輪で浮かれて場面ではない。放射能汚染隠しの五輪は、即止めなければならない。

 

 

<「東電原発フクシマ隠し」の安倍・森ら原発派五輪をコロナが許さない!>

 ただでさえも、東電原発フクシマ隠しの東京五輪に浮かれる国民は、ごく僅かなはずである。愚かな国民に対して、新型コロナの襲来で人々が次々と倒れている。 

 医療崩壊が近づいている。小池どうするか?政治責任は重い。

 

 安倍が姿を隠した。山梨の別荘でゴルフ三昧かもしれない。国民の怒りの前に林検察も、甘い対応はとれなくなっている。タイミングを狙っているのかもしれない。国民は林検察の動向に監視の目を向けている。

 

 安倍・桜事件を、珍しく「東京新聞が取り上げた」といって、市民運動家がコピーを送ってきた。悪党の限りを尽くしたジャパンライフの山口のことを報じていた。別の市民運動家は「五輪は安倍逮捕を封じ込めるためだ」と怒り狂っている。多くの国民は、林検察が韓国の検察レベルにならないものか、とやきもきしている。

 

 フクシマ隠しを書かない第四権力、安倍犯罪をしっかりと追及しない新聞テレビ、原発派に屈するだけの新聞、ナベツネ読売・原発新聞に追随する朝日新聞、これらの真実に対して主権者は、怒りを爆発させるだろう。地底のマグマは煮えたぎっている。

 

 真っ先に命を守るために五輪中止だ!

2021年7月28日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

(毎日)東京都が27日、新型コロナウイルスの新規感染者が2848人確認されたと発表した。これまでで最多だった17日の2520人を上回り、過去最多となった。緊急事態宣言の発令から2週間を過ぎても、感染拡大に歯止めが掛からない状況だ。【古関俊樹】

(毎日)東京都の新型コロナウイルス新規感染者が2848人で過去最多となったことについて、菅義偉首相は27日、首相官邸で開いた関係閣僚会合後、記者団に「30代以下が約7割を占めている。40代、50代の中で入院が増え、デルタ株の割合も急速に増加している。まずは4連休含め現状分析をしていく。さらに各自治体と連携しながら強い警戒感を持って感染防止にあたっていく」と述べた。

(朝日)五輪のメダルラッシュにわく東京都で27日、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多の2848人となった。4度目の緊急事態宣言から2週間。収まらない感染拡大を、街の人々はどう受け止めるのか。

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江田五月・元参院議長が死去 社民連代表、法相歴任

2021年07月28日 13時17分07秒 | 国際・政治

江田五月・元参院議長が死去 社民連代表、法相歴任

江田五月・元参院議長が死去 社民連代表、法相歴任

死去した江田五月氏

(共同通信)

 参院議長や民主党政権の法相を歴任した江田五月氏が28日午前、死去した。関係者が明らかにした。80歳。岡山市出身。

 旧社会党書記長だった故江田三郎氏の長男。東大在学中、司法試験に合格し、卒業後に裁判官として東京地裁などで勤務。77年、三郎氏の死去に伴い参院選全国区に立候補し、初当選した。

 83年から衆院議員を4期務め、85年から94年まで社会民主連合代表。93年の細川連立政権樹立に加わり、科学技術庁長官として入閣した。

 民主党が参院第1党に躍進した07年参院選を受け、同党初の参院議長に就き、約3年間務めた。11年1月には菅直人内閣の法相に就任した。

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「1泊250万円のホテルで大豪遊」日本をしゃぶり尽くしたバッハ会長が次に狙うもの

2021年07月28日 11時39分28秒 | デジタル・インターネット

「1泊250万円のホテルで大豪遊」日本をしゃぶり尽くしたバッハ会長が次に狙うもの

プレジデントオンライン

 

「1泊250万円のホテルで大豪遊」日本をしゃぶり尽くしたバッハ会長が次に狙うもの
2020年夏季五輪東京大会の開会式でスピーチする国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長=7月23日、東京都のオリンピックスタジアム - 写真=PA Images/時事通信フォト

■バッハの、バッハによる、バッハのための東京五輪

 バッハの、バッハによる、バッハのための東京五輪が始まった。

【この記事の画像を見る】
 開催国の国民の多くが開催を望んでいない五輪は史上初であろう。

 朝日新聞の「朝日川柳」に載った一句が、今回の東京五輪の本質を的確に表している。

 「バッハ言う国破れても五輪あり」

 世界205カ国と地域から1万人の選手・関係者が集まり、五輪後に「五輪株」とでもいうような感染力の強い変異株が生まれ、日本人が苦しんでも、トーマス・バッハIOC会長(67)らIOCの幹部たちは、「知ったことではない」というのであろう。

 フランスのル・モンド紙東京特派員は「日本はIOCの囚人になっている」(朝日新聞7月24日付)と報じた。

 アメリカのワシントン・ポストで、これまで多くの五輪を取材してきたマイク・ワイズが、「現代スポーツ史上、最も厚顔で、人類より傲慢さを重視した、お金目当ての大会」と批判し、「金銭欲の金メダルはIOC、銀メダルはNBCユニバーサル、銅メダルは日本の大会組織関係者」だと揶揄していると朝日新聞(同)が伝えている。

■お抱え料理人を帯同させ、「1泊250万円」に宿泊

 金儲(もう)け五輪で銅メダルを授与された組織関係者だが、実態は「IOC貴族」たちにしゃぶり尽くされているようだ。週刊現代(7/24日号)でノンフィクション・ライターの森功がこうリポートしている。

 バッハが宿泊しているのは虎ノ門にある「The Okura Tokyo」の1泊250万円のインペリアルスイートルームだそうだ。

 だが、バッハが払うのはIOCの規定で、最大で1泊4万4000円までだから、その差額を日本側が払わなければならない。

 泊まるだけではなくバッハは、室内の調度品もすべてIOC御用達に替え、料理人も外国から連れてきているというのである。オークラ側は、客のプライバシーに関わるとして答えてはいないが。

 組織委によれば、今年の3月時点の東京五輪の経費は1兆6440億円になり、その中でIOC幹部たちの「おもてなし」代を含めた大会運営費が7310億円にもなるという。このままいけば経費は3兆円を超えるのではないかといわれるが、そのツケは必ず国民に回ってくる。

 サンデー毎日(8月1日号)で元長野県知事の田中康夫がこう話している。

 「長野県知事に当選の2000年は、1998年の冬季長野五輪の宴の後。五輪招致の帳簿は焼いたと居直っていた長野県は財政再建団体転落寸前だった」

 公文書管理に消極的な安倍晋三や菅義偉は、東京五輪の過剰接待や使途不明金を知られるのが嫌で、同じことをするかもしれない。

■まさに“呪われた”としかいいようがない惨状

 そんな国民の不安を象徴するように開会当日は雲の多い日だった。そのため航空自衛隊のブルーインパルスが空に描こうとした五輪マークは雲と重なってはっきり見えなかった。

 1964年の東京五輪開会日は快晴で、空にくっきり五輪のマークが浮かんでいたことを思い出した。

 夜8時から始まった開会式も、前回とは比べものにならない薄っぺらなものに見えたのも、直前まで不祥事が続出したためであろう。

 開会式の演出を指揮する元電通マン・佐々木宏が、タレントの渡辺直美を侮辱する演出プランを出していたことが発覚して辞任。

 開会式直前に、式の作曲を担当していた小山田圭吾の「障害者イジメ」が明るみに出て辞任に追い込まれた。さらにショーディレクターを務める元お笑い芸人・小林賢太郎の「ユダヤ人差別発言」が報じられ解任と、まさに“呪われた”としかいいようがない惨状で、組織委の中からも「開会式は中止すべきだ」という声が上がったのである。

 開会式中継に抜擢されたNHKの和久田麻由子の声も心なしか沈んで聞こえた。

■経済団体トップもスポンサー陣も出席しなかった

 唯一といってもいいのではないか。オールド野球ファンを歓喜させたのは、長嶋茂雄(85)が王貞治、松井秀喜と聖火ランナーとして現れたときだった。

 長嶋もこの日を楽しみに、昨年秋から過酷なリハビリに取り組んでいたそうだ。足取りはおぼつかないが、左手でトーチを掲げる立姿は現役時代を彷彿とさせるほどカッコよかった。

 亡くなった長嶋の妻は、前回の東京五輪のコンパニオンで美しい人だった。巨人軍の9連覇は翌年から始まった。

 開会式の前日、天皇はバッハらIOC関係者19人と面会した。だが事前に報じられていた通り、開会宣言に「祝う」という言葉はなく、「記念する」に変更された。

 各国首脳の数はリオ五輪の半分。経団連、経済同友会、日本商工会議所の経済3団体のトップ全員も出席を見合わせた。

 最高位のスポンサーも、トヨタ自動車、パナソニック、味の素、P&G、NTT、NEC、富士通、TOTO、日本郵政、JR東日本が、社長ら経営幹部たちは出席せず、トヨタは国内のテレビCMまで放送しないことにした。

 全米に放映権を持つNBCが7月24日に明らかにしたところ、開会式のアメリカの視聴者は約1670万人だったという。これは1988年のソウル五輪を下回り、過去33年で最低だったそうである。

■「試合を夕方に」と選手が訴えるほどの暑さ

 何とも哀愁漂う寂しい船出となった東京五輪だが、元々は安倍晋三首相(当時)らの「嘘」で招致にこぎつけたことが、今回の五輪の不幸の始まりだった。安倍首相は2013年9月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたIOC総会でこう演説した。

 「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません」

 汚染水はいまだに統御されておらず、「アウト・オブ・コントロール(制御不能)」であるこというまでもない。

 さらに東京都は、夏に開催することについて、「この時期の天候は晴れることが多く、温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスできる理想的な気候」と抜かしたのだ。

 酷暑に多湿。早速、テニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)らが、「暑すぎる、試合時間を夕方に変更してくれ」といい出しているが、当然のことである。

 いっそのこと室内競技以外、すべての競技を夕方から深夜にしたらどうか。無観客だから選手たちが同意すればできるはずだ。放映権を持っているNBCに気兼ねして、熱中症で倒れる選手が続出したらどう責任を取るのか。

 復興五輪も消え、コロナに打ち勝つこともできず、無観客で外国からの観光客もゼロでは、「お・も・て・ナシ」である。

■“ぼったくり”で儲けたバッハ会長の「野心」

 日本人の多くが、東京五輪開催がコロナ感染拡大につながらないか不安でいる中、菅首相だけは開催にこぎつけたことをよろこんでいるようそだが、不吉なデータがあると毎日新聞(7月24日付)が報じている。

 前回の東京五輪のときの首相は池田勇人だったが、開会式1カ月前にがんのため入院療養させられた。開会式には入院先の許可を取って出席するが、翌日辞任を表明。翌年死去。

 1972年の札幌五輪のときは佐藤栄作首相だったが、3カ月後に沖縄返還を実現して6月に退陣を発表した。

 1998年の長野五輪は橋本龍太郎首相。五輪は日本の景気回復に役立つと期待したが、大会の5カ月後の参院選で自民党が大敗して、引責辞任に追い込まれた。

 そして極めつけは、東京五輪が開催されるはずだった昨年、安倍首相が持病の悪化を理由に辞任したのである。

 菅首相の場合は橋本ケースに当てはまるかもしれない。

 一将功成りて万骨枯るの図である。東京五輪を開催すれば成功不成功に関わらず、日本やNBCから“ぼったくり”できると高笑いしているのはバッハIOC会長だけであることは間違いない。

 だが、功成りカネを儲けたバッハIOC会長には、もう一つの「野心」があると週刊文春(7月29日号)が報じている。

■広島で平和を祈念したという“実績”が欲しかった

 週刊文春によれば、バッハの任期は2025年までだが、その彼が最後に狙っているのは「ノーベル平和賞」だというのだ。

 元西ドイツのフェンシング金メダリストとはいえ、クーベルタンの五輪精神を蔑ろにし、莫大なカネのかかるバカ騒ぎの祭典にしただけの男になぜ、という疑問は当然だろう。

 その切り札としてバッハがやろうとしているのが、北朝鮮へ行って金正恩朝鮮労働党総書記と会い、拉致問題を解決する“仰天”プランだというのである。

 そのためには、何としてでも原爆被災地・広島を訪れ、被爆者と面会する必要があったのだろう。7月16日、地元民が反対する中、平和記念公園へ行き、被爆者の梶矢文昭と短い対面をして、すぐに帰京してしまった。

 「バッハ氏にとっては、広島を訪問し、平和を祈念したという“実績”が何より大事だったのでしょう」(組織委最高幹部)

 利用できるものは何でも利用するが、用済みになれば非情に切り捨てる。それがバッハ流処世術のようだ。

 IOCの会長選を“鳥人”といわれたウクライナの棒高跳びの英雄、セルゲイ・ブブカと争ったとき、セネガル人のラミン・ディアク(世界陸連前会長)に協力してくれと頼み込み、票をまとめてもらって当選した。

■「北朝鮮に行きたい」と安倍前首相に要望

 だが、ディアクに東京五輪招致で日本側から賄賂をもらっていた疑惑が出て、フランス当局の捜査対象になると、「バッハ氏はIOC会長として捜査当局に陳情すらしなかった」(IOC関係者)。

 バッハが金正恩と会談したのは2018年3月だったという。その1カ月前の平昌冬季五輪で、韓国と北朝鮮の女子アイスホッケー合同チームができて話題になった。

 バッハと会った金正恩は、「凍り付いた北南関係が五輪を契機に氷解したのは、IOCの功労だ」と述べたそうである。

 その後も、森喜朗や安倍晋三に取り入り、2019年のG20大阪サミットに招かれたときには、「スピーチで北朝鮮に触れたい」といい出して森に止められた。安倍には、「北朝鮮に行きたい。拉致被害者の救出に協力したい」と申し出て、安倍から「こちらのルートでやります」と断られている。

 しかし、この男のことだから、機を見て北朝鮮に入り、平壌での冬季五輪開催をエサに、金正恩と拉致問題を話し合うということをやりかねない。

 IOCが資金面をバックアップして平壌冬季五輪を開催させるが、その前に拉致被害者たちを日本へ返せ。万が一、それが実現できればノーベル平和賞も夢ではないかもしれない。

■「五輪の終焉」を見据えてしゃぶり尽くすつもりか

 私は、バッハの行動の背景には、遠からず来るであろう「五輪の終焉」を見据えているような気がしている。五輪カードが利用できる間に徹底的にしゃぶり尽くすということだ。

 2024年のパリと、2028年のロサンゼルス、2032年のブリスベンは決まったが、開催国に名乗りを上げる国は年々少なくなっている。2004年の五輪開催には11都市が立候補したが、2024年はわずか2都市だった。

 肥大化しすぎて、開催国には多額のコストがかかるのに経済効果には疑問符が付く。そのため、都市が手を上げようとしても、住民たちの反対で辞退に追い込まれるケースが相次いでいるのだ。

 招致にこぎつけても、開催後には莫大な負債が残り、国民は長い年月を「借金」で苦しめられることになる。

 儲かるのはIOCやアメリカの大メディアNBCだけである。オランダのように五輪招致はしないという国や都市が増えてくるはずだ。

 特に今回の東京五輪は、コロナ対策に加えて無観客、観光客ゼロだから、恐ろしいほどの赤字が出ることは小学生でも分かる。

 日本のケースを反面教師として、これから五輪を招致しようと考えている国々が検討すれば、到底間尺に合わないからやめようとなるはずだ。

■「なんとかわいそうなオリンピックだろう」

 作家の沢木耕太郎は週刊文春(5/20日号)に寄稿した「悲しき五輪」の中でこのようにいっている。

 沢木はこの時点で、予定通り東京五輪が開催されても、紀元前8世紀に始まった古代オリンピックが関係者による不正や買収が横行して消滅したように、19世紀に始まった近代オリンピックも、同じような理由で滅びの道を歩んでいるのではないかと見ている。

 そして、外国からの支持もなく、国内においても7割以上が開催に反対していることに、「なんとかわいそうなオリンピックだろう」と慨嘆するのである。

 バッハIOC会長はNHKのインタビューで、「(東京五輪開催は=筆者注)世界の人々の希望と結束の象徴になる」と語った。だが実際は「日本人の不安と分断を象徴する五輪」になってしまっている。

 かわいそうな東京五輪というしかない。パリ、ロサンゼルス、ブリスベンが決まっているが、五輪の終焉はそう遠くないかもしれない。(文中敬称略)
トーマス・バッハ男爵による日本国民受難の『東京オリンピック凶相曲』になりかねません。

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

 

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五輪開催中に秋の政局が決まる。菅首相のまま9月に衆議院を解散して10月総選挙、その後、自民党総裁選となる。自民党惨敗を見越して、既に菅首相は、選挙後に続投する気はなく辞任する。』

2021年07月28日 11時07分00秒 | 国際・政治

五輪開催中に秋の政局が決まる。菅首相のまま9月に衆議院を解散して10月総選挙、その後、自民党総裁選となる。自民党惨敗を見越して、既に菅首相は、選挙後に続投する気はなく辞任する。

 
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
五輪開催中に秋の政局が決まる。菅首相のまま9月に衆議院を解散して10月総選挙、その後、自民党総裁選となる。自民党惨敗を見越して、既に菅首相は、選挙後に続投する気はなく辞任する。』より、転載させて頂ました。

◆〔特別情報1〕
 これは上皇陛下の側近で、MSA資金の最終承認者である吉備太秦からの情報である。
 いま日本では、コロナ禍のなかでの五輪強硬開催以上に、深刻な状況が起きている。償還期限のきた国債の償還がまったくできていない。日本の銀行も企業も、償還が出来ていないため、お金が戻ってきていない。そのため、新たに国債を発行したとしても購入してもらえない。そのため、政府は補正予算が組めないことを意味する。コロナ感染者(陽性者)は増えているし、五輪も始まったということで、とりあえずここは、菅首相のまま9月に臨時国会を召集し、衆議院を解散して10月総選挙となる。自民党の総裁任期は9月だが、総選挙を理由に一カ月先延ばして総選挙後に総裁選をする。総裁選で自民党が勝てば、菅首相はそのまま続投となる。しかし、選挙で自民党は単独過半数割れ以上の大負けするだろう。自民党惨敗を見越して、既に菅首相は、選挙後に続投する気はなく辞任する。
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