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本澤二郎の「日本の風景」(4908)
- 2023/08/28 05:58
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本澤二郎の「日本の風景」(4908)
<トリチウム汚染水で対日融和路線から舵を切った中国>より、転載させて頂きました。
致死量1mgの猛毒トリチウムの汚染水を、海水で薄めれば安全であるわけがない。事実であれば、タンクにためておく必要などなかった。岸田や木原が飲んで証明してはどうか。正直なところ、そう言いたくなるのだが、2023年8月24日からの太平洋への放出に内外の批判が強い。特に中国・韓国・香港からの報道は手厳しい。中国政府の日本産水産物の輸入の全面禁止措置に日本政府は驚愕して反発しているが、原因は日本政府・東電あるいは日本原子力マフィアの傲慢すぎる強硬策にある。直ちに放出を中止すべきであろう。
米国の良心的な科学者は「日本のデータは不完全・不正確・不一致で一面的」と決めつけている。
中国はこれまで経済重視の立場から、日本に対して耐えて耐えて融和政策をとり続けて来たが、ついに堪忍袋の緒が切れたと分析可能である。日本の中国敵視政策に対して「もうこれまで」と対日外交の舵を大きく切ったものと見たい。麻生太郎ではないが、日本政府も国民も「覚悟」が求められようか。
岸田親書を携えて訪中目前の公明党代表の山口那津男に「来るな」とキャンセルしてきたことからも理解できるだろう。
直前の重要会議・北戴河での決定だったかもしれない?日中関係は、田中ー大平の国交正常化の1972年前か、ことによると78年前に戻ったかもしれない。14億の人口と世界第二位の経済軍事大国との対決に日本は、耐えることが出来るだろうか。出来るわけがないだろう。日本の経済は、ただでさえ中曽根バブル崩壊から40年以上も落下し続けてきた。文句なしの貧困国・超格差の沈む太陽である。これ以上、極右片肺内閣に任せていて希望など生まれない。
<清和会の安倍の対中敵視政策と岸田・木原対中包囲網で堪忍袋の緒が切れた!>
日本と中国は、72年から小渕恵三内閣までは、曲がりなりにも友好関係を継続し、両国とも恩恵を受けてきた。しかし、清和会の森喜朗という極右内閣が成立し「神の国」発言をして以来、一挙に戦前回帰の路線に急カーブを切った。
森後継の小泉純一郎は、戦争神社の靖国参拝を繰り返し強行して、アジア諸国に不安と不信を根付かせてしまった。小泉は知る人ぞ知る「鹿児島の田布施」の出身。彼は後継者に「長州の田布施」の反共右翼の安倍晋三を指名した。この場面で権力は、自民党の神道議員連盟・日本会議に移行していたことが明瞭である。戦前の国家神道・教育勅語に心酔するカルト勢力で知られる。
平和憲法を破壊することを目的としたA級戦犯の後裔らである。しかし、この事実に覚醒したジャーナリストは一人もいなかったらしい。筆者も当時は、田布施の秘事について無知だった。
安倍の内閣で中国は敵視政策の対象となった。防衛白書が裏付けている。政権は菅義偉を経て岸田文雄へと移行し、現在に至っているが、既に「宏池会の岸田」は存在しなかった。
木原に操られる政権は、ワシントンの忠犬ハチ公に徹し、反ロ軍事同盟のNATO首脳会議に参加し、軍事費を2%に倍増する超軍事大国路線を打ち出した。岸田は、安倍の敵視政策を軍事面でカバーした。そのために43兆円の巨費をぶち上げた。ここに至って中国は、就任したばかりの外交部長(外相)を更迭し、日本通の王毅を再登板させた。
外交は相互主義である。中国も本気で対日敵視政策を打ち出した?その第一弾が猛毒トリチウム汚染水垂れ流しに対する全面的な日本の水産物の輸入禁止!この後には日本商品ボイコット運動が表面化するだろう。
いまでも円激安下のゼロ金利という、アベノミクスの暴政による超物価高に国民は耐えられない。政情不安必至か!
岸田の後見人の麻生太郎は「安倍が夢にまでみた2%(超軍拡)法案が、岸田の下で1年半で成立した」と発言、訪台では「覚悟」を叫んだ。若いころからの核武装論者で知られる財閥の代理人は、すでに安倍・麻生ラインで財閥に500兆円もの内部資金を蓄財させた、ともささやかれている。
8月27日付の中国の新華社通信は、長文の記事でトリチウム汚染水の海洋放出に対して「身勝手で無責任な国家的な国際法違反」と決めつけた。政府・東電が吹聴するアルプス(多核種除去施設)が事故ばかり起こして信頼できない代物であることも、鋭く指摘していた。
中国人は78年前に起きた日本軍の恐ろしい侵略の史実を学んでいる。それがどういう結果をもたらすものか、日本会議も神社神道も忘れている。日本は侵略戦争の加害者なのだ。これから先が心配でならない。心ある日本人は、議会人・官僚・一般人に限らない。日中友好の再構築に総力を挙げるべきである。自公維体制を1日も早く葬り去るときであろう。
2023年8月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/684546?display=1
https://twitter.com/x__ok/status/1695385070868291844?s=20
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コメント 1
1.唐澤辰巳
2023年08月28日 11:18
残念ながら触れていませんが、中国がおそらく官民挙げて日本の飲食店、温泉旅館、公共施設等に抗議とは名のみの誹謗中傷を行っています。日本の水産物を輸入したくなければ勝手にすればいいのですが処理水処理とは無関係の施設に業務妨害を行い、中国語でまくしたてられても困ります。日本語で然るべき箇所に何故抗議しないのでしょうか?やはり中国はまだまだ一流国とはほど遠い大人の国ではありません。中国自らそのことを証明しました。中国の日本人学校に投石しても自ら野蛮性を披露するだけです。抗議するなら然るべき箇所に日本語で抗議しなさい。
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