本澤二郎の「日本の風景」(4886)

<ヤクザ利権・覚醒剤が氾濫する亡国の日本>より、転載させて頂きました

体育系というと、ひところ「右翼的で、思考しない猪突猛進型人間」というような形容が広く通用してきたが、もう一つが「麻薬に手を出す学生」という理解も広がっていた。他方、取り締まる側の「厚労省の麻薬取締官・麻薬Gメンが少なすぎる」との大事な指摘もあった。

社会部記者で活動してきた一部の人たちは、この方面の知識はわりと深い。凡人政治記者の方は「木更津レイプ事件」取材で、やくざ・浜名殺人犯が覚醒剤に手を出していることに気付いた。浜名の言動などから割り出すことに成功した。

その殺人犯をかばう千葉県警と木更津署のマル暴刑事とやくざの深い仲も知った。「元木更津署刑事の加藤Xは、マル暴刑事だった頃、地元やくざの若い衆を引き連れてギャンブルに手を出していた」というからすごい。「千葉県警の幹部やOB仲間で有名な話」と事情通に教えられたばかりだ。無法無天もいいとこだ。

その後に「加藤Xはやくざ代議士・ハマコーの支援で君津市議・同市議会議長に出世した。その後に娘を市議にした。娘は最近、細川なんとかという芸能人と再婚して市議をやめた。加藤Xは、JR亀山駅前に豪邸を建てた。いま細川芸能人のためにもう一軒、豪邸を建てている」というこれまたすごい話も届いてきた。 

これが千葉県。亡国の代表格と見られている。「千葉県警本部長も木更津署長も公安委員会も昼寝をしている」と悪評ふんぷんである。

 

やくざが政界に入って大暴れする日本の永田町を見てきた。そして今では、配下の秘書二人が衆院議員と参院議員。千葉県の見事な政治風土の下で「木更津レイプ殺人事件」が起きた。いま袖ヶ浦市の水源地にフクシマ放射能汚染ゴミが埋設され、地元住民の命を奪っている。

千葉県と袖ヶ浦市は、この恐ろしい事件をもみ消そうと必死だ。真相の一部を小沢一郎側近の参院行政監視委員長が目撃し、千葉県に「現状回復」を求めている。

しかし、NHKも朝日新聞も見て見ぬふりをしている。地元住民は記者会見の準備に忙しい。成り行きが注目される。「腐臭列島 房総半島の闇」(データハウス)の著者である凡人ジャーナリストの目は一段と厳しくなっている。

ハマコーの側近だった加藤X・元千葉県警マル暴刑事の利権の山にも「覚醒剤・大麻事件のすそ野が広がっている」と房総半島の住民は、睨んでいる。

先日Youtube動画で元朝日新聞社会部記者の佐藤章による木原誠二事件話の背景に「大樹総研」とか「矢島」という名前が出ていた。いつの世にも政商がはびこっている。初めて聞いたのだが、少し政治勘が戻ってきたらしい。彼の話は一番まともである。木原の「酒と女」の分析は正しい。筆者は札幌で、生涯の贅沢な海鮮料理に大満足した庶民。政治記者20年の間に一度だけ、元法相が1時間ほど案内してくれた。庶民の行く世界ではない。木原の狂いは、銀座の酒と女と「薬に手を出していないか」という疑念でもある。岸田文雄はとんでもない人間に懐柔されていた、これも運命か。

 

<芸能・スポーツ界から政官界・司法界警察民間へ浸透>

目下、日本大学アメフト部の学生の覚醒剤・麻薬事件が話題になっている。やくざは金のなる芸能界から、運動部・スポーツ界に覚醒剤を広げてきた。いまや一般家庭にも浸透している。

政界にも、警察は無論のこと、司法界にまで覚醒剤は広まってきている。財界は言うまでもない。「覚醒剤と性犯罪」は、TBS山口強姦魔事件でも話題になった。元巨人軍の清原もこの罠にはまった。二度と抜け出せないだろう。一度はまると、そこから抜け出ることは不可能だ。

肉体も精神もボロボロになる。なぜか麻薬捜査官が少ない。やくざへの配慮かもしれない。人殺しの兵士を養成するよりは、麻薬Gメンを増やすべきだ。政財官の為政者群の掃除に不可欠ではないか。

 

<アヘン戦争の日本版にならないか>

大英帝国が中国支配に悪用したアヘン戦争を想起する。帝国は宗教を利用したりして他国支配に狂奔してきたが、武器弾薬もいらない麻薬作戦で中国・満州族の清帝国を滅ぼしたイギリス。

今は日本が危ない。誰もかれもが覚醒剤に手を出す時代を食い止めないと、正に亡国・日本である。マイナ首輪の21世紀首輪作戦どころではないだろう!

2023年8月6日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

日本大学アメリカンフットボール部の寮(東京都中野区)で覚醒剤や大麻を所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は5日、アメフト部の男子部員(21)を覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反(いずれも所持)容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。

(追記)

昨日は頑張った。袖ヶ浦バス停から快速バスに乗って羽田空港へ。末っ子が小さな車で送ると言い張ったが、まだ老いてはいないと粋がって、友人の20キロの重いトランクを運んだ。

大型バスの横に荷物を積む場所があることを、以前から知っていた。おそらく誰かが手伝ってくれるものと判断していたが、いざバスの運転手に聞くと「自分で開けて積んで」という指示。

挑戦するしかない。取っ手を見つけたが、初めてのことで容量が分からない。あれこれ動かしていたら開いた。そこにトランクと重い荷物を押し込んで蓋を閉めた。出来た!

老人は大いに満足した。他人は誰も教えてくれなかったが、自分でやりぬいた。アクアラインは土曜日というのに渋滞なし。羽田第三ターミナルに無事に着いた。空港は大変な人出で混雑していた。マスクする人しない人を見ていると、経済は動き始めている。やり終えて安堵すると、同時に腹に大きな穴が開いてしまった。

自宅に戻ると、スズメバチが出迎えてくれた。新たな挑戦する日々が続く。