「日本維新の会」メッキ剥がれた…支持率3カ月連続ダウンの背景に「2つのマイナス要因」
国民もその正体に気づきはじめたということなのか。破竹の勢いでブイブイ言わせていた「日本維新の会」が失速しはじめた。支持率が続落しているのだ。
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NHKの「政党支持率調査」によると、8月の維新の支持率は4.8%だった。維新の支持率が下落するのは、これで3カ月連続である。5月「6.7%」→6月「6.2%」→7月「5.6%」→8月「4.8%」と下がりつづけている。この間、自民党の支持率は、36.5%→34.7%→34.2%→34.1%と、さほど動いていない。立憲民主党は、4.2%→4.1%→5.1%→4.7%だった。
■「第2自民党」発言と「大阪万博」の遅れが響いたか
なぜ、維新の支持率はジワジワと下がっているのか。マイナス要因となっているのが、馬場代表による「第2自民党」発言と、「大阪万博」の大幅な遅れだ。
ただでさえ維新は、「自民別動隊」と疑われているのに、馬場代表が「第1自民党と第2自民党でいいんですよ」と、自ら「第2自民党」だと認める発言をしたため失望が広がった。さらに、「大阪万博」の準備が大幅に遅れているうえ、経費が当初計画の1.5倍の1850億円にまで膨らんだため、「どこが身を削る改革なのか」と批判が維新に向かっている。
ネット上では、馬場代表への批判も目立つ。
<馬場代表の疑惑について週刊誌が最近取り上げていますが、それについてまず説明責任をすることが先決ではないでしょうか><馬場代表の疑惑が次々と持ち上がっている><先ず第二自民党という発想。あの自民党に問題山積なのに>
維新の支持率は、まだまだ下がるのか。
「維新はイメージ先行、風頼みの政党です。自分たちを大きく見せるプレゼンはうまいけど、実績がないから、話題がなくなると、あっという間に支持率は下がっていく。しかも、スキャンダルが続出している。もちろん、選挙になったら再び注目され、支持率は上がるでしょう。でも、普段から自民党の半分程度の支持率がないと選挙で躍進するのは難しい。せめて15%は必要です。人気のない馬場さんが代表のままでは、支持率は大きく伸びない可能性があります」(政界関係者)
馬場代表は「立民がいても日本は何も良くならない」と、立憲民主をバカにしていたが、支持率は0.1ポイント差まで迫られている。