◼️「幻の湖」(1982年・日本)
監督=橋本忍
主演=南條玲子 長谷川初範 隆大介 高橋恵子
春日太一氏が書いた橋本忍評伝「鬼の筆」を読んでいるのだが、橋本忍の失敗作として紹介されているのが噂に聞く「幻の湖」。高校時代に叔父からもらった湯布院映画祭のパンフにもデカデカと広告が載っていて、東宝創立50周年記念作との記載が。ところが上映が早々に打ち切られたとの黒歴史がある作品だ。
😸あぁ、琵琶湖を犬と走る女性の話ね。
😼時代劇とソープ嬢の話だね。
😻お市の方と淀君…むふふ♡
😺途中でスパイが出てくるよ。
😾女がわめく理由がわからなくて。
😹突然SFになって爆笑だよww
😿難解なんだよ(もう聞かないで)
いろんな人からこの映画の話を聞くたびに与えられる断片的なワードがまったくつながらなかった🤔。
動物がらみの感動作なの?でもエロくて時代劇でSFで難解?
…わからん😣どんな映画なんだ。
2024年9月に宅配レンタルDVDで初鑑賞。全貌を知ることになる。
…はぁー💧こんなんだったのか。
いい映画か?と問われたら笑うしかないんだけど、面白くないか?と問われたら面白い!🤣
これまで聞いていた断片的なワードが、上映時間が進むにつれて次々につながっていく。なんて変な映画だ。ジグソーパズルが出来上がっていくみたいにワクワク。これは変な快感。長尺が気にならなかった。しかしこれは予備知識ゼロで観たのではなくて、雑多な情報があったせい。これから本編を観る方々の楽しみを奪いたくないからその詳細は語らずにおくけれど、「お市でございます」と名乗る高級特殊浴場のシーンから、宇宙空間で迎えるラストまで次の展開が予想を超えてくる。
でも全編ワクワクしっぱなしだったかと言えばさにあらず。長尺の一因は延々とヒロインが走る場面が続くせいだ。一つは愛犬シロと琵琶湖を走る場面。四季折々の風景が美しく映し出される。これは「砂の器」の親子が各地を放浪するシーンを思わせる。長期ロケが可能でないと撮影できない映像だけに、並々ならぬ製作者の意気込みが感じられた。「砂の器」のあの場面がウケたから、またやっただけなんだろうけど。問題はシロを殺した仇を走って追い詰める場面だ。これが本編で二度登場し、おまけに長い。
僕はマラソン中継を見るのが苦手で、ただ走ってる姿を2時間見続けるのを楽しいとは思えなかった。だが映画「風が強く吹いている」を観て、走る映像に感情が乗るとこんなに面白いのか!と感激した。走者の気持ちを知って見るって大切だな、そのために増田明美の雑情報混じりの解説も必要なのかも…と妙な納得をしたw。されど。「幻の湖」の走る場面は、確かに感情が溢れんばかりに乗っているのだけど、ただ仇を追いかけているのではなくて、いつの間にか長距離走の勝負になっている"不思議"が加わる。スパートして追い詰めればあいつは疲れてチャンスが…と追う側。包丁持って追いかけられているんだから、誰かに助けを求めればいいのに、走って逃げ切ろうとする追われる側。何やこれ。そして橋の上で追いついた瞬間…
「勝ったわよ!シロ!」
…え、えぇ?😨
そして噂に聞いた場面。
ちゅどーん🚀
👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏
🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣
すげぇ!😱
バラバラだったピースが全部つながった!
南條玲子さん、肝の座った役者だなと思ってたけどこれを観てますますそう思えてきた。さらに様々な助演陣が登場する。風俗嬢に身を窶した女性スパイ、人のいい銀行員、音楽業界の大物、保健所の動きまで知っている室田日出男支配人、淀君の源氏名のかたせ梨乃、湖畔で笛を吹く宇宙船乗組員。スピンオフ作れそうな濃厚キャラだらけw。
橋本忍氏のそもそもの発想は、
「愛犬を殺されたら復讐するよな?するよな?オレならするな…」
から始まっているとのこと。勉強になりました。あーお腹いっぱい。
もし挑まれるのならば、なにがあっても作品を受け止めるお覚悟を。
学生時代に「砂の器」と「愛の陽炎」の二本立てを観ている。恋人に復讐するために丑の刻参りで呪い殺そうとする後者が橋本忍脚本だと最近気づいた。すごい二本立てだったんだな💧
😸あぁ、琵琶湖を犬と走る女性の話ね。
😼時代劇とソープ嬢の話だね。
😻お市の方と淀君…むふふ♡
😺途中でスパイが出てくるよ。
😾女がわめく理由がわからなくて。
😹突然SFになって爆笑だよww
😿難解なんだよ(もう聞かないで)
いろんな人からこの映画の話を聞くたびに与えられる断片的なワードがまったくつながらなかった🤔。
動物がらみの感動作なの?でもエロくて時代劇でSFで難解?
…わからん😣どんな映画なんだ。
2024年9月に宅配レンタルDVDで初鑑賞。全貌を知ることになる。
…はぁー💧こんなんだったのか。
いい映画か?と問われたら笑うしかないんだけど、面白くないか?と問われたら面白い!🤣
これまで聞いていた断片的なワードが、上映時間が進むにつれて次々につながっていく。なんて変な映画だ。ジグソーパズルが出来上がっていくみたいにワクワク。これは変な快感。長尺が気にならなかった。しかしこれは予備知識ゼロで観たのではなくて、雑多な情報があったせい。これから本編を観る方々の楽しみを奪いたくないからその詳細は語らずにおくけれど、「お市でございます」と名乗る高級特殊浴場のシーンから、宇宙空間で迎えるラストまで次の展開が予想を超えてくる。
でも全編ワクワクしっぱなしだったかと言えばさにあらず。長尺の一因は延々とヒロインが走る場面が続くせいだ。一つは愛犬シロと琵琶湖を走る場面。四季折々の風景が美しく映し出される。これは「砂の器」の親子が各地を放浪するシーンを思わせる。長期ロケが可能でないと撮影できない映像だけに、並々ならぬ製作者の意気込みが感じられた。「砂の器」のあの場面がウケたから、またやっただけなんだろうけど。問題はシロを殺した仇を走って追い詰める場面だ。これが本編で二度登場し、おまけに長い。
僕はマラソン中継を見るのが苦手で、ただ走ってる姿を2時間見続けるのを楽しいとは思えなかった。だが映画「風が強く吹いている」を観て、走る映像に感情が乗るとこんなに面白いのか!と感激した。走者の気持ちを知って見るって大切だな、そのために増田明美の雑情報混じりの解説も必要なのかも…と妙な納得をしたw。されど。「幻の湖」の走る場面は、確かに感情が溢れんばかりに乗っているのだけど、ただ仇を追いかけているのではなくて、いつの間にか長距離走の勝負になっている"不思議"が加わる。スパートして追い詰めればあいつは疲れてチャンスが…と追う側。包丁持って追いかけられているんだから、誰かに助けを求めればいいのに、走って逃げ切ろうとする追われる側。何やこれ。そして橋の上で追いついた瞬間…
「勝ったわよ!シロ!」
…え、えぇ?😨
そして噂に聞いた場面。
ちゅどーん🚀
👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏
🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣
すげぇ!😱
バラバラだったピースが全部つながった!
南條玲子さん、肝の座った役者だなと思ってたけどこれを観てますますそう思えてきた。さらに様々な助演陣が登場する。風俗嬢に身を窶した女性スパイ、人のいい銀行員、音楽業界の大物、保健所の動きまで知っている室田日出男支配人、淀君の源氏名のかたせ梨乃、湖畔で笛を吹く宇宙船乗組員。スピンオフ作れそうな濃厚キャラだらけw。
橋本忍氏のそもそもの発想は、
「愛犬を殺されたら復讐するよな?するよな?オレならするな…」
から始まっているとのこと。勉強になりました。あーお腹いっぱい。
もし挑まれるのならば、なにがあっても作品を受け止めるお覚悟を。
学生時代に「砂の器」と「愛の陽炎」の二本立てを観ている。恋人に復讐するために丑の刻参りで呪い殺そうとする後者が橋本忍脚本だと最近気づいた。すごい二本立てだったんだな💧