Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

2月のBGM

2011-02-28 | 音楽
2011年2月に通勤中やら何やらで聴いていた愛すべき音楽たち。

■君の知らない物語/Supercell
アニメ「化物語」を先日初めて見た。面白い、ハマりそう・・・またアニヲタ呼ばわりされそう・・・。でもストーリー以上に気に入ったのはエンディングのこの曲!ストレートな歌詞だけど、その分心に響く。人を好きになるってこういうことなんだね。そんな思いを呼び起こすいい曲だ。他のキャラソンたちもなかなか素敵です。
君の知らない物語

■初音ミクオーケストラ/HMOとかの中の人。(PAw Lab.)
うちのルーク・スカイウォーカー(11歳)が、YouTubeを横から見ていて言った。「ねぇ、このエヴァの曲の”はつねみく”って書いてるのは何なん?」僕は基本的な話をしてあげた。翌日から彼は初音ミクのアニソンカヴァーを聴きたがった。うーむ・・・(親が悪い)。ルーク、オレのいちばんのお気に入りはこれだぞ。
Hatsune Miku Orchestra

■cliché/大貫妙子
先日坂本龍一と大貫妙子のコンサートに行って以来、無性に大貫妙子が聴きたくなった。「色彩都市」や「ピーターラビットとわたし」、「夏色の服」そして聴く度に胸に迫る「黒のクレール」。このアルバムがやっぱりいちばん好き。
クリシェ

■Very Best Live/The Alan Parsons Project
年末からアラン・パーソンズの復習モード。あれこれアルバムを聴きなおしているのだが、選曲のよさとライブ盤という嬉しさでついつい繰り返し聴くのがこれだなぁ。あーっ、洋楽バンドやりてぇー!。
Very Best Live

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フェリスはある朝突然に

2011-02-20 | 映画(は行)

■「フェリスはある朝突然に/Ferris Bueller's Day Off」(1986年・アメリカ)

監督=ジョン・ヒューズ
主演=マシュー・ブロデリック アラン・ラック ミア・サラ ジェニファー・グレイ

 ジョン・ヒューズ監督の青春映画は他とはひと味違う。青春映画の魅力は「成長」がキーワードだと思う。主人公はいろんな試練や冒険を経てひとつ大人になっていく。多くの青春映画は2時間の上映時間の中で数ヶ月、数年が経過することが通常だ。しかし、ジョン・ヒューズ監督の青春映画は、描かれる期間がとても短い。たった一夜、たった一日が描かれるだけというものが見られる。「ブレックファスト・クラブ」はその典型。罰として出校させられて作文を書く生徒たちの一日を撮るだけだ。この「フェリスはある朝突然に」も、主人公がズル休みする一日だけを描いている。しかし、何となく一日が終わるだけではない。映画の終わりには、どこか爽やかな風が吹き、主人公は少しだけ昨日までとは違う自分になっているのだ。繰り返される毎日のどの日が、自分にとって大切な一日になるのだろうか。だから一日一日は大事にしないといけないよな。それはジョン・ヒューズ映画の教訓のような気がするのだ。

 そんなことを言いながらも本作は実に不謹慎な映画だ。「フェリスのズル休み大作戦」とでも改題すれば、青少年に「ずる賢く生きよ」と説いているような映画だ。主人公フェリスの行動は、冒頭からもういけ好かない。仮病で親を欺く(妹には見透かされているのだが)。学校の出席データをオンラインで改ざん。友人に恋人の親を名乗らせて早退させてしまう。もう立派に犯罪。当時ものすごく高価だったはずのサンプリングキーボード(イミュレーター?フェアライト?)まで駆使する。リッチなヤツがリッチなことを武器にでかい面する映画。きーっ!許せん。大人たちに管理されることに対する反発は理解できるけど、80年代ってこんな内容をキャアキャア言って観ていたんだな。今改めて観ると唖然とするね。フェリスのズル休みの証拠をつかもうとする校長先生は、(住居侵入は別にして)行き過ぎた人とは思えないし、むしろ被害者だもの。あの手この手の作戦はとっても楽しい。のちに脚本を手がける「ホームアローン」に通ずるところがあるね。

 今しかできないことを楽しんでる。問題あるフェリスの行動ではあるけれど、根底にあるのはそういう精神。それは決して間違いではない。フェリスの度を超した行動に付き合わされた友人キャメロンは、親に従うばかりに生き方を見直すきっかけとなった一日になる(僕のその日の晩、彼がどうなったか気になって仕方がない)。ジェニファー・グレイ演ずるちょっとお堅い妹は、警察署で男性(何とチャーリー・シーン!)と知り合ったことからきっと変わり始めるに違いない。フェリスは・・・きっと何も変わらない。お気楽に楽しまないといけない映画なんだろうけど、今の年齢で観るとマシュー・ブロドリックの印象は決してよくないね。映画には観るべき年齢がある。

 僕がこの映画で好きだったのは、ドイツ祭りみたいなパレードで、山車に乗って Twist And Shout を歌うとこ。恋人役のミア・サラは、トム・クルーズの「レジェンド」でヒロインを演じた女優さん。「タイムコップ」で演じたヴァン・ダムの妻は綺麗だったね。クラスメートにデビュー当時のクリスティ・スワンソン。

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犯人に告ぐ

2011-02-18 | 映画(は行)

■「犯人に告ぐ」(2007年・日本)
監督=瀧本智行
主演=豊川悦司 石橋凌 小澤征悦 笹野高史

●2007年日本映画プロフェッショナル大賞 ベストテン第6位

 テレビ画面で刑事が犯人を挑発する。世間を巻き込む”劇場型”捜査を展開するという発想は、確かに刑事ものの映画やドラマにはこれまで少なかったかもしれない。でも2時間ドラマがこれだけ日々垂れ流されている現在では、いくらトヨエツ主演にしたところで映画としての面白さはどんなだろう・・・正直期待はしていなかった。

 警察内部の醜い人間関係がとにかく腹立たしくて仕方ない。そりゃぁ、どんな職場でも妬みもあるし、出世欲をもつのは当然だろう。しかし、いみじくも人々の生命と安全を第一に考えるべき立場の人間たちが、ここまで人の足をひっぱり、陥れようと画策し、相手を理解しようともせず一方的な言葉を浴びせかけ、己の欲望を貫こうとする姿はとにかく醜い。小澤征悦がどうしようもない二世警察官のボンボンをとても気味悪く演じている。足を組んで挨拶する横柄な登場シーンから、内部情報をネタに女性キャスターに迫るところ、逆光の中でニヤリと笑うラストまでとにかく徹底して嫌なヤツ。本部長を演ずる石橋凌も凄みのあるいい仕事。腹立たしく思うのは、この二人の演技あってこそだと思う。

 だが物語全体として、警察内部に力点が置かれた為か、犯人の魅力が欠けるのはもったいない。「理想の国家」だの「教育が間違ってる」などと言っておきながら、映画は犯人像やその心理に迫ることはない。犯人との駆け引きも緊迫感が伝わってこない。映画中盤までは、追い詰められるのはむしろ主人公巻島刑事だし。WOWOWが製作だったんだし、テレビ画面で観ても十分だったんじゃない?と映画の半ばで僕は思い始めた。

 しかしそのもやもやした観客のうっぷんは、巻島刑事が再びテレビカメラの前で犯人にメッセージを送る場面で一気に晴らされる。彼は、翌朝から行われるローラー作戦で犯人をあぶりだす、と宣言する。
「逃げても日本中の警察官がお前を地の果てまでも追い詰める。」
ふん、この台詞くらいなら青島刑事だって亀山刑事だって言うかもしれない。僕がそう思った次の瞬間だ。
「今夜は、震えて眠れ。」
うわーーーーーっ!背筋に電流。この台詞をビシッと決められる役者はそんなにいないよ。このために豊川悦司をキャスティングしたのか!。そうに違いない。見終わって思ったのは、この映画が狙ったのは「LAコンフィデンシャル」みたいなハードボイルドなんじゃないかということ。面白いけど、ちょっと惜しいね。

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Greatest Albums(その68) Wanna Go Home/松本孝弘

2011-02-14 | 僕のGreatest Albums
 雑食性の音楽的嗜好をもつわたくし、takの音楽的ルーツを探求する企画第68弾。これまでの目次はこちら

 ・・・というよりも本日は日本人がグラミー賞で4人も受賞するという快挙が報じられた。中でもラリー・カールトンと松本孝弘の共演作が受賞したというのは、かつてB'zに夢中になった者としては嬉しい限り(このシリーズのB'zの回はこちら)。祝・受賞。


稲葉浩志のヴォーカルももちろん魅力だが、僕は松本孝弘のギタープレイに昔から憧れをもっていた一人。え?お前キーボード弾きじゃんって?フロントに立ちたい鍵盤弾きなんだよっ!。

浜田麻里のバックバンドでギター弾いてた松本孝弘。詳しくないけど、オルタネートピッキングって言うの?弦をアップダウンで弾く短音の早弾きにおおーっと思ったもんです。一方でTM Networkのファンでもある僕。初期ツアーでのギタリストは松本孝弘だった。みんながTMのメンバーにキャアキャア言ってる中、Telephone Lineの間奏でBohemian Rhapsodyのギターソロを弾いたりする遊び心に「いいぞー」と声援を送っておりました。初期のB'zにはとにかく夢中になったもんさ。”デジタルビートにハードなギターが唸る”音楽。それはあの頃僕が理想と思ってた音楽だった(そういう意味ではFence Of Defenceも大好きだった)。

快進撃を続ける最中、リリースされた松本孝弘のソロアルバムが wanna go home だった。既にシングルでリリースされていた88 ~ Love Story(自分の披露宴のBGMに使いました)や、「ミュージックステーション」のテーマ曲#1090~Thousand Dreamsを別ヴァージョンで収録。ライブでも既に演奏していたLIFE、B'z初期の名曲Rosyの元ネタである99も大好きな曲。当時僕はB'z以上に聴いたアルバムだった。


当時営業マンだった僕は、お客さんの家に向かう車の中で気持ちを高めるためによく聴くアイテムのひとつだった。元気をくれたアルバムだった。

しかし、後にエリック・クラプトンが音楽をてがけたサントラ「ホームボーイ」を聴いたときのこと。
あれ?
これ wanna go home そのものやん!
あれでちょっと幻滅したのだが。それでも思い入れがあるアルバムであるのは変わらない。

wanna go homeはソロ2作目。最初のThousand Waveも若さと勢いがあって、なかなかのもんです。小室哲哉作のバンパイヤハンターをやってるのがちょっと嬉しい。


何はともあれ、祝・受賞。今後の活躍も期待してます。

コメント (2)
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しあわせの雨傘

2011-02-12 | 映画(さ行)

■「しあわせの雨傘/Potiche」(2010年・フランス)

監督=フランソワ・オゾン
主演=カトリーヌ・ドヌーブ ジェラール・ドパルデュー ファブリス・ルキーニ ジュディット・ゴドレーシュ

 フランソワ・オゾン監督は変幻自在の監督だ。一作ごとにスタイルを変え、ジャンルにも統一感がなく、悲劇も喜劇も、静も動も何でもござれ。「まぼろし」はフィリップ・ソーテのような静かな人間ドラマ。「8人の女たち」は女優だらけのドールハウスでヒッチコックのようなユーモアあるサスペンス。「スイミング・プール」は一転して、アンリ・ジョルジュ・クルーソーみたいなシリアスなサスペンス。「エンジェル」は英語脚本で往年のハリウッドスタイル。幅広いジャンルをこなす監督はいるけれど、オゾン監督の守備範囲はなんとも広い。この「しあわせの雨傘」はコメディ。ここまで広いジャンルをこなしている監督って、思いつくのは北野武くらいでは?。きっとオゾン監督が、僕らと同じビデオ育ち世代だからだと思うのだ。お気に入りの映画を、自分なりに消化して形にしてくる。「スイミング・プール」はオゾン版「悪魔のような女」だし、「8人の女たち」の登場人物は過去の映画スタアたちだ。映画をたくさん観ている人ほどオゾン監督作にはさらに楽しくなる要素がある。

 そんなオゾン監督の最新作は女性の生き方を描いたコメディ。タイトルにあるPoticheとは「飾り物」の意味(本編では「飾り壺」と訳されている)。社長夫人として家庭にいて、詩作を楽しめばよい。そんな生活を夫に強いられ、台所に立つことすら許されない。満足はしながらも生き方として満足できない主人公スザンヌ。そんなとき、仕事と労使交渉と秘書との浮気にに忙しい夫が突然入院することに。労使交渉を任されたスザンヌは、かつて恋仲だった市長ババン氏の協力もあって労使交渉を乗り切り、女性らしい発想と心遣いで職場の雰囲気を変えていく。自分の居場所を見つけた彼女だったが、夫の帰還と共に公私ともに騒ぎが起こり始める・・・。カトリーヌ・ドヌーブが生き生きと演技を楽しんでいるのがよくわかる。ドヌーブの出演作を観て思うのは、それぞれの年齢で代表作がちゃんとある女優だということ。過去の出演作の栄光だけで仕事をしてる人ではない。それぞれの時代に違った輝きをみせてくれる。雨傘工場の社長夫人という設定は、もちろんオゾン監督ならでわの遊び。ナイトクラブでババン氏と踊る場面はとっても素敵な場面ですな。主人公の自立を描くだけでなく、家族それぞれの思いがきちんと描かれているのも丁寧なつくり。

 ミュージカルとまではいかないまでも、音楽が主人公の心情を補足して、雰囲気を盛り上げてくれる映画でもある。台所でスザンヌがラジオに合わせて歌う「私をダンスに連れてって」は、物足りない彼女の心持ちを表現しているし、ナイトクラブでのディスコチューンは観ているこっちまで楽しくさせてくれる。そして新しい生き方を発見して「美しい人生」と歌い上げるラストまで、飽きさせることはない。スコアも70年代のフランス映画に流れていそうで、どことなく懐かしさを感じさせる。

 この映画はとっても楽しいのだけれど、ちょっと政治色が強い映画でもある。登場人物の台詞の中には、フランスの政治家の実際の発言が使われているようだし、ストライキをめぐるそれぞれの考えも政治色抜きには描けない部分だ。そこがあちらの事情を知らない日本人にとっては理解できない部分ではある。まっ、それを抜きにしても、楽しめる2時間。夢中になれることがあってこその人生。それでこそ人生は美しい。せぼん、ら、う゛ぃー♪



コメント (4)
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抱擁のかけら

2011-02-02 | 映画(は行)

■「抱擁のかけら/Los Abrazos Rotos」(2008年・スペイン)

●2009年ヨーロッパ映画賞 音楽賞
●2009年放送映画批評家協会賞 外国語映画賞

監督=ペドロ・アルモドバル
主演=ペネロペ・クルス ルイス・オマール ブランカ・ポルティージョ ホセ・ルイス・ゴメス

 ペドロ・アルモドバル監督がペネロペ・クルスを主演に迎えた4度目の作品。監督自身がペネロペの為に書いたという脚本は女優志願のヒロインが映画監督と恋をする物語で、彼女への賛美と感謝の気持ちが感じられる愛情にあふれた作品であった。元映画監督マテオは、過去の自分を封印して脚本家ハリー・ケインと名乗って仕事をしている。それはかつての大恋愛の果ての悲劇で恋人も視力も失ってしまったからである。そんな彼の元に男が訪れて一緒に脚本を書くことを提案する。その男はマテオのかつての記憶を呼び起こすことになる・・・。

 人を愛した記憶というものは瞬間の記憶が積み重ねられたもの。幸せな思い出も、悲しい出来事も、美しい断片となって僕らの記憶に刻み込まれる。「抱擁のかけら」はそんな愛の記憶が散りばめられている。そもそもこの映画はアルモドバル監督が何気なく撮った写真に写っていた人目を忍ぶ男女に着想を得たものだと聞く。二人はどういう人物なのか、二人の関係は、何故ここにいるのか・・・そしてできあがったのが「抱擁のかけら」だ。マテオが机のしまってあったのは、かつて愛したレナとの幸せな瞬間を撮った写真たち。しかしそれらは切り刻まれて、しかも彼はそれを二度と見ることはない。視力を失ったマテオが、レナとキスする映像が映し出されたテレビ画面に触れる場面に、僕は涙をこらえることができなかった。失った愛と思い出、愛しき日々の断片たたち。それを考えると「抱擁のかけら」って何ていい邦題だろう。久しぶりに当を得た見事な邦題だ。

 アルモドバルにとってのペネロペ・クルスは、きっとヒッチコックにとってのグレース・ケリー。劇中カメラテストと称してペネロペを時にオードリー・ヘップバーンのようなヘアスタイルにしたり、マリリン・モンロ-のようなウィッグをつけさせたり。シリアスな演技も、劇中劇(アルモドバル監督作の引用)でのコミカルな演技。ペネロペ・クルスの様々な魅力を引き出したている。二人が富豪エルネストから逃れた宿でロベルト・ロッセリーニ監督の映画「イタリア旅行」を観る場面が出てくる。火山の噴火で死んだ男女が映し出されてイングリッド・バーグマンが涙する場面だ。愛し合いながら死んだ男女を見て涙するレナを抱いて、マテオは黙ってセルフタイマーで写真を撮る。台詞が全くないのに、心に染みるいい場面。そして悲しみに暮れるだけで物語は終わらない。マテオが再び自分を取り戻す素敵なラストが待っている。アルモドバル映画って、どうしてこうドキドキした後にホロッと泣かせてくれるんだろう。今回も素敵な瞬間をありがとう。 



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追悼 ジョン・バリー様

2011-02-01 | 音楽
久しぶりに暖かい日を迎えた2月の初日。
大好きな音楽家がこの世を去った、という報道が届いた。

映画「007」シリーズの作曲家、J・バリー氏死去(トムソンロイター) - goo ニュース

僕の好きなジョン・バリー作品。勢いで選んだ10選。

■Wednesday's Child 「さらばベルリンの灯」(66)
西ベルリンを舞台にネオナチと戦うスパイの姿を描いたサスペンス映画。哀愁漂うジョン・バリーの主題曲は一度聴いたらきっと耳から離れない。こういう映画音楽って近頃なくなったよなぁ。主題歌を歌うのはマット・モンロー。
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■Somewhere In Time 「ある日どこかで」(80)
時空を超えた恋愛映画の大傑作(僕が選ぶ”女の子とデートで観たい映画”の筆頭)。この主題曲のメロディーは壮大で美しい。以前、旅行に行ったときにこの曲のオルゴールを手に入れた。現配偶者に渡したがキョトン?とされた・・・。
ある日どこかで 【ベスト・ライブラリー1500円:80年代特集】 [DVD]
■Born Free 「野生のエルザ」(65)
アカデミー主題歌賞を獲得した名曲。アフリカの広大な風景と一体となる美しいメロディー。主題歌を歌うのはマット・モンロー。
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■On Her Majesty's Secret Service 「女王陛下の007」(66)
007と言えば毎回主題歌が楽しみなもんだが、本作はシリーズ中でも珍しいインストロメンタルのオープニングタイトル。ルイ・アームストロングが歌う挿入歌「愛はすべてをこえて」も名曲。
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■Game Of Death 「死亡遊戯」(78)
ブルース・リーの死後製作された本作。辰吉丈一郎の入場曲でもあったメインタイトルが流れる場面はかっこよかった。挿入歌Will This Be The Song I'll Be Singing Tomorrowは、共演のコリーン・キャンプが歌っている。
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■Dances With Wolves 「ダンス・ウィズ・ウルブス」(90)
ジョン・バリーの音楽にはやはり広い風景がよく似合う。
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■The Knack 「ナック」(65)
実は本編観たことないんですよー。でも高校生の頃、FMの映画音楽番組で主題曲を聴いて、そのオシャレなサウンドがとても印象に残っている。観たいよぉ。
ナック [DVD]
■From Russia With Love 「007/ロシアより愛を込めて」(63)
やっぱりこれはは永遠の名曲。
ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
■A View To A Kill 「007/美しき獲物たち」(85)
デュランデュランとのコラボレーションとは思いもしなかったよね。ジョン・テイラーが熱烈な007ファンだったとか。
美しき獲物たち (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
■Follow Me 「フォロー・ミー」(72)
最後はこれかな。街を歩く二人を主題曲がやさしく包んでるようなそんな映画でした。
フォロー・ミー

007はデビッド・アーノルドという後継者もできたし。
ジョン、素敵な音楽をありがとう。

Themeology: Best of - O.S.T.Themeology: Best of - O.S.T.
John Barry

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