Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

6月のBGM

2008-06-30 | 音楽
2008年6月に、通勤中や何やらで聴いていた音楽たち。

①Topgun / Originai Soundtrack
言わずと知れた80年代を代表するサントラ盤。メインHPの「80's Movie Hits!」を久しぶりに更新するつもりなのだが、その為に改めて聴き直してみたのだ。あの頃どうでもよかったティナ・マリーの Lead Me On が、今聴くとよいねぇ。ディスコ通いのあの時代を恋しく思っているせいなのか。ラヴァーボーイの Heaven In Your Eyes がやっぱり好き。
トップガン

②Greatest / Duran Duran
80年代つながりでこれも。現在も活躍中のデュランデュランは、息が長いだけでなく各時代にそれを代表する曲を残していることがすごいよね。再結成のライブはテレビで見たけれど、渋くなったアンディ・テイラーがすっごくかっこよく見えた。サイモン・ル・ボンのヴォーカル、やっぱり好み。
グレイテスト(3ヶ月期間限定)

③Complete Single Collection 97-08 / the brilliant green
ここ数ヶ月聴きっぱなし。聴き入る程に歌詞の鋭さにドキッとする。再結成後2枚目のシングルである Enemy が何故かすごく好き。名曲 冷たい花 に通ずるもの悲しさがいいんだよね。「winter album」を改めて聴き直してみたい・・・とも思うが、これからのシーズンには不向きかな。
the brilliant green complete single collection’97-’08

④California Feelin' / The Beach Boys
このアルバムがリリースされた時、もちろんビーチボーイズが好きだったせいもあるけど、何よりも気に入ったのはジャケット。幼い男の子が砂浜に絵を描くこの写真に惹きつけられた。昔みたいにジャケ買いはしないけど、これはある種ジャケ買いだった。ブライアン・ウィルソン選曲だけに、後期の渋い音源が満載。その時代の曲では、Surf's Up と Sail On, Sailor が好き。でもやっぱり一番好きなのは、I Get Around なのだ。
カリフォルニア・フィーリン~ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ~選曲:ブライアン・ウィルソン

はっやいなぁ~、もう七月だよ!。
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300

2008-06-29 | 映画(さ行)

「300/300」(2007年・アメリカ)

監督=ザック・スナイダー
主演=ジェラルド・バトラー レナ・ヘディ デヴィッド・ウェンハム

 敵わないような巨大な敵に立ち向かう話、日本人は好むものだと思う。悲劇的なラストが待つとしても、そこへ至るまでの努力や自己犠牲の精神。「300」の予告を初めて観たときは、男臭くて暑苦しくて、映像以上の物語はなかろう、と思っていた。しかし、”戦う為に生まれてきた”スパルタ人のスピリットを素直にすごいと感じたし、評議会の場面など興味深いところも多々あった。教科書でむかし習った「重装歩兵」がどんな戦い方をするもので、結束力がいかに強かったかがよーくわかる。ふむふむ。

 アクション場面は、見ていて力が入るしかっこいい。でもやたらスローモーションを多用してちょっとくどい。「マトリックス」の二番煎じを見てるみたいだった。ペルシア王クセルクセスのキャラクターも、ペルシア人国家であるイランから非難こないんかいな?と思う程イカレたピアス男になってる。まっ、これもフランク・ミラーの原作があってのことなんだけど。

 タイトルがすごい。ストレートに「スパルタ」とか、「愛と哀しみのスパルタ兵」とか、いっそ「哀・戦士」(笑)とかつけそうなのに「300」。その数でペルシア軍に立ち向かった史実に原作者が感激したからつけられたタイトル。このひねりのない潔さはすごいね。

 男臭い話の中で印象的だったのは、王妃の気丈さと王への献身。ペルシアからの使いが、「何故女が口を出す?」と言った後の「男は女から生まれてくる」という台詞は心に響いた。強き男の物語は強き女の物語でもあったのだ。王妃を演じたレナ・ヘディは、この後「ターミネーター」後日談を描くテレビシリーズで、サラ・コナーを演ずるとか。強き女は美しい。

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)
ジェラルド・バトラー.レナ・ヘディー .デイビッド・ウェナム.ドミニク・ウェスト.ビンセント・リーガン, ザック・スナイダー

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それゆけ女性自衛官

2008-06-27 | その他のつぶやき
幼い頃、父親に連れられて別府の陸上自衛隊基地に何度か入ったことがあった。ある日、父は売店で、嬉しそうに迷彩柄のレインスーツを購入した。いつ着るのだろう?と子供心に疑問だったが、父はそれを着てジョギングをしていた。汗をダラダラかきながら走る。要するにサウナスーツ的に使いたかったのだろうな。さぞかし暑かったことだろう。

先日、航空自衛隊の基地を仕事で訪れた。練習機を見学したり、お仕事について話を聞いたり、食堂でたっぷりランチもしたし、なかなか楽しい一日であった。

何か面白そうなグッズはないものか、と売店に行くとレジの横に女性自衛官のフィギュアが・・・。へーっ、こんな需要があるのか・・・というか、自衛隊の売店で売っていることに自体に驚いたのだが。面白がってクローズドパッケージのそのフィギュアを1つ購入した。ひぃー600円もするんだ。写真は今回入手したもの。ふーん、なかなかよくできている。簡易セーターを着た冬服ということだ。ポーズもなかなか。日頃、この手の女の子フィギュアを買ったりする趣味はないのだが(?)、これは特殊な職業のものだけに気に入ってしまった(恥)。え?制服フェチかって?それはナイ・・・と思うのですが。
こちらを参照

「へえーっ、こんなのもあるのか。」
とネットで検索していたら、配偶者アミダラMに変な目で見られた。
アミダラM「あんた、そんな危ない人やったん!?」
アナキンtak「いやいや、そんなことないって!」
アミダラM「だって、その制服娘の人形みて、かわいいって思ったでしょ!」
・・・否定は致しません(汗)。
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Greatest Albums( その59) ある愛の詩/オリジナルサウンドトラック

2008-06-10 | 僕のGreatest Albums
節操のない音楽の趣味、と言われるわたくし、takの音楽的ルーツを検証する企画、第59弾。今回もサントラ盤からセレクト。

■「ある愛の詩」オリジナルサウンドトラック

 前回、ブラスバンド部に所属していたことが雑食性志向につながった、と書いた。もうひとつの要因は、映画にある。中学から高校にかけての時期。巷で流行ってる曲も聴いてはいたけど、日常的に聴いているのは¨映画音楽¨というジャンル。映画音楽番組をエアチェックしたカセットをよく聴いていたのだ。

 ¨映画音楽¨というくくりは、非常に曖昧。実際にはノンジャンルだ。僕が聴いていたカセットも、録りだめしているだけなので統一感は全くない。「ローハイド」「哀・戦士」「レイダース」…アニメもクラシックもジョン・ウィリアムズも同という音楽ジャンル。

ある愛の詩ある愛の詩
サントラ

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 そんな僕が、そうした映画音楽の中から初めて手にしたサントラ盤のレコードが、フランシス・レイの「ある愛の詩」。あの有名なテーマ曲は知っていたが、本編を実は観たことがなかった。このサントラは聴きこんだ。あの物悲しいテーマ曲のピアノをこの後練習するし、高校のとき音楽の授業でこの曲を演奏したこともある。モーツァルトのフルートソナタやバッハのハープシコード協奏曲も収録されている。

 フランシス・レイの作品は大好きで、あの頃はサントラを集めたいなぁ、と生意気にも思っていた。でも入手したのは「男と女」だけ(これも愛聴盤)。「パリのめぐり逢い」とか欲しいんだよなぁ。

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40歳の童貞男

2008-06-06 | 映画(や行)
The 40 Years-old Virgin 2005年・アメリカ
監督=ジャド・アパトゥ
主演=スティーブ・カレル キャスリン・キーナー ポール・ラッド

 高校時代に「グローイングアップ」とかロストバージン”性春映画”に友達とキャアキャア言ってたもんだ。だが、あれから20数年経って中年男のロストバージン映画を観るなんて・・・想像もしなかった。

 男しかわからんやろ!とツッコミ入れたくなるようなギャグの連発…。オープニングのトイレの場面(経験あるよね)やら避妊具装着がうまくいかない場面…家で深夜に観たのも忘れて声に出して笑ってしまった。職場の同僚が生々しい話をする場面は、純情な僕にはよくわかんないでぇーす(カマトト)。それにしても、男を動かす(行動させる)原動力は、やはり性なのだ…。

 お上品な映画ではないけれど、根底には人を愛する気持ちがあふれていて好感。それも主人公のお人好しなキャラが印象をよくしている。場面によっては¨したい¨ばかりの目が血走ていそうな行動もとるが、基本的に女性に優しいし。フィギュアのコレクションで喧嘩したり子供っぽいところも、笑わせてくれる。日本の「電車男」もそうだけど、どちらも設定は特殊な人々の物語なんだけど、実はピュアな恋愛を描いている。そこが受入れられている理由なんだろうな。

 部屋に張ってあるポスターがエイジアだったりするのだが、アメリカにおいてもプログレ系バンド好きってヲタ的要素があるのかな(偏見?)。クライマックスで Heat of the moment が流れたのは嬉しかったぁ。

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スティーヴ・カレル ジャド・アパトー ジョン・ポール

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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

2008-06-04 | 映画(さ行)

■「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師/Sweeney Todd: The Demon Barber Of Fleet Street」(2007年・アメリカ)

監督=ティム・バートン
主演=ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム・カーター アラン・リックマン

 ティム・バートン監督の前作「チャーリーとチョコレート工場」が公開されたとき、その前の「ビッグフィッシュ」と違ったハチャメチャな楽しさが嬉しかったのを覚えている。僕も「待ってました」と思ったもんだ。ティム・バートンの世界観には、世の中から忘れられたものや異形なるものへの偏愛がつきものだった。前2作にもそうした要素は見られたが、家族愛とファンタジー映画では、やはりなし得ないドロドロした部分がある。「スウィーニー・トッド」はミュージカルとして多くの人に知られる題材であり、しかも血なまぐさい復讐の物語。B級映画で育ったティム・バートンのダークサイドが現れたものかもしれない。

 確かに興味深いし、因縁めいた物語も面白かった。でもねぇ・・・僕は、主人公が殺人鬼になることに必然性を感じられないまま、やや悶々としてスクリーンに飛び散る血しぶきを見ていた。確かにいろんなひどい目に遭って人格が破綻したのかもしれないけれど、判事への復讐で事は足りるはずなのだ、本当は。だからせめて過去をしるイタリア男を殺したときに、禁断の炎に火がついた・・・ってことなのか。狂気を演じさせたら誰よりも納得させられる演技ができるはずのデップなのに、これは何故かそう思えなかった。仇役をやらせたら天下一品のアラン・リックマン。「ダイ・ハード」以来、僕はお気に入りの俳優だ。この映画でもその魅力は十分に発揮されている。

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Greatest Albums( その58) グレンミラー物語/オリジナルサウンドトラック

2008-06-03 | 僕のGreatest Albums
音楽の趣味が極めて節操がないと言われるわたくし、アナキンtak。そのルーツを1アーティスト1枚のアルバムで検証するこの企画、久々の第58回(めざせ100回・バックナンバーはこちら)。今回は、これまでのポピュラーとは全く異なるジャンルからのセレクト。

■グレン・ミラー物語/オリジナルサウンドトラック

僕は中学高校と吹奏楽部に所属していた。中学1年の2学期、友人に
「tak、打楽器に興味あるって言ってたよな。ちょうどドラムの先輩が引退したんだ。吹奏楽部、入らないか?」
と言われたのが最初だ。顧問の先生のところに案内された。先生は僕を見て、こう言った。
「手、長そうだね。」
気付いたら僕はトロンボーンを持たされていた。あの曲がった管を延び縮みさせる金管楽器だ。以来、高校卒業まで、僕はトロンボーン吹きとして過ごした。

吹奏楽部にいたことが、僕が幅広く音楽を聴く原因である。これは間違いない。クラシック曲のアンサンブル、アルフレッド・リードなど吹奏楽の為に作曲された音楽、新旧のポップス、体育祭では行進曲、卒業式では校歌、そして野球部の応援…。あらゆるジャンルに触れる機会がある。僕は特にスウィングジャズを演奏するのが好きだった。各パートにソロや目立つ部分が用意されてるし、特に自分のパートに出番はたっぷりあるし。

グレン・ミラー物語 ― オリジナル・サウンドトラックグレン・ミラー物語 ― オリジナル・サウンドトラック
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トロンボーン吹きである僕が当時好んで聴いていたのが、FMでエアチェックした「グレン・ミラー物語」のサントラ。「イン・ザ・ムード」や「ムーンライト・セレナーデ」などグレン・ミラーの代表曲は収められているし、ルイ・アームストロングも参加した「ベイズン・ストリート・ブルース」「黒い瞳」も大好きだった。

繰り返し聴いてソロ部分のメロディーは、その演奏で覚えてしまった。そして僕の体にスウィングの心地良さを教え込んでくれた。

今でもウディ・アレン映画で、ベニー・グッドマンとか流れると妙に嬉しくなる。「スウィング・ガールズ」なんて、ブラバン時代思い出して、もう夢中になっちゃって!。スウィング・ジャズを楽しんでる僕に、配偶者アミダラMは「年齢詐称」と言う。僕はそれに「温故知新」と反論するのだ。

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予告編で泣いちゃった映画・・・

2008-06-02 | 映画・ビデオ
動物で涙をそそる映画は苦手だ。しかし実話の映画化が多い分野だけに、一概に批判はできない。だって、いい話なんだもの、基本的には。でも映像化されることで、何かあざとさを感じてしまう。きっと80年代青春組には、「子猫物語」や「南極物語」の印象が強いせいだろか。

最近製作された「マリと子犬の物語」にしても、しかり。山古志村を襲った大地震で村に取り残された母犬と3匹の子犬の物語・・・と聞いて、あぁまた泣かせる為の映画・・・とどうしても主観が入ってしまう。いい話だとわかっているし、実話であることの尊さもわかっている。でも、映像化され、商業ベースに乗る時点で、純粋な感動とは異質なものになってしまう気がするのだ。もちろん、現場のスタッフやキャストはそんなこと考えて撮ったり演じたりはしていないだろうけど・・・。
マリと子犬の物語スペシャル・エディション(2枚組)

ところが先日。うちのルーク・スカイウォーカー(9歳児)が、「マリと子犬の物語」の原作本を図書館で借りてきた。僕にも読んでくれ、と言うので、いざ読んでみた。やはり動物の健気な行動や懸命に飼い主を救おうとする行動には泣かされる。いい話だ。でも僕はそれ以上に、父と子の関係、そこで語られた言葉にいたく感動した。飼い犬のマリを救おうと崩壊した村に行こうとする少年に、
「おれはお前が大事なんだ!。」
と叫ぶ父親。ここにはほとほと泣けた。
マリと子犬の物語マリと子犬の物語
ひろはた えりこ 桑原 眞二 大野 一興

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配偶者アミダラMが言う。
「あら、動物ものはどうのこうの言ってたくせに、本読んで泣いてるじゃない。」
彼女はさらに続けた。
「そういえば、昔「マリリンに逢いたい」の予告編を見て泣いた、って言ってなかったっけ?。」
「・・・!」
そうだった。あれは沖縄あたりの民宿で飼われている犬が、3キロも泳いで別の島にいる雌犬に会いに行く、という実話を映画化したもの。これは当時ワイドショーでも頻繁に流れていたし、海外でも報道された出来事。ところがマリリンという雌犬はいなくなってしまう。映画化されたその予告編では、マリリンがいなくなってもまだ泳いで島へ渡る犬に女の子が
「もうマリリンはいないのよ!」
と叫ぶ場面が流れる。バックに流れたのが、荻野目洋子が歌うこの映画のエンドテーマ「DEAR コバルトの彼方に」だった。敬遠しているはずの動物映画だが、予告編で泣くとは・・・。でもそれはあの犬の健気な行動にある。同じ♂として共感したのだ、多分。
マリリンに逢いたいマリリンに逢いたい
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