Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

2月のBGM

2010-02-28 | 音楽
2010年2月に聴いていた愛すべき音楽たち

①ULTIMATE DIAMOND ・ Phantom Minds/水樹奈々
あー、やっぱりハマった。アニメソングはキャッチーなのが命!と言わんばかりに、どの曲もシングル向き?と思えるくらいだ。アルバム全体の構成はともかく、どの曲も個性的でアレンジも凝っていてなかなか飽きることがない。「悦楽カメリア」に今更ながら酔いしれ、「Brand New Tops」や「Perfect Smile」に元気をもらう。大野雄二ぽいアレンジの「Maria & Joker」もかっちょいい。曲調に合わせて変幻自在のヴォーカルにとにかく圧倒される。
ULTIMATE DIAMONDPHANTOM MINDS

②One Last Farewell/松岡直也
ずーっと欲しかった80年代フュージョンの1枚を中古店でゲット。大学時代友達のバンドでMi Amoreを演奏したことがあるだけに、このアルバムには思い入れがあるんだよね。わたせせいぞうの文章がライナーに載っているのも、懐かしさをそそる。思わず出張中に車で聴いてました。

③クレイジー・ケン・バンドベスト Oldies but Goodies/クレイジー・ケン・バンド
先日放送されたNHK「SONGS」でCKBが取り上げられて、もうテレビの前で小躍りしながらの30分を過ごしました(恥)。翌日からここんとこiPodでパワープレイ中。新しいベストアルバムも欲しいなぁ。横山剣カッコいいわ、やっぱり。ああいうダサかっこいいオヤジになりたいと常々思う。番組ではィ横浜への愛が語られてましたね。横浜市環境局の依頼で作られた「イイね横浜G30」をゴミ清掃車が流しながら町をゆく映像に感激!。愛だねぇ。
クレイジー・ケン・バンドベスト Oldies but Goodies


④「けいおん!」劇中歌ミニアルバム「放課後ティータイム」
「けいおん!」の劇中バンド名義のアルバム。恋心をうたった「私の恋はホッチキス」や「ふでペン~ボールペン~」が素晴らしいね。特に「ふでペン~」は、種ともこの名曲「謹賀新年」に通じるテーマに、何故か共感してしまう。「ふわふわ時間(タイム)」はやっぱりアニメ史上に残る名曲だと思うのですが。4月からの新シリーズが待ち遠しいよぉー!。
TVアニメ「けいおん!」劇中歌ミニアルバム 「放課後ティータイム」

いい年した大人がアニソンにハマっているのは、やっぱり現実逃避でしょうか・・・。

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東のエデン劇場版Ⅰ The King Of Eden

2010-02-21 | 映画(は行)

■「東のエデン劇場版Ⅰ The King Of Eden」(2009年・日本)
監督=神山健治
声の出演=木村良平 早見沙織 江口拓也 五十嵐麗

 フジテレビの深夜枠で放送されたアニメーションである「東のエデン」。突飛だけど魅力的な設定と、物語に込められた社会に対するものの見方、風刺・・・人に勧められて見たのだが、これがすっかりハマってしまった。テレビシリーズをDVD借りてすべて見た上で、いざ劇場版へ。

 滝沢朗が日本をミサイル攻撃から救った最終回。その後、彼は記憶を消して咲たちの前から姿を消す。咲の友人たちは自ら開発したエデンシステムを使って起業。ニートを名乗っていた彼らも次第に社会との関わりがうまれようとしていた。咲は、ノブレス携帯に残されたメッセージを頼りに、失踪した朗を捜すため単身アメリカに渡る。そこから始まる冒険を描いたのが本作だ。

 もともとスケールが大きい話だけに、劇場版だから・・・というスケール感は残念ながらない。しかし謎だった他のセレソンが登場して朗に関わってきたり、色っぽい黒羽お姉さまが朗を助けてくれたりと新展開が面白い。そして今回も映画の引用がニヤリとさせる。それにセレソンの一人に変な映画監督がいたりとかも面白い。でもねぇ・・・テレビシリーズをきちんと見ていないと説明不足な箇所も多い。黒羽がジュイスを失ってしまう場面にしても・・・。映画版単独では成立していないのが、やや残念でもある。ただこれは後半を観た上で判断しなければいけないんだろうなぁ。

 まぁそれはそれで、この物語の大きな魅力のひとつは滝沢朗のキャラクターにあるんだな、というのは再認識できる。テレビシリーズの最後で「王様にしてくれ」とジュイスに要求した彼は、今ドキの人に頼りがちな若者像とは違う能動的なヒーローだからだ。なくした記憶をたどるという彼なりの自分探しや、救世主ゲームはもちろん彼なりの悩みでもありうるけど、彼はそれを楽しむ気持ちがある。僕ら世代が見ても彼の行動や台詞に勇気づけられることが多々ある。それは監督の今ドキの若者に対するメッセージでもあるし、現代ニッポンのなんともいえない空気に対するメッセージでもあるんだろう。早く、早く続きが観たいよ。
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クララ・シューマン 愛の協奏曲

2010-02-18 | 映画(か行)

■「クララ・シューマン 愛の協奏曲/Geliebte Clara」(2008年・ドイツ=フランス=ハンガリー)

監督=ヘルマ・サンダース・ブラームス
主演=マルティナ・ゲデック パスカル・グレゴリー マリック・ジディ

 僕はそれ程クラシックに詳しくはない。シューマンやブラームスの名前は知っている程度だ。ロベルト・シューマンの美しい妻クララは作曲家・ピアニストでありながら、多くの子供を育て夫を支える気丈な女性。そんな彼女を女神のように讃える若き音楽家ヨハネス・ブラームスが現れる。夫の作曲のよき理解者となった彼は、シューマン家に同居を始めることになる・・・。とはいえ、夫ロベルトはブラームスの才能は認めながらも、妻との仲を疑い始める。ブラームスは若さ故にクララに気持ちを表現することを止めない。

 いやぁ・・・こういう愛の貫き方もあるんだな。映画の最後に語られるのは、ブラームスはシューマンの死後、クララと共にいながら支え続け、クララの後を追うように亡くなったということ。ブラームスは倍近く年が違うクララへの愛をプラトニックに最後まで貫いた。クララがステージで演奏する姿を、じっと見つめ続けるブラームス。ステージのすぐ側で見ている彼は、客席にはいない。それは他の観客と同じクララのファンでありながら、もっとも近い立場にいる。でも触れたくても触れない微妙な距離感を表現したものだろう。もっとドロドロした愛憎劇を想像していただけに、こんな純愛だったなんて驚き。ロベルト・シューマンがクララに看取られる場面にも泣かされる。それぞれの愛の形にとても感動させられた。

 女性の指揮者を認めない当時の風潮や、ルール炭田が富をもたらしている状況、当時の脳外科手術・・・いろいろと興味深い場面もあれこれ。「善き人のためのソナタ」のマルティナ・ゲデックがクララを熱演。映画「哀愁のトロイメライ」ではナスターシャ・キンスキーがクララを演じているそうだが、こちらはロベルトとクララが結ばれるまでのお話。こっちも観てみたいなぁ。

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ヘルマ・サンダース=ブラームス

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日々の泡

2010-02-15 | 読書
 今年のお正月のこと。配偶者の初売り三社参りに付き合うのを拒否した僕は、別な買い物を頼まれてショッピングモールに一人で出かけた。ついでにビレッジヴァンガードに行っちゃおう。配偶者と一緒だとゆっくり見れないし。不思議なコメントつきの福袋を尻目に店内へ。本が並ぶ棚の片隅にボリス・ヴィアンの小さなコーナーが設けられていた。「日々の泡」と「うたかたの日々」しか並んでいないのだけど、そこに添えられた店員のコメントに何故か引きつけられた。僕はセルジュ・ゲンスブールの熱烈ファンであるけれど、彼を見いだしたボリス・ヴィアンについては名前しか知らない。これはきっと読むべき機会なのだ・・・と思った僕は「日々の泡」を手にレジに向かった。


 「悲痛な恋愛小説」と評されたこの本。対比というか前半と後半の落差に圧倒されてしまう。"悲痛"というのはまさに正しい表現だ。前半の恋愛描写の甘ぁい雰囲気は、恋愛小説としてはこの上ないものだ。コランとクロエがブローニュの森に向かう場面。

「あたしと会って嬉しい?」「ええ!」
ふたりは舗道を進んでいくのだった。小さな薔薇色の雲が空中から降りてきて二人の傍らに寄ってきた。すると雲は二人を包み込んだ。

恋人たちが二人だけの世界に入ってしまうことを"薔薇色の雲"と表現する。そこから続く二人がベンチで抱き合う場面もいい。

「あなたとこうしているのが好きだ。」
彼はクロエの髪の中に顔を埋めて、二人とも黙ってそのままでいた。

 僕は中学生の時、ツルゲーネフの「はつ恋」をキスシーンばっかり何度も読み返したことがある(恥)。「日々の泡」の前半はそうした気持ちを呼び起こされた。

人生でだいじなことは二つある。
かわいい女の子との恋愛、それとニューオリンズ、つまりデューク・エリントンの音楽。

ヴィアンは本の初めにそう記す。恋愛しているときは、好きなことしか見えないもの。本編に何度も登場するデューク・エリントンの「クロエ」。

Duke Ellington - Chloe


 一変してクロエが肺に花が咲く奇病に苦しむことになる後半。人生は甘い恋愛だけでない醜い面を持つことをヴィアンは描く。しかも時おり「えっ?」と思うような残酷な描写が挿入される。シックが働く工場で起こる死亡事故、クロエの病気を知ったコランがスケート場で従業員を蹴り殺す。アリーズは自分以上に本に夢中になるシックに怒り、残忍な方法で次々と本屋を殺していく。そしてクロエの死、貧乏人の葬式・・・。読んでいて前半との落差に唖然としてしまう。きっとこれもある種のファンタジーなんだろか。登場人物の心の痛みを残酷な表現に託しているのだろうか。

 働くことをバカにするような主人公たちの言動には共感できないが、素直に恋愛の面においてはこんな表現があったのか・・・と驚かされる。ヴィアンが書いたシャンソンを知らないが、きっと人生の一部を切り取って想像が広がっていくような曲なんだろうか。ちょっと興味が湧いてきた。

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インビクタス 負けざる者たち

2010-02-12 | 映画(あ行)

■「インビクタス 負けざる者たち/Invictus」(2009年・アメリカ)
監督=クリント・イーストウッド
主演=モーガン・フリーマン マット・デイモン トニー・キゴロギ

 映画で知る異国の現実。それは僕らを驚かせ、僕らの視野や世界を広げてくれる。こういう感動に出会えたとき、僕は映画を観続けてきてよかった、と心底思う。今年サッカーワールドカップ開催国である南アフリカについて、僕らはアパルトヘイト、金やダイヤモンドの産出国であることくらいしか習わない。初の黒人大統領であるネルソン・マンデラ氏のことは知っていてもこの映画で描かれたような苦労を経て国を治めてきたことは知るよしもなかった。30年もの間獄中にいたにかかわらず、それでも白人に対する復讐心や葛藤を抑えて赦せる気持ちをもてる。それは想像もできないくらいすごいことだ。赦すことが世界を変える。そんなマンデラ氏のスピリットや祖国への思い、そして不屈の心に僕は感動した。ハリウッド映画が異国の題材を描くとき、それは時として過剰に美化されたりするものだが、この映画にはクリント・イーストウッド監督敬意がひしひしと感じられ、単なる感動作に終わらない。

 アパルトヘイト政策がなくなった後とはいえ、国中には憎悪があった。白人が好むものを嫌う黒人たち。ラグビー代表チームもアパルトヘイト時代の悪しきものの象徴とされた。チーム名やユニフォームを変えようとする黒人たちに、マンデラ氏は一人反論する。少数派となった白人が”黒人はすべてを奪い去る怖い存在”と思ったら国が破綻してしまう。少数派の意見も尊重する姿勢。素晴らしい。そして、アパルトヘイトで知られる恥ずべき状況があるだけに、対外的に何よりも「誇れるもの」を国民は求めている。ラグビーワールドカップで自国チームが活躍すれば世界中が南アフリカに注目し、誇りを得ることができる。その信念を貫こうとすマンデラ氏の姿勢を周りが少しずつ理解し始める。無理解や不寛容が人と人の溝を深める。互いを理解しようとするコミュニケーションでこそ、人は変わることができる。もうラストは涙があふれてくる。

 クリント・イーストウッドが監督の映画はとにかく説得力がある。テーマがいい、役者がいい、それはもちろんだが、何よりも映像が雄弁なのだ。例えばマンデラ大統領初登庁の場面。黒人が大統領になったことで職場を去ろうとする職員がいる。多分他の監督ならグチる職員の台詞や空席になったデスクを大統領が見る場面を入れて説明くさいものにしただろう。だがイーストウッド監督は違う。警備二人を連れた大統領が、執務室に向かうのに、箱を抱えた白人職員が黙ってすれ違うのを正面から撮るだけ。何の台詞もなしに、大統領が置かれた状況を一気に見せてしまう。冒頭、道路をはさんで、ラグビーをする白人とサッカーをする黒人を見せるのも実に象徴的で、この後人種を超えた融和へ一歩進むこととの対比が見事。ド派手な打ち上げ花火ばかりの現代ハリウッドで、きちんと敬意をもって懸命に生きる人間を見つめるイーストウッド監督。良作を次々世に送り出しているその仕事ぶりは、語るべき物語を一つでもこの世に残したいという気持ちに思えてならない。こういう実話が人々の心を打つ限り、まだまだ世の中捨てたもんじゃない。僕は映画みせてレポートを出させる授業を通じて、これまでも学生にいろいろ考えさせてきた(こちら)。もし今後もやらせてもらえるならば、僕はきっとまずこの映画を候補に挙げるだろう。

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東のエデン

2010-02-07 | テレビ・アニメ
 100億円与えられて日本の救世主になれ、と言われたらあなたはどういう行動がとれるだろうか。フジテレビの深夜枠で放送されたこのアニメは、今の日本を象徴する数々のキーワードが散りばめられた魅力的な野心作。仕事で関わっている二十歳の女の子(ちょいヲタ)に薦められてレンタルDVDを借りた。いやいや、オアシスの主題歌から引き込まれちゃって、一気に5巻まで見た。

 セレソンと呼ばれる12人の男女。彼らは100億円が入った携帯電話を与えられ、「日本を救え」と命じられた。もし私利私欲に走ったり、目的が達成されない時にはサポーターと呼ばれる殺し屋が現れる。電話にはジュイスと名乗るコンセルジュが出て、様々な依頼に応えてくれる。その依頼によって持ち金が費やされていく。主人公の滝沢朗は記憶を失っており、なぜ自分がこのゲームに加わることになったのか、自分は何者かという問いを抱えながら謎を追う姿が描かれる。そして彼と知り合った女子大生咲とその仲間たちが主な登場人物だ。

 謎に迫る物語もミステリアスで面白い。それ以上にこんなゲームに巻き込まれちゃたまらないけど、100億与えられて救世主になれ・・・、おまけにコンシェルジュが願いをあれこれ叶えてくれる・・・ってなーんか憧れを感じてしまう。記憶を失っている主人公が何故か映画の記憶だけは鮮明という設定も映画ファンには嬉しいね。これって「タクシードライバー」?とか。メグ・ライアンの映画とか。咲チャンが言う「好きな人と初めて観た映画なの。」という「グラン・ブルー」のエピソードも泣かせるし。

 作品のあちこちに社会問題に対する監督の視点や風刺が込められていることは、物語を深くしている。これは若い世代だけが見るのにはもったいない。この国の空気、政治、権力、ニート・・・。特にこの作品はニートを社会の犠牲者のように描いている。しかし、この作品はニートや引きこもりを容認するのではなく、「もっと世界を見てみろよ」と、そっと背中をおしてくれるような優しさがある。滝沢朗の台詞、
「やつら(ニート)は直列でつなげばすごいポテンシャルを発揮するんだ。」
は名言だと思った。
そしてさらに
「オレを王様にしてくんない?この国には頭のいい連中がいっぱいいるのに損な役回りやる奴がいないんだ。」
この作品は世の中のことから目を背けちゃいけないんだと訴えかけてくる。謎解きはなかなか進まず悶々とさせられるけど、この作品を見て何故かちょっと前向きになれる自分に気づく。僕もそうだし、あなたもそうかもしれない。僕らにできることは小さいかもしれないけど、僕らはみんな小さな救世主になれる。

ノブレス・オブリージュ。
今後も救世主たらんことを。

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さっ、劇場版観るか。

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シャネルのCFあれこれ

2010-02-06 | 映画・ビデオ
シャネルのCMの中でもお気に入りをいくつか。
ドラマ仕立てになっていて香りを感じさせる演出がうまいよなぁ・・・と感心してしまう。

まずはオドレイ・トトゥ。



香りに惹かれる男の姿がすっごく上手に描かれている傑作。列車の中で合った男と女。旅の途中で二人が再会するまでをドラマティックに描いている。オドレイ・トトゥが寝ているコンパートメントの扉の外で男が座り込んでる絵がいい。ついつい何度もリピートしてしまう。

ニコール・キッドマン
Chanel No.5 The Film - 3 Minutes Version

ビッグスタアが車に逃げ込んで出会った男。シャネルの巨大看板の後ろで二人は密かに愛し合う・・・。2分間の中に起伏がある見事なCF。監督は「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン。さすがです。



ヴァネッサ・パラディが鳥かごの中でブランコしている有名なCM。猫が物欲しそうに見ている視線がいいね。食べちゃいたいっ!

キャロル・ブーケ
Chanel 5 Commercial with Carole Bouquet

なーんかおフランスらしい色っぽい絵ですよね。キャロル・ブーケは「007/ユア・アイズ・オンリー」で初めて知ったけど、綺麗な女優さんです。

エステラ・ウォーレン
CHANEL, 5 (Estella Warren Advice)

ティム・バートン版「猿の惑星」のエステラ・ウォーレン。「ドリヴン」でみせた水着姿(元シンクロ選手だし)も美しかったけど、このCMもいいよね。

綺麗な女性を眺める幸せ・・・。

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ロートレック・コネクション

2010-02-01 | その他のつぶやき
北九州市立美術館分館で開催中の「ロートレック・コネクション パリを彩った画家たち」を観に行って来た。モンマルトルのキャバレーやカフェを彩ったロートレックのポスターには、昔から興味もあったし直に観られるチャンスだから配偶者アミダラMと出かけた。次の日曜日が最終日ということもあるのか、多くのお客さんが来られている。おぉ、あの「ル・ディヴァン・ジャポネ」だ。「ムーラン・ルージュ」のポスターだ・・・と有名な作品が拝めるとあって実に嬉しい。
ポスター アンリ ド トゥールーズ ロートレック Moulin Rouge-la Goulue
モンマルトルの盛り場を描いた彼の作品からは、当時の人々が陽気に騒ぐ様子や踊り子や歌手の生き様が伝わってくるようだ。カンカンを踊る女性の高く上げた足、卑猥なシャンソンを歌う歌手、舞台下の音楽家たち、客席で盛り上がる紳士面した男たち。
ポスター アンリ ド トゥールーズ ロートレック Jane Avril 額装済 ウッドハイグレードフレーム(オーク)
展示を見ながら思ったのは、こういう期間中に近くの映画館で関連した映画を上映したら相乗効果があるんじゃないのかな・・・ということ。
ホセ・フェラーがロートレックを演じた「赤い風車」
「ロートレック 葡萄酒色の人生」そして「ムーラン・ルージュ」




アミダラは一応高校時代美術部に所属しており、絵画に関してはチとうるさい人。今回の展示には同時代に活躍した芸術家の作品もあるのだが、アミダラは特にアルフォンス・ミュシャの熱烈なファン。有名な煙草のポスターも展示してあった。
ポスター アルフォンス ミュシャ Job
「私は何度も観てるから」
と言いながらも女優サラ・ベルナールを描いたポスターの前から離れようとしなかった。

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