Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

10月のBGM

2008-10-31 | 音楽
2008年10月に聴いていた音楽たち。
今月はiPhoneを入手したもんで、通勤中の音楽生活が一変しました。結局今まで聴いていたお気に入りのアルバムを入れて、再び聴いていたようなもんでした。

①クレイジーケン・バンド・ベスト Oldies but Goodies/クレイジーケン・バンド
「聴いてそう」なイメージがあるんだってさ、僕。チョイ悪でも元ヤンでもないんだけどなぁ・・・。でもこの昭和歌謡とロックのごった煮はたまらない。初めて聴いたときにビビッときたもんね。えーと、カラオケでは「タイガー&ドラゴン」「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。」「まっぴらロック」をよく歌いまする。
クレイジー・ケン・バンドベスト Oldies but Goodies

②BEST/中島美嘉
これも愛聴番です。iPhoneの(というかiPod)のアートワーク表示が楽しくて、全曲シングルのジャケット写真に編集しちゃいました。「SEVEN」「Love Addict」など渋めの曲が好き。バラードも素敵だけど「CRESCENT MOON」も好み(ジャケット写真も好きです・恥)。カラオケではときどき調子に乗って「GLAMOROUS SKY」を歌ってしまう。え?無謀?いえいえ。けっこうイケるんです。
BEST

③Greatest Hits/Mr.Big
これもここ数年よく聴いた。ときどきハードロックが無性に聴きたくなるもんで、iPhoneにはこれ以外に、エクストリーム、エアロスミスを入れてます。ヴァン・ヘイレンとジャーニーが欲しいところだなぁ。
グレイテスト・ヒッツ


さて、11月は昨年もやった運動会があるもんで、BGMを考えておこう。候補と考えているのは・・・
トータル・バラライカ・ショウ ウルフギャングズ・ビッグ・ナイト・アウト
・・・お楽しみに。

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20世紀少年

2008-10-27 | 映画(な行)


■「20世紀少年」(2008年・日本)
監督=堤幸彦
主演=唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 石塚英彦

 映画を観た時点で、僕は浦沢直樹の原作コミックは読んでいなかった。 大長編のコミックだし、予習してからでないと辛いかな・・と思ったが、予告編のもったいぶった見せ方にソソられてしまい、劇場へ足を運んだ。いやはやどうして、面白かった。素材の良さというか、ストーリー自体の面白さに夢中になって観ていたし、長さもまったく気にならなかった。原作を読んでいると、きっとディティールがわかるだけに省略が気になるんだろうけど、知らないだけにそこに隠された別な謎を紐解くことになるだろうから、これから原作に挑戦してみようかな。

 世代的には僕よりも少し上だろうけど、子供の頃のエピソードは共感できる部分が多い。河原で秘密基地なんて・・・それだけでこっちも思わず頷いちゃう。全編に漂う昭和の空気を懐かしむのも一つの映画の見方かもしれない。でもこの映画はそんな世代限定の映画ではない。正義のヒーローに自分たちを見立てたような空想、世代を問わず経験あるのではなかろうか。純粋にミステリー的要素、クライマックスのサスペンス描写、それに友情物語として楽しむことができる娯楽作になっている。ディティールを言い出したらきりがないのだろうけれど、それを抜きにして身を任せるのがよいだろう。

 銀幕に向かう自分がわくわくしたのは物語のせいだけじゃない。それはおそらくT-Rexのせい。夢中になって聴いていた世代ではない(むしろ冒頭で投げ捨てられるポール・モーリアも好んで聴いていたけど・恥)。けれど、あのギターリフは思わず体が反応してしまう。唐沢寿明を始め同世代俳優をずらりと揃えたキャスティングが見事。常盤貴子だけはちょっと世代が違う?気もするが、久々に堂々とした彼女の演技が見られたのはよかった。ちょっと惚れ直したかも。あー、早く続きが観たいよ。

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村上ラヂオ

2008-10-07 | その他のつぶやき
慌ただしい日々が続く時期に、選んで村上春樹のエッセイを読むのが好きだ。他の誰にも醸し出すことができないゆるーい雰囲気。小説とも違う軽い文章なので、読んでいてすごく心が和むのだ。仕事上で人から急かされるようなことがここんところ続いたせいか、つい手が伸びてしまった。

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村上 春樹

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音楽・映画、作家生活に関するものから、柿ピーにコロッケ、ウーマンリブから体重計まで。話題は様々な分野に及ぶから飽きることもない。でも何よりも春樹氏の人柄を感じさせるものが多いのが楽しい。世界的な作家となった氏がとても身近に感じられるのだ。挿絵の版画がまた和ませてくれる要因のひとつ。

「きんぴらミュージック」と題された文章の、「音楽はシチュエーションが大事」というくだりにはとっても共感。休日に家事をしながらジャズのコンピ盤をかけていたのだが、どうもしっくりこなかった。家に仕事を持ち帰ったときは、最近静かなスタカンの曲かシャーデーを聴いている。夜中に聴けそうなもの・・ということだろうけど。

僕はブログを始めた頃、話題に統一感を持たせることはしたくなかった。メインHPで映画は語りまくっているので、主に音楽と家族ネタ・・と思っていたのだ。自分の中で春樹氏のエッセイはある意味お手本と思っていたような気がする。もちろん、そんな大した文章でもありませんが。これからもとりとめのない話題ばかりでしょうが。
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親子の会話

2008-10-06 | その他のつぶやき
僕の母親(僕がアナキンを名乗っているこのブログではシミ・スカイウォーカーってことになるのかな?)は、性に関する話をあまり好まない。僕が高校時代、机の中に忍ばせていた雑誌を黙って捨てられたことは何度もある。もちろん日常会話でもそういう話をしたことはなかった。

高校時代だったかな。母と妹と僕の3人が、ある日歌番組を見ていたときのことだ。画面には島津ゆたかが登場。ヒット曲「ホテル」を歌い始めた。歌詞がすごいよね、この曲。

手紙をかいたら叱られるぅ/電話をかけてもいけない
ホテルで会ってホテルで別れる/小さな恋のしあわせ

ホテル/花から花へと/つかれたわけじゃないわ/いい男’いい女/竹馬の友よホテル/花から花へと/つかれたわけじゃないわ/いい男’いい女/竹馬の友よ
島津ゆたか You&You(島津ゆたか&くにさきゆみ) 小金井一正

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この詞はなかにし礼さんの手によるものなんだけど、妙にリアルな感じがいいんだよね。
私の家の電話番号が/男名前で書いてぇあるぅ~♪
ってとこ。初めて聴いたときには、(手口をさらすみたいで)いいんかいなと思ったものだ(マセたガキだな)。

そして一番の最後。
一度でいいから/あなたの肌に/爪を立てたい~♪

すごい歌詞だなぁ。すると、母は言った。
シミ(母)「この歌、おかしいなぁ。」
アナキンtak&妹「何で?お母さん。」
シミ(母)「だって、ホテルで会ってホテルで別れるんやろ?」
アナキンtak「うん。」
シミ(母)「だったら、もうとっくに爪を立ててるはずやろ。」
アナキンtak&妹「・・・。」

性についての話をしないはずの母から出た言葉に、絶句したことを覚えている。
takちゃん、経験がないからよくわかんなーい(カマトト)。
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爆走トラック’76

2008-10-05 | 映画(は行)

■「爆走トラック’76/White Line Fever」(1975年・アメリカ)
監督=ジョナサン・カプラン
主演=ジャン・マイケル・ビンセント ケイ・レンツ スリム・ピケンズ

ちょっと社会派なテイストの70年代カーアクション映画。兵役を終えた主人公は、大型トラックを手に入れて、個人経営、一匹狼の運送業を始める。ところが禁制品の輸送を断ったことから、業界を牛耳る人々に狙われることになる。主人公と仲間が少人数で巨悪に立ち向かう、というお話だ。

運転手達に労働組合を作らせまいとする業界経営者側が、殺しはするわ警察を抱き込むわ、悪事の数々を働くのに対して、運転手側の抵抗は殴り込み。しかも愛する妻を傷つけられた主人公が、仲間率いて悪事を暴くスカッとするラストを期待したのに、やったことは建造物の破壊。妙に肩すかしをくらったような結末にちょっと呆然。

しかし、オープニングとラストにテレビレポーターを登場させて、社会問題として描くところは面白い。70年代後半って、労働問題や社会悪に挑む題材を扱った映画がそういえば多かった気がする。サリー・フィールドの「ノーマ・レイ」、シルベスター・スタローンの「フィスト」、アル・パチーノの「ジャスティス」だとか。まぁ、この映画では中途半端ではあるけれど。トラック野郎たちの心意気は伝わってくるのもいいところ。そして、何よりもジャン・マイケル・ビンセントの若々しい魅力がこの映画の牽引役。名作「ビッグ・ウェンズデー」は78年なので、まさに人気上昇中の頃の作品だ。仕事をあてがう仲介業者の一人にスリム・ピケンズが登場。可哀相な最期をとげる。スピルバーグ監督初期の珍作「1941」で、日本軍に拉致されるホリー・ウッドおじさんを演じた俳優だ。ここでもどこかとぼけた雰囲気はそのまま。懐かしい顔が嬉しかった。


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奇跡のシンフォニー

2008-10-04 | 映画(か行)

■「奇跡のシンフォニー/August Rush」(2007年・アメリカ)

監督=カーステン・シェリダン
主演=フレディ・ハイモア ケリー・ラッセル ジョナサン・リス・マイヤーズ ロビン・ウィリアムズ

 音楽と映像が一体化した瞬間の感動。これまで観た多くの映画で、その瞬間に身が震えた。この映画は、物語自体に音楽が大きな要素として絡んでくる。そこがこの映画の素晴らしいところ。ストーリー自体はやや陳腐だし、ご都合がいい話ではある。普通ならきっと観ている途中で冷めてしまうのだろうが、合格点をつけられるような感動に導いてくれたのは、何よりも音楽が持つ力の偉大さだ。

 ロックミュージシャンの男性とチェリストの女性が一夜の恋におちる。ふたりは幸せな夜を過ごして運命に引き裂かれてしまう。彼女は妊娠、さらに交通事故に遭う。昏睡状態に胎児は助けられたが、父親の手によって施設に送られてしまう。ビジネスマンとして働く男性も、彼女の面影を忘れられずにいた。11年後、子供は成長し、おまけに音楽に関して天才的な感覚を持っていた。施設から飛び出した彼をめぐる波瀾万丈のお話だ。彼は”音楽に導かれて”運命を切り開いていく。

 街で知り合った浮浪児と仲良くなった少年は、浮浪児をストリートミュージシャンとして稼がせる元締め(ロビン・ウィリアムズ)と出会う。ここで音楽の才能を呼び起こす場面がいい。一晩中ギターの弦を叩き続けて曲を奏でることができるようになり、周囲を驚かす。ストリートで、押尾コータローばりに超絶テクを軽々とこなす演奏には圧倒される。警官に追われて逃げ込んだ教会で彼はゴスペルを聴き、パイプオルガンを弾きこなし、楽典の知識を得る。そしてジュリアード音楽院で奨学金を得て学ぶことになるのだ。このあたりの展開は冷静に考えると都合が良すぎるのだが、それでも音楽に対する純粋さと、フレディ・ハイモア君が「チャーリーとチョコレート工場」以上にイノセントな輝きをみせる演技で、不思議と許せてしまうのだ。ラストはまさに”音楽に導かれて”奇跡が起る。

 ロックとクラシックをうまく重ねた音楽の使い方も無理がない。90年代にtotoやELPのアルバムでも活躍したキーボード弾きマーク・マンシーナが音楽を担当。これまでも映画音楽のキャリアは長いが、これはよい仕事。ケリー・ラッセルも彼女らしい役柄で魅力的だし、ジョナアン・リス・マイヤーズは「マッチポイント」のとは違って好印象。実の親子とは知らない二人がストリートでギターセッションする場面に僕はやたら感動した。自分の子供と音楽で通じ合えるって、いいなぁ・・と改めて思ってしまった。原題のAugust Rushは、ロビン・ウィリアムズが少年につけた芸名。

奇跡のシンフォニー奇跡のシンフォニー
フレディ・ハイモア, ジョナサン・リース=マイヤーズ, ケリー・ラッセル, ロビン・ウィリアムズ, カーステン・シェリダン

ポニーキャニオン 2008-10-22
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