Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

7月のBGM

2008-07-31 | 音楽
2008年7月。出勤中やいろんなところで聴いていた音楽たち。

①Do The Best / 森高千里
うちのルーク・スカイウォーカー(9歳児)が、夏休みの宿題で都道府県と県庁所在地を覚えなきゃならん。それじゃ、これだろ!・・・と格好の大義名分を得てモリタカのベスト盤を購入!(恥)。「ロックンロール県庁所在地」の新録ヴァージョンを含む90年代楽曲中心のベスト。やっぱり初期の曲が欲しいなぁ。


②Love The World / Perfume
うー、やっぱり治まらないPerfume熱。シングル思わず購入しちゃった。最初はまっ、フツーのポップチューンだな、と思っていたのだが、近頃はふと口ずさんだりなんかしてしまう。カップリングの「edge」がまたカッコいいんだよねぇ~。ワンコードでグイグイ押しまくって、サビはフィードバックがかかったシンセ音をギターのように使うなんてニクイ!。


③Chick Habit / April March
タランティーノ映画のエンディングで使用されていたゲンスブールのカヴァーがやたらと気に入っている。ふと聴きたくなってまた引っ張り出した。ジャケ写がなーんかいいんだよね。ゲンスブールの写真やパロディもあって、リスペクトの深さが感じられるよなぁ。



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ビッグ・ダディ

2008-07-21 | 映画(は行)
Big Daddy 1999年・アメリカ
監督=デニス・デューガン
主演=アダム・サンドラー ジョーイ・ローレンス・アダムス ジョン・スチュワート

 定職にも就かず自由な日々を過ごす主人公ソニー。彼女に去られたことからまともになろうと考えるが、よりによって子供を育てることに。友人は反対するが、実の父親の名をかたって子育てを始めてしまう。それまで奔放に生きてきた彼が、ハチャメチャな子育てを繰り返しながら、次第に成長する姿を描いたコメディ。ふられた彼女(クリスティ・スワンソンってのが80年代組には嬉しい)を見返す為って動機がいかんのだが。

 男の子を持つ父親として観ると、まっ、ここまでバカはやってないけどなぁ・・・と思いつつも何らかの影響は与えている訳でちょっと反省。男の子にとって父親は行動の手本でもあり、最高の遊び相手だと改めて思う。それにつけても動物と子供を題材にすると観客にウケもよく、涙と感動をさらえるものだ。遊び人の父親(もどき)が人間として成長していく物語に、子供の健気さが合わさって相乗効果があるのか、意外とよい印象がこの映画にはある。主人公は実は法律の才があったり、都合の良い理解者が現れたり、大手のビアホール店?を茶化すところなど、正直好きになれないところもある。だけど、子供の言動にホロッとさせられちゃう。「ごめんなさい!もうあんなビデオ見ないから家にいさせてーっ!」と泣き叫ぶ少年に、涙が抑えられない。ヤバい。オレ、年取ってる。

 でもね。おねしょの後始末の場面に、ユーリズミックスの Sweet Dreams が不気味に流れたり、スティックスに関するウンチクを語ったりするエピソードがたまらなく好き。そして、子供が去った後の部屋で一人落ち込んでるアダム・サンドラーを俯瞰で写すシーンに、シェリル・クロウが歌うガンズのカヴァー、 Sweet Child O Mine が流れたのは最高の場面だった。




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黒魔女さんが通る!!

2008-07-13 | うちの子に御用?
講談社青い鳥文庫。「若おかみは小学生!」シリーズなどが、女子小中学生に人気があるそうだ。
うちのルーク・スカイウォーカー(9歳児)は、近頃その青い鳥文庫の「黒魔女さんが通る!!」というシリーズにはまっている。
主人公チョコこと千代子ちゃんは、黒魔術を学んでいるオカルト小学生。
お話を読んでいるかぎりは、好きで始めた訳ではなさそうだが。
修行をするときにはゴシックロリータの服装をするようで、表紙にもそうした絵が描かれている。


プチ萌え系(?)かどうかは別にして・・・(汗)。ルークはやたらと気に入っている。
いや、そんな挿絵や表紙ばかりが気に入っているだけではない。お話自体もかなり面白い。
チョコの師匠である黒魔女や、その学生時代の友人(ライバル?)、5年1組のクラスメートたち・・・キャラクターも個性豊か。
僕も読んでみたがなかかどうして面白い。
同じ青い鳥文庫の「テレパシー少女・蘭」がNHK教育でアニメになったそうだし、これもアニメ化すればいいのに。


ルークが図書館で借りてきたのはこれ。
主人公の師匠ギュービッドとライバル”アンゴル・モア”が争う第2話が実に面白い。
ちちも気に入りました。これ。

実はルークは近頃、「じゆうちょう」に小説を書いていた。
やはり女の子が主人公で、次々と魔物に遭遇する危機を乗り越える。
これが、文体が「黒魔女さん」に似ている。
台詞はほとんどが主人公以外のもので、行間を埋めるのは主人公の心の声。
それが今どきの女の子の言葉だから笑っちゃう。
でもさすがに男の子だから、”バトル”が欠かせない要素だったり。
こういう時期があるんよね。

・・そういえば、僕もこのブログで小説書いてたんでした。そろそろ復帰するか。
コメント (11)
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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

2008-07-08 | 映画(あ行)

■「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国/Indiana Jones And The Kingdom of The Crystal Skull」(2008年・アメリカ)

監督=スティーブン・スピルバーグ
主演=ハリソン・フォード シャイア・ラブーフ ケイト・ブランシェット

 常日頃、僕は今のハリウッド映画は苦手・・・と言ってる。しかしそんな僕でも、「娯楽映画はこうでなくっちゃ!」と拍手したくなる。だってこのインディ・ジョーンズのシリーズ三部作は、ちょうど僕が中学3年~高校~社会人なりたての頃。映画を観ることに最も貪欲であった時代。古代文明や超常現象を主たるテーマとしていることに興味をかきたてられたし、ハリソン・フォードが好きだったのもあり、このシリーズには愛を感じてやまない。特に一作目「レイダース/失われた聖柩(アーク)」は、もう何回観たかわからない。
インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》

 公開当時の映画雑誌で、このシリーズの楽屋落ちや裏事情などトリビアを色々覚えているだけに、今回もニヤリとしてしまう場面や設定の連続。カレン・アレン扮するマリオン再登場、父ヘンリー・ジョーンズのポートレート・・・底なし沼に落ちかかったインディを、大蛇で助けようとするなんて!まさにお約束。パラマウントのマークを意識した冒頭の場面は「またかい!」と思わず笑ってしまう。

 この映画は前作から19年後になっている。舞台となる1950年代の空気を感じさせるために、あれこれ工夫がなされている。冒頭のエルビス・プレスリー、赤狩り、リーゼント組とスタジャン組がカフェで喧嘩なんてルーカスの監督作「アメリカン・グラフィティ」を思わせるし。シャイア・ラブーフが最初に登場する場面はマーロン・ブランドの「乱暴者」。
乱暴者(あばれもの)
あのおぞましき軍隊蟻の場面はチャールトン・ヘストンの「黒い絨毯」。この映画は深夜放送で観たけど、とっても怖かったね。
黒い絨氈
・・・こだわりを感じさせるディティールは古い映画ファンをも唸らせるに違いない。そして改めて思うのは、やはりこのシリーズがやりたかったのは「007」だったということ。危機また危機の連続やゲテモノ趣味な演出も健在で、スピルバーグが本当に楽しんで演出しているのがわかる。

 でもあの頃と違って、僕らはどうしても冷ややかにみてしまう。それは今ドキのCG技術のせい。これまでの三部作は、CGがない時代に低予算(実際今回の制作費は1作目の4倍だとか)で工夫を凝らして撮った映画だった。でも今は視覚効果じゃ何でもできる時代。今回のクライマックスの超常現象にも驚かなくなっている人も多かろう。だが、この映画は生身のアクションを大事にしているのを評価すべきだ。形勢が二転三転する密林の逃走シーンには思わず手に汗を握ってしまう。こういう映画的興奮は今じゃなかなか味わえない。年齢を感じさせず頑張っているハリソン・フォードが、ますますかっこよかった。1作目の時、ルーカスが「ハンフリー・ボガードのかっこよさが出せる俳優」として彼を選んだことを本当によかった思う。

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