Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

4月のBGM

2010-04-30 | 音楽
2010年4月に聴いていた愛すべき音楽たち。

①不自然なガール/ナチュラルに恋して/Perfume
Perfume待望のシングルは両A面。期待を裏切らないテクノチューンである「不自然なガール」の方が好みかなぁ。不自然とナチュラルという対比がナイスだね。アルバム「⊿」がボイスエフェクトがキツかったのに比べると、聴きやすくなったね。こうでなくっちゃ。それにしても、40歳過ぎてるのにPerfumeのシングルをきちんと買ってるオレ・・・。
不自然なガール/ナチュラルに恋して(通常盤)

②Reason/玉置成美
BSデジタルが我が家で見られるようになって以来、毎週楽しみなのは「ガンダムSEED」と続編「DESTINY」の再放送。「DESTINY」最初のエンディング曲だったこの曲は、改めて玉置成美のヴォーカルの力強さを感じさせる佳作。そういえばこの曲、しばらく着メロに使ってたっけ(恥)。
Reason

③Chronicle/Genesis
中古店で入手したジェネシスのライヴ盤。見たことないジャケットだなぁ・・・と思ったら93年のイタリア盤だった。77年~86年のツアー音源が収められている。ピーター在籍当時の古い曲も演奏しているけど、アルバムでは「Abacab」や「Duke」から「Genesis」にかけての時期。個人的にはこの頃のジェネシスがけっこう好きなので満足できる内容だった。

④涼宮ハルヒの消失/original sound track
劇場版「涼宮ハルヒの消失」はフルオーケストラによる劇伴を収めたサントラ盤。エリック・サティのジムノペディが長門有希の心情を表す音楽として効果的に使われている。病院の屋上で雪が降り始める切ない場面が記憶によみがえる。
劇場版 涼宮ハルヒの消失 オリジナルサウンドトラック

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新しい場所でうまくやっていけるかな♪

2010-04-24 | その他のつぶやき
4月から新しい職場にやってきた。長い研修が終わり、いよいよ来週から本格稼働だ。

研修参加者の中で僕はほぼ最年長組なんだけど、日々楽しくやっている。
中途採用が半分くらいいたことも安心できた理由かな。
10歳年下20歳年下がいる中だが、頑張ってますよん。

仕事経験豊富な年上の頼れる男性
チョー有名大学出身の饒舌な若い男子
ハルヒダンス踊れる元気な女の子
寿退職が目標という野心満々な女の子
キューブリック談義をした作業着が似合う男性
職場のことをいろいろ指南してくれた笑顔の素敵な先輩
前職でお世話になったことがある先輩女性は酒の席でハジケまくる人
最初に席で隣だった男性は思いっきり同い年で意気投合
・・・いろーんな人がいますが仲良くやっていけるだろ。うむ。

職域が広い職場なので、学んでいることも実に多岐に渡っていて面白い。いろいろ気づかされることも多く、隣の席で大学出てすぐの男子が、ボールペン回しながら退屈そうにしているのを「この野郎」と思いながら講義受けていた。さすがにこの年齢になると、新人向けの研修には知識としてもっていることも、何度か研修を受けてきたこともある。でも、これまでの職場でうけたどの新人研修よりも数段面白かったし興味深いものだった。確かに内部講師を務めた方の中には人前でしゃべることを明らかに得意としていない人もいらっしゃった。でも面白かったと思えるのは、講師や研修メニューを立てた側の気持ちが理解できるからかもしれない。それに内部講師を務めた先輩に「この人すげぇ!」と真剣に思える人がいたこと、外部講師の興味深いお話。たいへん勉強になりました。

「最初の気持ちを忘れないように、何かに記しておくといい」と何人もの方に言われた。このブログ記事がきっとそのひとつになるのかも。

来週からいよいよ本格的に始動。今までみたいに、ガンダムとPerfumeの話題が日々できるところだとは思えないが、takは公私ともに頑張ります!。

仕事帰りについつい歌を口ずさんでしまうことがある。iPodで聴いていたわけでもないのに、ふと口にしたフレーズがある。

あたらしい場所で/うまくやっていけるかな♪
たぶんできるはずって/思わなきゃしょうがない♪
【PV】 Perfume - ワンルーム・ディスコ(One Room Disco)

あ、このPV素晴らしいです。はい。

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チェンジリング

2010-04-17 | 映画(た行)

■「チェンジリング/Changeling」(2008年・アメリカ)

監督=クリント・イーストウッド
主演=アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコビッチ ジェフリー・ドノヴァン

 クリント・イーストウッド監督のここ数年の製作意欲はすごい。しかも打ち上げ花火だらけの現代ハリウッドにおいて、きちんと人間を真っ正面から描ける貴重な存在だ。この世に語るべき物語がある限り、映画を撮り続ける・・・そんな気持ちがどの映画からもひしひしと伝わってくるのだ。この「チェンジリング」も然り。1920年代に実際に起こった失踪事件を描いたミステリアスな人間ドラマ。アンジェリーナ・ジョリー主演ということで、これまでやや敬遠していたのだが、いやはやこれは素晴らしい力作。何よりもアンジェリーナ・ジョリー扮する母親が、我が子の為に懸命に捜索を訴え続ける執念と愛情に心打たれる。

 ロス市警はニック・ノルティ主演作「狼たちの街」やジェームズ・エルロイの作品でも描かれていたが、そうとうダーティなことをやっていたようだ。それにしても、この保身のための警察の行動は怒りを通り越して恐ろしさを感ずる。自分たち組織に都合の悪い人間を精神病院送りにしてしまう。反抗したら電気ショック・・・これが実際に行われていたというのだ。弱い立場の人間を犠牲にすることで、警察という組織が体面を保とうとする恐怖。

 一方で子供を牧場に誘拐して殺人を繰り返す連続殺人犯。彼がそういう行動に出た原因を深く触れはしないが、結局は何かにすがらないと生きられなかった弱さをもつ人間だったのだろう。自分よりも弱い立場の子供を次々と犠牲にすることで、自分が生きていることを確認しようとしたのではないか。死刑執行前に「真実を話す」と言って主人公を呼び出すが、結局何も話そうとはしなかった。懺悔したからというのが言い分だったが、これだって懺悔したことにすがりたい気持ちに他ならない。それに対して「殺したの?」と問いかけ続ける主人公クリスティンの気迫。僕は涙をこらえながらこの場面を見た。主人公が口にするのはたった一つの台詞。それを繰り返すだけ。主人公の一途で懸命な気持ちがこれ以上に伝わる演出があるだろうか。実に見事な演出だし、アンジェリーナ・ジョリーの見事な演技。母親も子供も、不法に監禁され死の恐怖にさらされた。子供と同じように恐ろしい体験をした訳で、そこを乗り越えた主人公だからこそ、あの台詞を叫ぶことができた。しばらく耳から離れない。

 イーストウッド監督がこの題材を選んだのは、世間にはびこる様々な嘘に立ち向かう人々を描きたかったのではないだろうか。そして真実にたどり着こうとする尊さが人としての強さなのだから。死刑執行場面は冷ややかに描かれるが、決してこれで事件が解決した訳ではない。ウォルター少年が戻ってくるわけではない。ラストシーンで”希望”と言う言葉を口にする主人公。彼女に協力した神父たちもが事件を忘れて新たな生活をするように勧めるが、それでも彼女は生涯子供を捜し続ける。何があっても信じ続けること、人間としての強さってこういうことなのかもと思った。陰惨な話なのに、ラストには感動と勇気をくれる。こんな映画が本当によい映画なのだ。イーストウッド監督の偉大さを改めて思い知る秀作。

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NINE

2010-04-10 | 映画(な行)

■「NINE/NINE」(2009年・アメリカ)
監督=ロブ・マーシャル
主演=ダニエル・ディ・ルイス マリオン・コティヤール ペネロペ・クルス ソフィア・ローレン

 フェデリコ・フェリーニ監督の名作「81/2」がブロードウェイミュージカル化され、それをロブ・マーシャル監督が映画化。この映画に何を期待するかによって評価も分かれてくるようにも思える。僕は正直なところフェリーニの香りを期待していた。だけどそこはハリウッド製ミュージカル映画だし、絢爛豪華な音楽絵巻になっている。それに、アンソニー・ミンゲラの脚本が主人公グイドの”愛の彷徨”めいた筋書きに徹していて、意外にしっとりとした人間ドラマとして作られていることにやや驚いた。マルチェロ・マストロヤンニのおどおどした感じが面白かった「81/2」に対して、ダニエル・ディ・ルイスはちょっと神経質なイメージすら感じられる。舞台ではラウル・ジュリアやアントニオ・バンデラスがグイドを演じたそうで、それこそ男臭い色気をかもしだすことだろう。でもダニエル・ディ・ルイスになった分だけ、気が弱い男の大胆な行動というのがうまく表現できたようにも思える。

 ともかく豪華な配役。映画の冒頭、女優陣が次々と登場する場面はうっとり・・・その一方で妬ける。マジで妬ける(笑)。遺跡が美しいローマの町並みを背景に、アルファロメオのオープンカー走らせる主人公。かっこよくてまた妬ける。そしてそこから始まる女性との関係・・・、この映画が"男の願望映画"と女性映画ファンからは皮肉られそうな気がする。または「だからイタリア男はわかんない!」と呆れられそう。でもこれは、気弱な男が柄に合わない大胆な行動をとって、再出発をはかろうとする物語。男って生き物は、同じコミュニティに所属することで男同士のつながりを維持するようなところがどうしてもある。共通の話題がないとダメなのね。だから仕事以外のプライベートな話まで腹を割って話せる相手って意外と少ない人もいる。僕もけっこうそれを感じている人間の一人で、異性の友達の方が素直に話ができたりすることもある。だから、主人公グイドが結局女性に支えられてづけているのは、妬みながらも(笑)理解できる気がした。そこを暖かい目で見守ってやってよ・・・とちょっとだけ思いましたが。

 女優の皆様、出番はそれぞれ少なめだったけど強烈なインパクトがありましたね。少年期のグイドに性を目覚めさせた存在であるファーギーのむっちりとしたところは、まさにフェリーニ好みの女性像代表として体重を増やして熱演。再び助演賞にノミネートされたペネロペ・クルスは、かわいい女を演じきっていた。下着姿で踊るミュージカルシーンは、ごめんなさいクギづけでした(汗)。映画館の前の席で"かぶりつき"で観ることをおすすめします。一緒に観た友達は「女の私でもさわりたいと思ったもん」と一言。妻役マリオン・コティヤールはひたすら耐える女で僕は適任だったと思った。ジュディ・デンチの貫禄。あんな女友達いたら頼れそうですよねぇ・・・。ソフィア・ローレン、ニコール・キッドマンも素晴らしかった。でも圧倒されたのはケイト・ハドソン!。"Cinema Italiano"を歌い踊る場面は圧巻!10年前に「あの頃ペニーレインと」でバックステージの女神だった彼女が、ステージの上で光り輝いてる!。

 グイドが再び映画製作を始めるラストシーン。これまでの登場人物が一堂に集まって彼を見守る場面。人は支えられていることを視覚的に表現。それを密かに見守るマリオン・コティヤール。意外なほどしっとりと終わる。僕はやっぱり「81/2」を期待していたので、えっ?エンディングはド派手にサーカスみたいな楽しさで終わらないの?と思いました。ニーノ・ロータ作曲の派手なスコアぽいのが出てくるのはファーギーの"Be Italian"くらいだったよな。でも音楽を十二分に楽しめる映画でした。



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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2010-04-07 | 読書
巷で話題の本「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだ。書店でみかけて気になっていたのだが、決定的に「読もう!」と思ったのは、NHKで放送された「クローズアップ現代」の”経営の神様”ドラッカー特集。ドラッカーが書いた「マネジメント」は、組織がどうあるべきか、そこに属する人はどうあるべきかを記した経営学の本なのだが、このきゃわいい女の子が描かれた表紙の本はその「マネジメント」の考え方を高校野球に生かそうとする女子高生の物語。ライトノベルと思ってよいのだが、そこにはドラッカーの考え方がきちんと盛り込まれて、言うならばドラッカー入門書にして攻略本?。何よりも取っつきやすさが魅力だ。高校野球部にとって「顧客」とは?そんな途方もない問いに真摯に取り組む彼女たちに思わず感動してしまう。


僕は前職でISO内部監査員を務めていた。研修に行くたびに、「顧客」とは?「不適合」とは?ISOが定義する用語を職場に当てはめる作業に追われていた。結局、あの職場にISOは「重荷」になった気がするが、僕自身はあの時ISOに関わらせてくれたことを心底感謝している。組織が動くときに経営者はいかにあるべきか、品質管理のために必要なことは・・・それらを客観的に見る時間を与えてくれたように思えるからだ。

この本に登場するドラッカーの言葉は、そんな僕にも響くものがあった。確かに小説としては情感や深みが欠ける部分もあるだろう。でも、組織に属している者ならば、きっとこの本は勇気をくれることだろう。ついでにドラッカーの「マネジメント」に挑んでみようという気持ちにもさせてくれるはず。



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追悼 MINAMI (D-LOOP)

2010-04-06 | 音楽
90年代に3枚のシングルを残したユニットD-LOOPを覚えていますか?
ヴォーカルのMINAMIが急逝されたとのニュースを見ました。

実は、密かに好きなユニットでした。
初めて聴いたのはチョコレートのCM曲だったLove Me Tender。

D-LOOP Love me tender


キーボードの葉山拓亮クンのプレイと音色選びのセンスがいいなぁと思っていた。
僕がいちばん好きだったのは、日産自動車のCM曲だったGlory Days。

D-LOOP - GLORY DAYS


これは名曲です。シングルを何度聴いたかわからない。
哀愁漂うメロディーとか細いハイトーンが、
聴いていてすごく切ない気持ちにさせてくれるのね。
ふと思い出すと繰り返し聴いていました。
活動休止が続いていたのですが、これで本当にお別れ。

ご冥福をお祈りします。

grace mode(CCCD)grace mode(CCCD)
D-LOOP

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↑シングルのヴァージョンが入っていれば言うことはないのですが。

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新年度が始まりました。

2010-04-02 | その他のつぶやき
新しい年度が始まりました。
現実世界の皆様も、ネット見知りの皆様もいかがお過ごしでしょうか。

写真は、北九州市内の神社でiPhoneで撮った夜桜。

ところで、私takは、この年齢になって
4月1日から新たな職場で働くことになりました。
直前まで前の職場の仕事したから、
気持ちの整理がなかなかつかないままのスタートとなりましたが、
そんなことは言っていられませんので、とにかく頑張ります!。

幸いなことに、新しい職場には知り合いもいないことはないし、
同期の中にも(かなり年下だけど)知り合いがいるので、
ちょっと心強い。

ここでどんな業務を担当して、自分に何ができるかわからないけど、
まずは一日一日を頑張ります。
コメント (2)
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