Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

マンマ・ミーア!

2009-12-31 | 映画(ま行)

■「マンマ・ミーア!/Mamma Mia!」(2008年・イギリス=アメリカ)
監督=フィリダ・ロイド
主演=メリル・ストリープ アマンダ・セイフライド ピアース・ブロスナン ステラン・スカルスガルド

 アバの楽曲を散りばめたミュージカルの映画化。アバは僕にとっては、初めて夢中になって聴いた洋楽。だから劇中流れる曲はもちろん知っているし、中には歌えるものだって。これを映画館で観ることができなかったのは、2009年最大の不覚だった。家で一人でテレビで観る映画じゃない。これはみんなで映画館の床を踏みならしながら観るべき映画だった。テレビの前でほぼ全編歌ってました。あー悔しいっ!。

 それにしてもなんて魅力的なキャスト!。メリル・ストリープは出世作「クレイマー、クレイマー」の頃から出演作を観ているけれどお年を召しても輝きは変わらない。この映画でのはじけた演技は素晴らしい。「007」のピアース・ブロスナンは上手ではない歌を披露し、この映画でラジー賞を獲得しちゃった。それも納得だけど。「宮廷画家ゴヤは見た」のステラン・スカルスガルド、「ブリジット・ジョーンズの日記」のコリン・ファース、それにメリルの隣で歌っているおばちゃんは「リトル・ダンサー」のバレエの先生ジュリー・ウォルターズじゃん!。歌だけでも興奮しちゃうのに、僕のお気に入り映画で名演をみせた役者ぞろいだもの、こりゃたまらないっす。

 この映画には夢があるよね。しかも世代を問わず観られる映画だとうことがまたよし。音楽は僕らに力をくれる。エンドクレジットで流れたThank You For The Musicには泣きそうになった。この曲大好きだったんだよなぁ。たぶん映画館で観ていたら、きっと・・・これ聴いて泣いたかも。これは映画館にリピーターが多かったはずですな。あーっ!映画館で観ておくんだった!(こればっかり)

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12月のBGM

2009-12-30 | 音楽
2009年12月に聴いていた愛すべき音楽たち。

①moment/Vivian or Kazuma
「機動戦士ガンダムSEED」の再放送に近頃夢中になっていまして、歴代主題歌を聴き直している。TM RevolutionのInvokeに続く第2クールの主題歌だったのがmoment。ヴィヴィアン・スーとSIAM SHADEのボーカルだったKazumaのデュエット。レベッカの土橋安騎夫がプロデュースってところが、僕ら世代には嬉しい。実は僕、ヴィヴィアンのボーカルがけっこう好きなんです。来年日本での活動を再開するとかで嬉しい限りでございます。
moment (機動戦士ガンダムSEED OPテーマ) (CCCD)

②Believe/玉置成美
同じく「SEED」の主題歌ある玉置成美のヒット曲。激しいデジタルビートに起伏があるメロディーラインが重なるこの曲は掛け値なしにかっこいい。それを当時14才で歌いきった実力に圧倒される。SEEDの楽曲はエンディングテーマも挿入歌も優れたものが多い。カラオケで歌いこなしたいなぁ・・・無理か?。
Believe (機動戦士ガンダムSEED OPテーマ) (CCCD)

③Can't Stop Fallin' in Love/globe
冬になると聞きたくなるglobe。deperturesのせいはもちろんなのだが、この曲の透明感が冬の景色にグッときてしまう。この曲の詞が近頃不思議と心に染みる。
CRUISE RECORD 1995-2000

④It's All Coming Back To Me Now/Celine Dion
ジム・スタインマンの手による壮大なバラードの名曲。MeatloafのヴァージョンもオリジナルのPandra's Boxもいいけれど、セリーヌ・ディオンのヴォーカルでこの曲の輝きはグッと増すことになる。ドラマティックなPVも素晴らしい。
ザ・ベリー・ベスト

Celine Dion - It's All Coming Back To Me Now


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THE 4TH KIND フォース・カインド

2009-12-29 | 映画(は行)



■「THE 4TH KIND フォース・カインド/The Fourth Kind」(2009年・アメリカ)

監督=オラントゥンデ・オスサンミ
主演=ミラ・ジョヴォヴィッチ ウィル・パットン イライアス・コティーズ

《ネタバレ注意》
 僕ら世代はスピルバーグの「未知との遭遇」で、第3種接近遭遇(=宇宙人と出会うこと)について初めて知った。それはファンタジー色の濃いもので友好的とも思えるものだった。この「フォース・カインド」で描かれるのは第4種の遭遇。”宇宙人による拉致”である。映画自体は主人公の身に起こる数々の事件は、拉致が原因であった可能性を結論づける。でもそれはサスペンスの結末というよりも、映画では早い時点でその可能性が示唆され、その証拠を追求していくのが主たるテーマとなっている。だから異星人による拉致の映画なんよ、と人から聞いたからって気にする必要は一切ない。むしろその真実を探そうとする過程こそが大事な映画だからだ。

 アラスカで不眠症患者に催眠療法を試みた心理学者が主人公。ミラ・ジョヴォヴィッチが彼女を演ずるだけでなく、ドキュメンタリーみたいに語り部として映画に登場する。さらにその心理学者と監督の対談の様子を流し、実録のビデオ映像と再現映像をスプリットスクリーンでみせるという演出。なかなか面白い。催眠中に突然患者が大声で叫びだすところは、ホラー映画の傑作「エクソシスト」を思わせたりもするが、実録映像もまったくその通りだから怖さが増してくる。怪奇現象が起こると実録映像は大きく乱れ始める。患者は意味不明な言語を催眠中に叫び出すのだが、それが古代シュメール文明の言語だと突き止めるところに至る。シュメール文明では、空から来た者によって文明がもたらされたような記述や痕跡が残っている。それがこの怪奇現象の原因だと言うのだ。

 どこまで信じるかは観る人次第ではないだろうか。何せ実在の人物たちはこの映画の撮影に対して協力を拒否したり、語りたがらない。対談場面で登場する実際の心理学者の疲れ切った表情が、この映画を見終わって最も記憶に残る。真実を突き止めるには至らないものの、”異星人による拉致”(と思われる事件)が実際に起こっている現実を世に示す上ではこの映画は興味深い。エンドクレジットでは、UFO目撃の通報音声を流れる。いやぁオカルトやUFOに興味がある人々にはたまらないだろうね。

 クライマックスで、主人公が自らを催眠状態にして異星人の言葉を引き出そうとする衝撃的な場面。うわー、怖ぁい・・・と思いながら銀幕を凝視している最中に、胸ポケットの携帯バイブが着信で振動。ちょっとビビリました(汗)。それにしてもこの映画はお客さんが多かった。何故か、ややガラの悪い若い子たちや、しゃべり続ける女子高生など・・・。
「お、俺こういうのあんまり信じられんのよね。」
「オレも、オレも。」
と、上映中に声を出す茶髪男子の一団が僕の後方に。怖いんなら、怖いって言えよ!。つーか、黙ってろ!と久々に怒りを覚えましたが。



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ココ・シャネル

2009-12-28 | 映画(か行)

■「ココ・シャネル/Coco Chanel」(2008年・イタリア=アメリカ=フランス)

監督=クリスチャン・デュゲイ
主演=シャーリー・マクレーン バルボラ・ボブローヴァ マルコム・マクダウェル

 シャネル関連の映画が次々と公開されている。オドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」が恋愛を基礎に描いているのに対して、このシャーリー・マクレーン主演作は丁寧に伝記映画としてシャネルを描いている。「ココ・アヴァン・シャネル」で不完全燃焼だった人々には、こちらの方が向いているに違いない。シャネルの身に起こった出来事が語られ、シャネルのファッションに対するスピリットがよく理解できる内容になっている。つまり、予備知識抜きに人間ドラマとして楽しめるのは「ココ・シャネル」ってことになるか。もし観る順番が逆だったら「ココ・アヴァン・シャネル」も楽しめたのでは・・・と思った。特にシャネルのファッションに対するポリシーがよく理解できた。

 どうしても比較してしまうが、「ココ・アヴァン・シャネル」はエチエンヌの屋敷での生活が退屈で苦痛なものと描かれていたのに対して、「ココ・シャネル」では不満はないがやりたいことをやりたい前向きな面が強く描かれていたように思う。かといって「ココ・シャネル」が恋愛面での描写が不足かというと、さにあらず。シャネルとエチエンヌそしてボーイの三角関係を象徴するような、タンゴのメロディーをバックにした場面は実に秀逸。タンゴは情熱のダンスとよく言われるが、三人が踊りながら目を合わせる緊張感はたまらない。また、恋愛映画的な見方をすると、「ココ・シャネル」の方が女性がデンと構えているように思える。そのせいか男二人がシャネルに告げる愛の表現は、実に懸命。「あいつといると君を失いそうで・・・」「毎日君のことばかり考えていた・・・」ありふれているけれどそのストレートな表現が、僕ら男性の観客には身につまされる。

 若き日のシャネルを演じたバルボラ・ボブローヴァは、型にはまらないシャネルという人間像をうまく演じている。どことなくオドレイ・トトゥに近い顔立ちにも感じられるから、シャネル自身に似ているということなのかもなぁ。そして晩年を演じたシャーリー・マクレーンは貫禄の演技。80年代に5度目のノミネートでオスカーを受賞したシャーリー・マクレーンは「もらって当然と思うわ」とコメントした。シャネルのやや高飛車な態度はファッションを創り出す自信の表れ。マクレーンのイメージに重なるように思えた。脚本はエンリコ・メディオーリ。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「ルードウィヒ/神々の黄昏」「家族の肖像」を手がけた人だとか。人物の描写が巧みなのは納得です。

 ところで、タイトルバックで脚本は「teleplay」とクレジットされているけど、テレビ映画として製作された映画なんでしょうか。

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さよなら子供たち

2009-12-27 | 映画(さ行)

■「さよなら子供たち/Au Revoir Les Enfants」(1987年・フランス)

監督=ルイ・マル
主演=ガスパール・マネス ラファエル・フェジト フランシーヌ・ラセット イレーヌ・ジャコブ

 反戦映画はこれまでにも多くの作品が製作された。特に、むごさを直接描いて反戦の主題を打ち出した映画はたくさんある。ホロコーストをテーマとした映画と言えば、「シンドラーのリスト」のようにユダヤ人収容所をまさに描いたもの、「戦場のピアニスト」のようにユダヤ人が隔離されている地区の悲惨な様子を描くもの。映画化された「アンネの日記」も隠れて生活する厳しさが僕らの心に残ったmのだ。それらは僕ら観客の視覚に訴えてくる。だが、この「さよなら子供たち」は違う。同じホロコーストをテーマとしていながら戦場は全く出てこないし、冷酷なドイツ兵が出る場面もそれ程多いわけではない。それでも「さよなら子供たち」が描くホロコーストの怖さは僕らの心に直接響いてくる。それは、戦争が人間の日々の生活を着実に崩壊させていく過程をみせてくれるからだ。

 この物語はルイ・マル監督の少年時代の体験に基づいているという。パリが占領下にある大戦中。主人公の少年は疎開先の寄宿舎制の学校で生活している。そこに新たにやってきた少年。勉強もできてライバル視され始めるのだが、実は彼はユダヤ人だった。やがて学校にゲシュタポの捜索が・・・。

 ユダヤ人であることを主人公が知ってから先は、観ていてハラハラする。一体いつバレてしまうのか、二人の関係はどうなってしまうのか・・・観ているこちら側まで緊張してしまう。しかもその緊張は映画の最後まで途切れることはない。ゲシュタポに連れて行かれる朝がラストシーン。「ユダヤ人がいるだろう」と教室で言われて、つい振り返ってしまう主人公。その行為が決め手になってしまう。悪いのは戦争。だけど、子供にとってはあの時自分が振り返らなければ・・・との気持ちが残るのは当然。黙って手を振る主人公。物言わぬ場面だけに、そこに込められた監督の長年の思いが伝わってくる。連れ去られる者と見送る者。同じ人間なのに・・・何が違うと言うのだろう。そう思えば思う程切なくなる。

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洋楽オンリーのクリスマスアルバム(14)Do They Know It's Christmas/Band Aid

2009-12-21 | 音楽
洋楽オンリーでクリスマスソングのコンピ盤をつくるとしたら、あなたは何を選びますか?
これまでのバックナンバーはこちら

写真は小倉北区のショッピングモール、チャチャタウンのイルミネーション。

今日選んだのは、僕ら世代には忘れられない名曲。
14.Do They Know It's Christmas/Band Aid

英国ロック/ポップスのアーティストが結集したチャリティレコード。発売された日にレコード買いました。英国勢がヒットチャートを席捲していた時代だったから、これには興奮したなぁ。

Do they know it's christmas


高校時代にこれを聴いて、
tonight thank god it's them instead of you♪
の部分にみんなで「こりゃねぇだろ」と言っていたもんです。
でもその部分をボノが歌っている・・・変に納得してしまう。

これがなかったらWe're The Worldもなかった。まさに歴史的な1曲。

Do they know it's christmas Live aid 1985 london


これも歴史的な場面ですな。ライブエイドは夜更かしして見たのを覚えています。

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南極料理人

2009-12-20 | 映画(な行)

■「南極料理人」(2009年・日本)

監督=沖田修一
主演=堺雅人 生瀬勝久 きたろう 高良健吾 豊原功補

 南極観測隊の料理担当としてドームふじ基地に赴任した原作者のエッセイを映画化した話題作。同じ南極の基地とはいえ、ふじ基地は昭和基地と違い標高も高く生物もいないウィルスさえも生育しない極寒の地。そんな極限状況で働く8人の男たちの日常をユーモラスに描いている。緊張と極限の状態の中で、食べることを通じて気持ちを和らげようとする主人公の優しさが心に染みる。南極を舞台にした映画というと、どうしても極限状態をテーマにとったサスペンスだのホラーだのが多くなる。「南極料理人」の登場人物たちも、もちろん精神的に参ってしまうこともあるだろう。だがここでは”究極の単身赴任”である南極勤務を、ある意味楽しんでいる様子もうかがわれるし、それぞれの生き方がきちんと描かれているところが素晴らしい。

 劇伴もほとんどないし、淡々と日々が描かれる映画なんだけど、決して飽きることがない。それは南極での生活の実態を知ることができることが面白い。運動不足になりそうな日常。テレビの体操番組の録画を見ながら体を動かす。レオタード姿の女性たちに「オオーッ」と歓声があがるのも男だけの世界だから。水の使い方の厳しさ、プライバシーも何もないトイレ、高額な電話料金・・・。そこで何の仕事をしているのかを描くのではなく、そこでどう生きているのかが面白い。

 ”究極の単身赴任”の中、「お父さんがいなくなってから毎日が楽しくて仕方ありません」と言われる主人公。恋人にふられて落ち込んで、KDDの交換手に恋をする隊員。たまに電話をしても話したがらないと言っていた妻が帰国した時にすがりついて泣いてた姿。念願の帰国を果たした場面は、大した台詞もないのにとても心に染みた。

 ラーメンを食べ尽くしてしまった後、きたろうが「ボクの体はラーメンでできてるんだよ」と泣きそうになるエピソード。主人公はかんすいの代わりになるものを考えてラーメンをつくる。嬉しそうにラーメンを食べるきたろうの姿に、「食べる」ことの大切さを感じる。そしてカラッと揚がらない唐揚げを食べて、奥さんのことを思い出して涙する場面も、こっちまでホロッとくる名場面。

 水を確保するだけでも大変な場所だし、本当に雪と氷しかない。だから「毎日をどう楽しんで生きられるか」が大切なこと。それは僕らが日常生活を送る上でも大事なことなんだよな・・・と考えさせられた。僕らの日々だって、実は同じ事の繰り返しのように感じられてうんざりすることもしばしば。それでもその中に楽しさを見いだせるのかが”生きる工夫”だと思うのだ。全体的にゆるーい雰囲気の映画なれど、不思議と生きる活力を感じさせてくれる。

 雪上車の中に貼られた宮崎美子の懐かしいピンナップが、何故か強く印象に残ってしまいました(汗)。

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洋楽オンリーのクリスマスアルバム(13)Christmas Through Your Eyes/Gloria Estefan

2009-12-19 | 音楽
えー、昨夜は職場の忘年会でした。

今年は何かと仕事をやりにくくしてくれる人物がおりました。
それ故に、この忘年会は数日前からネガティブな盛り上がりをみせておりました。

「当日は子供が熱を出すことになっております。」
「ずるーい。」
「でも、ボク自身がここんとこ2週間連続出勤中だから、マジで熱でるかも。」
「でもさぁ、みんな来なかったらいちばんトップが悲しむんじゃない?」
「それは避けないとね。」
「結局、席がどこになるのかが鍵だね。」
「今年はくじ引きみたいですよ。」
「(一同)マジぃ?」
「いっそ大雪になっちゃえばいいのに。」

で。その日のgoo星占いは2位だったのにもかかわらず。
ひいてしまいました、「人物」周辺の席。
やば・・・。荒れたらどうしよ。マジで思いました。
予想通り酒の席だというのに仕事の話になりましたが、
そこはtak君も大人だから(?)ちゃーんと乗りきりましたよ。
ふぅ。

さて、気を取り直して。
洋楽オンリーでクリスマスソングのコンピ盤をつくるとしたら、あなたは何を選びますか?
これまでのバックナンバーはこちら

写真は北九州市役所周辺のイルミネーション。

今日は、忘年会の雰囲気とはまったく違うしっとりとしたバラードを選びました。
13.Christmas Through Your Eyes/Gloria Estefan

グロリア・エステファンはダンサブルな曲もいいけど、
特にソロになってからのバラードはしっとりとしたいい曲がたくさんあります。
これはクリスマスアルバムのタイトル曲で、他にもwhite christmasやsilent nightなどスタンダードな楽曲も収められています。

Gloria Estefan - Christmas Through Your Eyes


恋人と過ごすクリスマスのBGMに是非この曲を。

Christmas Through Your EyesChristmas Through Your Eyes
Gloria Estefan

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小さな中国のお針子

2009-12-17 | 映画(た行)

■「小さな中国のお針子/Balzac Et La Petite Tailleuse Chinoise」(2002年・フランス)

監督=ダイ・シージエ
主演=ジョウ・シュン リウ・イエ チェン・クン ツォン・チーチュン

 文化大革命による「再教育」で、山間部の農村で働くことになった二人の若者。西洋文化に触れることができた知識層は、思想につながる書物を没収され、農村での労働こそが社会主義国家に貢献できることだ、と慣れない農作業に従事させられた。持っていた料理の本までブルジョアの食べ物が載っているとして没収される。この頃の中国の激しさは知ってはいたが、まるで秦の「焚書坑儒」やブラッドベリの「華氏451」を思わせる思想統制。西洋の本は読むことを禁じられている。体制に反する思想や文化を禁じる風潮。

 そんな二人の前に仕立屋の孫である美しいお針子が現れる。山間部に住む民族の娘で、やはり文字を知らない。彼らはふとしたことで手に入れた西洋文学の本を彼女に読み聞かせる。村人から隠れて洞穴で西洋小説を読む3人の姿は、微妙な友情のトライアングル。それが禁じられた行為であるというスリル。やがて彼女は、本との出会いと若者との恋から人生を大きく変えていく。

 これまでも僕らは生涯残るような感動を本や映画から得てきた。それらは少なからず僕らの人生を左右してきた。この映画では、1冊の本との出会いによって運命を大きく変えるお針子の姿がたいへん印象的だ。一人で村を去るお針子は「バルザックが私を変えた」と言う。その衝撃の強さを感じさせる。

 また、この映画は中国を舞台にした青春映画だが、フランス資本で製作されている。そのせいなのか、僕はこの映画の三角関係に、奔放なジャンヌ・モローが二人の文学青年に愛されるフランス映画「突然炎のごとく」を思い浮かべてしまった。体制や時代、それに翻弄される人間がテーマとされがちな中国映画とはまったく違う。

 映画のラストは、村を出たその後の二人が描かれる。お針子の行方はわからないままなのだが、彼らが「再教育」で訪れた村は、巨大ダムの建設で水没してしまうという結末を迎える。ジャ・ジャンクー監督の「長江哀歌」でも描かれた山峡ダムの建設だ。近代化の影で変わりゆく中国。そこに、若者二人の帰り来ぬ青春を重ねる脚本は実に巧みだ。湖の底で三人のイメージが重なるラストシーンは実に美しい。

 お針子を演ずるジョウ・シュンは、「ウィンター・ソング」で金城武の相手役を演じてた女優さん。ちょっと南果歩を思わせるね。村長の歯の治療をする場面や近衛兵の踊りを女性たちが披露する場面が印象的。




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洋楽オンリーのクリスマスアルバム(12)

2009-12-16 | 音楽
洋楽オンリーでクリスマスソングのコンピ盤をつくるとしたら、あなたは何を選びますか?
これまでのバックナンバーはこちら

写真は小倉井筒屋のイルミネーション。
クリスマスも迫ってきましたが、
迫ってきた忘年会が、職場にやや嫌な空気を醸し出している今日この頃です。
ふぅ。ちょっと荒れるかな。

さて。それはともかく。
今回選んだのは僕の大好きな曲。
12.Grown Up Christmas List/Natalie Cole

デビッド・フォスターがプロデュースしたこの曲は、
大人になった主人公がクリスマスのお願いを考えるというもの。
メロディーの美しさもさることながら、ナタリー・コールのヴォーカルが素晴らしい。

DAVID FOSTER NATALIE COLE GROWN UP CHRISTMAS LIST


平原綾香のカヴァーも素敵な仕上がりです。
こっちも大好き。

Christmas List - 平原綾香


デビッド・フォスターのクリスマスアルバムにも収録されています。
これ、この時期愛聴盤なんですよぉ。
The Christmas AlbumThe Christmas Album
David Foster

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大人のためのクリスマスアルバムです。

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