◼️「フローラとマックス/Flora And Son」(2023年・アメリカ)
監督=ジョン・カーニー
主演=イヴ・ヒューソン ジョセフ・ゴードン・レヴィット ジャック・レイナー
Apple TV+が週末限定無料だったので、観たかったジョン・カーニー監督作「フローラとマックス」を鑑賞。
夫と別れて息子と二人暮らしのフローラ。経済的にも厳しいし、息子は窃盗を繰り返して手を焼いている。クラブで踊り明かして男と戯れても、憂さが晴れることもない。息子が何か夢中になれることをと考えて、粗大ゴミからギターを持ち帰ったのだが、ヒップホップ好きの彼には見向きもされず。彼女は自分が弾こうと思い立つ。他のオンライン講師とは違うものを感じて、LA在住のジェフのレッスンを受け始める。
ジョン・カーニー監督作はどれも大好きなものばかり。主人公が過ごす毎日の彩りや生き方を、音楽が少しずつ変えていく様子がたまらなく魅力的。それは本作でも期待通りで、思ってた音が自分で奏でられた瞬間、音楽を通じて人と繋がった瞬間、それが誰かに共感してもらえた瞬間のときめきが描かれる。共通の会話もなかった母と息子が音楽制作ソフトGarage Bandの画面を前にして打ち解ける場面や、好きな彼女に向けた告白ソングを作る場面、母と息子でそのミュージックビデオを撮る場面。そしてラストのステージ場面の一体感には涙出そうになる🥹。観てよかった。
音楽が心を開くきっかけになっているのも素敵な場面だ。ジェフのオリジナル曲にフローラがアドバイスすることで、心の距離が縮まる様子もいい。また、ジェフが宿題として聴くように勧めるのがジョニ・ミッチェルのBoth Sides Now。いろんな映画で使われているが、本作でもヒロインに気づきを与えるいい場面。そして、エンドクレジットが憎いんだよなぁ🥹。カーニー監督、音楽の使いどころが巧い。フローラの自作曲、ちょっと下品な言葉選びだが、それが生々しくて等身大。音楽って自己表現。そこに気取りなんて必要はない。
アラン・パーカーの「ザ・コミットメンツ」を含めて、アイルランドが舞台の音楽映画にはハズレがない!と勝手に思っている私です🎸♪。Garage Bandちゃんと使い方を覚えようかな。映画観ながら、楽器を手にしたいとウズウズしている自分がいる。
夫と別れて息子と二人暮らしのフローラ。経済的にも厳しいし、息子は窃盗を繰り返して手を焼いている。クラブで踊り明かして男と戯れても、憂さが晴れることもない。息子が何か夢中になれることをと考えて、粗大ゴミからギターを持ち帰ったのだが、ヒップホップ好きの彼には見向きもされず。彼女は自分が弾こうと思い立つ。他のオンライン講師とは違うものを感じて、LA在住のジェフのレッスンを受け始める。
ジョン・カーニー監督作はどれも大好きなものばかり。主人公が過ごす毎日の彩りや生き方を、音楽が少しずつ変えていく様子がたまらなく魅力的。それは本作でも期待通りで、思ってた音が自分で奏でられた瞬間、音楽を通じて人と繋がった瞬間、それが誰かに共感してもらえた瞬間のときめきが描かれる。共通の会話もなかった母と息子が音楽制作ソフトGarage Bandの画面を前にして打ち解ける場面や、好きな彼女に向けた告白ソングを作る場面、母と息子でそのミュージックビデオを撮る場面。そしてラストのステージ場面の一体感には涙出そうになる🥹。観てよかった。
音楽が心を開くきっかけになっているのも素敵な場面だ。ジェフのオリジナル曲にフローラがアドバイスすることで、心の距離が縮まる様子もいい。また、ジェフが宿題として聴くように勧めるのがジョニ・ミッチェルのBoth Sides Now。いろんな映画で使われているが、本作でもヒロインに気づきを与えるいい場面。そして、エンドクレジットが憎いんだよなぁ🥹。カーニー監督、音楽の使いどころが巧い。フローラの自作曲、ちょっと下品な言葉選びだが、それが生々しくて等身大。音楽って自己表現。そこに気取りなんて必要はない。
アラン・パーカーの「ザ・コミットメンツ」を含めて、アイルランドが舞台の音楽映画にはハズレがない!と勝手に思っている私です🎸♪。Garage Bandちゃんと使い方を覚えようかな。映画観ながら、楽器を手にしたいとウズウズしている自分がいる。