Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

7月のBGM

2007-07-31 | 音楽
2007年7月に聴いていた主なアルバムは以下の通り。

①EXPANSION/小柳ゆき
ジャパニーズR&Bと呼ばれるジャンルがどうしても許せない。どうしてこういう分類をする必要があるのだろうか。ちょっとソウルぽく歌ってるポップスでいいではないか。・・・と常に疑問をぬぐえない。「愛情」や「be alive」と小柳ゆきがスマッシュヒットを連発した頃にリリースされたアルバム。「愛情」はシングルヴァージョンのタイトなドラムマシン音が好きなだけに、ビートを強化した生ドラム+パーカッションはちょっと重くきこえてしまうなぁ。でもこの曲大好き(単にディスコ世代だから・・・か)。カラオケで歌いたい(身の程知らず)。
EXPANSION

②The Best Of Christpher Cross/Christpher Cross
”南から来た男”クリストファー・クロスのベストアルバム。朝通勤中に「All Right」なんか聴いちゃうと爽やかな気分になりますなぁ(世代限定?)。実は僕、セールス的に振るわなかった4枚目のアルバム「Back Of My Mind」がお気に入り。ポップとバラードがバランスよく収められた名盤でした。ベストにも数曲収録されてますが、「Arthur's Theme (Best That You Can Do)」など大ヒット曲に埋もれないのが良い曲の証。「Swept Away」が入れば言うことはないんだけど、な。
The Best of Christopher Cross

③Sweet Noiz Magic/高中正義
何故だか「渚・モデラート」が無性に聴きたくなってですねぇ~。ふらっと入ったブックオフで購入。DJがベラベラ喋ってノンストップミックスになっているベスト盤(今じゃDJと呼ばれる人々は無口なもんですが・・・)。これはドライブのBGMに最適ですな。
スイート・ノイズ・マジック~マスター・ミックス・ベスト
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サイドカーに犬

2007-07-27 | 映画(さ行)

■「サイドカーに犬」(2007年・日本)

監督=根岸吉太郎
主演=竹内結子 古田新太 松本花奈 ミムラ 谷山毅

 竹内結子の主演作はドラマも映画もまったく見ていない。朝の連ドラ出身だけに、なーんとなく清純派な女優さんというイメージしか僕にはなかった。中村獅童と結婚し、しばらく銀幕から離れていた後の復帰第1作が本作。おそらくパブリックイメージからはほど遠い役柄だろう。冴えない中古車屋の愛人ヨーコさん。しかも奥さんが出て行った後、子供に食事つくるために家に突然やって来た見知らぬ女性。

 映画は小学生の薫の視線から捉えられる。それまで接してきた大人の女性とは異なる存在であることを、日常的なエピソードを積み重ねて我々に教えてくれる。「歯が溶ける」と言って飲ませてもらえなかったコカコーラ、麦チョコをカレー皿にたっぷりくれること。そこには説明臭さはない。主人公薫がヨーコさんに心を開くことになる、自転車のエピソードがなかなかいい。「自転車に乗れると人生変わるよっ」確かにそうだ。でも自転車に乗ることを教えてくれても、そう言ってくれた人って僕にもいない。むしろ乗れるようになっても「遠くに行ってはいけません」と言われていたよなぁ。この映画には心に残る台詞や場面がたくさんあるし、80年代の空気を感じさせる小道具たちも素敵だ。「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるのって難しい」・・・何をしても堂々として見えるのに、繊細な心をみせるこの場面は実にいい。僕が女の涙に弱い・・・のかもしれないが、女性が泣き笑いをみせる場面には本当に弱い。「親切なクムジャさん」のイ・ヨンエが復讐を遂げる場面の何とも言えない表情、「キル・ビルvol.2」のラストでみせるユマ・サーマンの泣き笑い。竹内結子扮するヨ-コさんが、薫に突然みせる涙。僕はこの場面もきっと忘れないだろう。

 父親と別れる場面、薫が犬の真似をしながら父親に頭突きする。それまで自分を出さなかった薫が、初めてみせた意思。
「犬になって誰かに支配されるのって嫌だよね?」
「むかしサイドカーに乗せられてる犬を見たことがあるの。あんなだったら犬でもいいなぁ。」
母親と暮らすことを選択した自分。誰かについていく犬だ。でも戻ってきた母親に頭突きをくらわしたヨーコさんのように、自分も自分でありたい・・・。この場面は心に響いた。薫の人生において、何かの啓示を与えてくれた人、ヨーコさん。僕にとっては誰なのだろう。

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「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のルーツを探せ!(その9)

2007-07-22 | テレビ・アニメ
性懲りもなく続くこのシリーズ(バックナンバーはこちら)。
7月になってから宿敵臨獣ライオン拳理央がますますパワーアップ。ゲキレンジャーは苦戦を強いられ続ける。
理央に限らないことだが、初戦はまずゲキレンジャーは敗退するか、決着がつかないままになる。
だが、マスターシャーフーや拳聖らの修行で勝利をつかむ。「復讐」や「修行」により勝利するパターンは、まさにカンフー映画の定石。
最近聞かれなくなった台詞だが、ジャンが繰り返し言っていた「修行して勝つ!」。
”目的達成の為に努力すること”。その大切さをこのシリーズは教えてくれる。
本日放送の前半は、とにかくコテンパンにゲキレンジャーたちはやられる。だがその分、後半に過激気(かげき)を習得してからが圧巻。
ここ数週間はとにかく見ごたえがある。

これが新コスチューム。


背中からジェット噴射みたいなのが出るのは笑ったけどね。

そんなゲキレンジャーたちを今回高みに導いた3人の拳聖。
サモハン・キンポー、ジェット・リー、ジャッキー・チェンと元ネタが続いたもので、カンフー映画ファンとしては楽しみだった。

1人目は激獣ゴリラ拳のゴリー・イェン。元ネタは我らがドニー・イエンだ。
ドニー・イェンと言えば、出演作はいろいろあるが、有名どころだとジェット・リーと共演した「HERO」。
スライドギターのような琵琶が流れる、雨の中の死闘。長い槍を武器とするドニー・イェンとジェット・リーの華麗な戦い。
思えば「ワンチャイ」でもドニーは長いもの振り回してたっけ。
ところがゴリー・イェンは一見冷静沈着だが、不屈の闘志で戦う。華麗さとは無縁・・・に今のところは思えるのだが。
ゲキビーストのゲキゴリラは、もうキングコング状態。

2人目は激獣ペンギン拳のミシェル・ペング。元ネタはミシェル・キング。
ミシェル・キングは、ミシェル・ヨーの名でも知られる女優さん。
「グリーンデスティニー」の華麗なカンフーも、「トゥモロー・ネバー・ダイ」のアクションシーンもとにかく寡黙でカッコいい。
ところが当のミシェル・ペング・・・スケボーを華麗にこなすのはカッコいいけど、なーんか軽いんだよね。
妙にかわいいゲキビーストもボードに乗って登場するし・・・。
改めてこの番組が、お子様番組であることを思い出させてくれた・・・。
女性の拳聖が出ると聞いていたので、僕は勝手にこう想像していた。
激獣ワオキツネザル拳のアンジェラ・ワオ!。
「燃えよドラゴン」などの女性カンフースター、アンジャラ・マオが元ネタ・・・外しました。

3人目は激獣ガゼル拳のビョン・ピョウ。元ネタはユン・ピョウ。
鹿ではなくて、ケニアからやってきたトムソンガゼル。
三山戦でのレツとの死闘は屈指の名場面だ。
ユン・ピョウは、サモハン・キンポーとジャッキー・チェンとともに「スパルタンX」や「プロジェクトA」に出演したカンフースター。日本コミックの映画化「孔雀王」の主演が印象深いかな。

それにしてもゲキビースト総攻撃の今回は豪華でしたな。
来年の放送終了までネタがもつのか・・・と心配になりましたが。

新たなゲキビーストが合体するとこうなる。




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「世界最大の翼竜展」に行く

2007-07-18 | うちの子に御用?
世界最大の翼竜展 北九州市にあるいのちのたび博物館に家族4人で行ってきた。
お目当ては現在開催中の「世界最大の翼竜展」。
ケツァルコラトルスなる翼竜の骨格が展示されるのが目玉なのである。


 僕ら世代が昔覚えた恐竜の名前は、通用しないものが多くなってきた。
研究が進んで、これまで異種と考えられていたものが同種とわかって名称が変化したりしているからだ。
翼竜と聞くと「プテラノドン」しか思いつかない。
プテラノドンの骨格も展示されていたのだが、これが大きさが全く違う。
プテラの方がかなり小さい。
実際の姿を復元した模型は、展示会場いっぱいに翼を広げていた。
こんなのが空を飛んでたなんて、すごかったんだろうなぁ・・・。素直にそう思える。

ルーク(8歳児)とレイア(6歳児)は、アニメ「恐竜キング」のキャラクターが登場して解説するガイドを手にして見学。
ミッション達成形式なので、時々展示に関する「問題」が出題される。
レイア「ちちー(注・ちちと呼ばれている)、わかんないよぉー。」
ルーク「こんなの簡単だよ。こっち、こっち、Aだよ。」
レイア「あーーん(泣)、ルークが答え言っちゃったぁー!」
出題される度にこんな会話が続く・・・。

常設展も一緒に見学。何回来てもこの博物館の展示は圧倒される。
数々の骨格標本が僕らを出迎えてくれる。

今回はクイズラリーをやっていた。ルークとレイアは館内をかけずり回って、問題と答えを探した。
全問正解の賞品は、なんと恐竜の骨の化石。
何の恐竜だか、どこの骨だかわからないが、ユタ州で発掘された本物だ。
変なお土産よりルークは気に入ったようだ。

家に戻ると化石を手にとって、ルーペで観察。細かい筋のようなものを見つけた。
ルーク「ちち。これ、砂がついているよ。」
アナキンtak「どれどれ。」
ルーク「これさ、ユタ州の砂なんだよね?。」
アナキン「きっとそうさ。」
ルークはアメリカの地図でユタ州を探して、日本との間を指でたどっていた。

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ルークの怪獣図鑑(24)

2007-07-16 | うちの子に御用?
うちのルーク・スカイウォーカー(8歳児)が1年前に描いた絵で綴るウルトラ怪獣図鑑第23弾(バックナンバーはこちら)。
久しぶりにこのネタですが、元ネタの絵はまだまだあるのです・・・。

今回は、バンダイの食玩プレイヒーローモンスターウルトラマンモンスターズに登場したのも嬉しいスカイドン。
まっ、彼なりに重量感を表現したのでしょう。
なかなか愛らしいスカイドンに仕上がってますな。
こんなのだったら、空から降ってきても嬉しい?。

メガトン怪獣スカイドン
身長60メートル 体重20万トン
「ウルトラマン」34話「空からの贈り物」に登場。

本編は、実相寺昭雄監督によるシリーズ屈指のコメディ作品となっている。
「東京にはいろんなものが降ってくる・・・」てなナレーション。
雪、流れ星・・・と綺麗なものを並べたところで、飛び降り自殺。
・・・これだから実相寺作品は子供心にトラウマ残すんだよなぁ。

深夜の科特隊本部。みんな寝ぼけて寝巻姿で登場する。ムラマツ隊長は隊員服を後ろ前に着ている・・・。
フルハシ隊員もイデ隊員もバルタン星人のときは仮眠してたはずなのに・・・。
ベータカプセルと間違えてカレーのスプーンで変身しようとする珍場面あり。
でもほとんどウルトラマン不在で、ここまで面白がらせてしまうのも一興。
水素を注入して風船にしてしまうという作戦もすごいけど、
自衛隊練習機が撃ち落してしまう・・・という”あり得なさ”もおかしいね。

食玩のスカイドン、造形がいいんです。

気に入りました。

本編が収録されているDVDはこちら
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大人買い

2007-07-10 | Weblog
ウルトラモンスターのソフビを箱買いしちゃいました。今
回のラインナップは渋くていいね。

写真は「セブン」登場のガンダー。
個性的な怪獣だけど、僕は本編見たことないなぁ。

「ウルトラマンメビウス」が終わってちょいと寂しい限りだが、
怪獣ソフビ収集は相変わらずですっ。
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歴史的和解

2007-07-07 | Weblog
ウルトラセブン誕生40周年ということで行われた「ウルトラセブン大賞」。
これからは何年かおきに、「ウルトラマンA」誕生40周年・・・とかやるのでしょうか。
ま、ファンとしては嬉しいことです。

ファン投票があったそうである(知ってたら投票したのに・・・)。
最優秀宇宙人 メトロン星人
最優秀怪獣 エレキング
最優秀メカニック ポインター

・・・納得!の結果ですな。
ルークの怪獣図鑑でナースを取りあげたときにも書いたけど、
僕ら世代にとって「ウルトラセブン」は和製「サンダーバード」だった。
特にポインターのカッコよさ!いいよねぇ。
バンダイあたりが食玩で出してくれないかな。ウルトラシリーズの車フィギュア。

今回の授賞式では、あのちゃぶ台の場面が再現された。
グランプリ受賞を称えられて、まさに歴史的和解。
今回はアンヌ隊員も呼ぼうとは言わなかったのだろか。

「地球人はタバコを吸う人が少なくなったから、次は他の手を考える」
なーんて気が利いたコメントが楽しいね。

メトロン星人がグランプリ…「ウルトラセブン大賞」授賞式(サンケイスポーツ) - goo ニュース

エレキングは僕も思い入れがある怪獣。
だって親にねだって最初に買ってもらったソフビ怪獣がエレキングだったもの。
ソフビ怪獣といえば、職場近くのコンビニで食玩を箱買いで注文。
・・・ほんとに大人げない40男です。ハイ。

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プレステージ

2007-07-04 | 映画(は行)


◾️「プレステージ/The Prestige」(2006年・アメリカ)

監督=クリストファー・ノーラン
主演=ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベール スカーレット・ヨハンソン マイケル・ケイン

 マジックには3つの段階がある。「種も仕掛けもありません」と確認させること、物を消してみせたりする展開部が第2段階。そして消えた物が最後に戻ってくる、その最後の驚きを「偉業」(プレステージ)と呼ぶ・・・そんな冒頭のナレーションと、「映画全体がトリック」というノーラン監督の前口上。映画の冒頭からワクワクする気持ちが抑えられなかった。予備知識をほとんど持たずに劇場に足を運んだが、これが大正解。130分間、たっぷり驚かされて楽しませてもらった。これは一瞬たりとも気が抜けない映画。それは台詞や画面の細部に至るまで、きちんと伏線が張られているからだ。こういう練りに練り上げられた脚本をもつ映画は本当に面白い。

 確かにクリスチャン・ベール側のトリックは察しがついたと言えば途中からついていた。だけど見せ方が実に巧みで面白いんだよね。日誌に書かれた内容を追う回想なんだけど、それすら実は騙し合い。スカーレット・ヨハンソンほどの美女を配しておきながら色恋沙汰が物語の中心にならないなんて、ちょっと贅沢。

 後半で超自然的な展開が加わることを批判している感想も多いようだけど、そういう方々はきっとこの映画にミステリー要素だけを望んでいたんだろう。この映画自体も”見せ物”。そう思えばこの展開も僕は許せる。冒頭からヒントは無数に散りばめられている。それらの断片をつなぎ合わせる楽しみがこの映画。ミステリーを解くというよりも、ジグソーパズルのピースを探すような楽しさ。デビッド・ボウイ演ずる実在の発明家(ナイスな配役!)、エジソンのエピソードを絡めることで絵空事な物語に深みを与えている。それにしても・・・”瞬間移動”にこだわることは悲劇を生む。僕は「ザ・フライ」を思い出さずにはいられなかったのだが。


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夏です

2007-07-01 | Weblog
用があって博多に来ました。
この時期に博多に来る度に山笠を見上げて、夏が来たことを実感するのです。

そういえば福岡県に住むようになって10年余り。
今住んでいる北九州のお祭りにも行ってないなぁ。
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