麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

あさがお

2007年02月09日 | 東演
 第17回下北沢演劇祭開幕から一週間(正確には九日)。
 弊団『マーヴィンの部屋』の幕開けまで、ふと気付けば二週間を切った(正確には12日)。

 昨日は衣裳パレードがあり、衣裳プランナーの萩野氏、かつら担当の内藤氏が登団。また前日のスタッフ会議を受け、乗峯氏(美術プラン)は舞台監督の古舘氏、制作田中と打ち合わせて、大道具の発注変更をかける・・・と、さすがに慌ただしくなってきた東演である。


 そんな中、僕は夕刻、劇団を出て阿佐ヶ谷(正確には南阿佐ヶ谷駅近くの成田東にある劇団手織座)に向かった。
 杉並演劇祭実行委員会の会議である。
 第4回がいよいよ来月始まるのだ!
 (3月3日~25日。8演目14ステージ)

 とはいえ、ある意味あとは参加劇団がガンバレば良いのであって、実行委員会は事務的確認をさらりとこなし、早くも第5回への取り組みにシフトするのであった。

 で、このシフトだが・・・まだ3回の実施でようやく4回目が迫っている、言ってみればまだヨチヨチ歩きの「演劇祭」である。
 初回は“朗読劇”中心で、今もその名残りはある。まだ僕が実行委員でなかった頃、それはそれで一つの個性だと思っていたのだが……。

 個性と言えば。。。
 「杉並演劇祭」の特色は、全区の公共施設を中心にした開催!というものもある。先発の、下北沢演劇祭しかり池袋演劇祭しかり“ひとつの街”にターゲットを絞り、公共民間ゴチャマゼのフェスティバルとは一線を画した。

 で。物事には何でも両面あって。それは「公」の観点から言えば浅く広く全区民に行き渡ると言えるし、逆に「お祭りとしては拡散している」と。

 そーゆー流れの中、杉並にも高円寺~阿佐ヶ谷~荻窪辺りは小劇場が密にあるから、それを活用しない手はない。なんて声も上がった。

 いずれにしろ、芽が出て、双葉が開き、本葉はこれから…って段階だ。
 可能性はいくらでもある。
 高円寺に演劇専用ホールが建設される。中には「阿波踊りホール」ってのも出来るのだという。うまくリンクすれば面白い。
 七夕に負けない「阿佐ヶ谷の顔」を目指す!・・・阿佐。。顔・・・あさがお。
 焦らず、手間暇かけて、美しい花がいつしか咲くことを信じて「杉並演劇祭」が育つのに一役買えればと思った昨夜であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする