麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

アドニス

2007年02月08日 | 身辺雑記
 下北沢に降り立ったことのある方はご存知でしょうが、本多劇場グループが林立し、テクテク歩けば我が東演にも行き着く南口。駅前は、ちょいとした広場になっていて、ちっちゃな時計塔もあったりして・・・
 個々の待ち合わせは勿論、サークルの集合場所、各店舗のビラ配り(最近はホットペッパーがキャラクターの着ぐるみともども揃いのユニフォームを着たバイトさんが重いクーポン誌を配布するのをよく見る)に、ゲリラライブなんかも見られる。
                                   
 その広場には、ドトール、宝くじ、北欧(パン屋)、TSUTAYAの入ったビルが面している。ビルの名は「アドニス」というのだが、それがいよいよ取り壊しになる。

 下北沢演劇祭のフラッグが商店街にたなびき、暖冬も後押しして賑わいだシモキタだが、騒々しいのには上記のような「再開発」の工事の音も。。。

 賛否両論(確かに両論あるだろうが、僕の耳にはどうも「否」の声ばかり聞こえてくる気がしますが…)の道路拡張は、その工事に留まらず、小田急が地下に潜ることも合わせてのプロジェクトなので、線路付近の建物のシャッターも次々下りている。

 昨夜、久しぶりに実家に帰ったが、途中の登戸や向ヶ丘遊園の様相が変わっていた。
 登戸駅前には大きなスーパーが完成。駅舎の工事も概ね形になったようだ。かたや整地された遊園の駅前は、これから大きなビルが建つ模様。
 なるほど、街は成長・・・ばかりでなく時には衰退も含め・・・移りゆくものだから、工事用のフェンスや鉄骨で色味をなくした街色は、美しく喩えるなら、サナギの何とも味気ないカサカサの茶色であって、やがて脱皮すれば美しい羽根を持った蝶が現れる、とも言える。

 個人的な話になるが、僕の親父は土建屋だ。そのようなクラッシュ&ビルドを繰り返し得たお金で僕の血や骨が出来ているとも言える……ので、余りキツく言えた立場ではない。
 ないけれども。やっぱ、ことシモキタに関してはな

 とにもかくにも、アドニスは一度消える。
 そもそもドトールなど個別の店舗は知っていても、そのビルを「アドニス」と認知しているのは、それを管理している小田急関連企業の人くらいだろうなぁ・・・。

 余談だが、そのドトールやTSUTAYA自体、フランチャイズを得たグループ企業の直轄経営らしく、パンの北欧も、北海道にある「株式会社北欧」の関東圏での営業権を持つ「北欧トーキョー」という小田急グループの会社の1店舗なのだそうだ。
 さすが小田急! デカイ。

 ちなみに小田急さんは、京王さん、東急さんとともに下北沢演劇祭にご協力いただいております。

   
コメント
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