麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

その数は20000枚

2007年02月18日 | 東演
 今日は『マーヴィンの部屋』の制作の話をしよう。
    様々な業務の合間を縫って続いている折込の話を。。。

 小屋に入って、各パートが仕込みから順に進んでいく中、「制作」はロビー回りの設営とともに、アンケートや次回予告、よそに客演する役者のチラシなどをあらかじめ折り込んで、他劇団がやって来るのを待つのが普通だ。

 ところが今回は、参加している「下北沢演劇祭」の共通チラシやお得なクーポン付きの協賛店のチラシ、さらには祐子さんが文学座で演出する『ぬけがら』等々、友好劇団とバーターを組んだモノで、その数は10を超える。×2000枚だから、2万枚以上になるので、小屋入り前からシコシコやることにした

 人海戦術でエイッヤアッ!とやっつければ早いのだが、膨大な小道具や衣裳に、役者たちはオンオフ&若手中堅総動員で関わっていて、とても声を掛けられない

 さて次に場所だ。
 3階の稽古場は所狭しとモロモロ並んでいて足の踏み場もないし、制作部の部屋も東京ドーム2個分くらいしかなく(嘘)手狭だ。

 そこで、骨折して長期離脱中の経理部を一時「折込部」にさせていただいた。
 で。単純作業といえばBGMである

 ところがその部屋には、カセット付きのラジオ(AM/FM)しかない。CDやらMDなら他の芝居の参考資料やら何やらが事務所に転がっているのだが、今時テープはなぁ……と、諦め半分に机の引き出しを探したら、出てきた。

「TOMOVSKY(トモフスキー )」の『LEISURE』

 おいらがこんな洒落たモノを持ってるわけはない。
 数年前の「区民上演グループ」の芝居の、BGMか何かにどうですか、と、メンバーの一人が持ってきて、それを借りっぱなしか結果的に貰ったものだ、たぶん。

 記憶が正しければ、河野美菜(かわのみな)。
 一見おとなしそうに見えるが、天声の声と感性に、高校時代のバトン部の経験からか体もキレるので、区民で終わらせるにはもったいないポテンシャルだな、と思っていたが、今では『げんこつ団』の準レギュラーとして舞台に立ち続けている。まぁそれはまた別の話だ。

 元「カステラ」のボーカリスト・大木知之のソロユニット「トモフスキー」を聴きながら、間もなく18,000枚をクリアするというところだ!

 お気に入りは「ムカシミタイニハアソベナイ」。区民Aのカーテンコールにも使った曲。スカな感じがいい。
 ラストの「コーキシン」も聞き込むと味が出てくる。
 HPの本人自らによる解説によれば「アドバイス」「イショライター」は、ある特定の人のこと書いてるらしいが、それは別にして、どちらも好き
 その他、名曲揃いのアルバムです!
 ので、なかなかのハイペースで進んでます

 肝腎の『マーヴィンの部屋』は最後の通しを終え、今ダメ出し中。
 そのあとバラして、いよいよ荷出しに入る。

 明日、本多劇場へ!!!
 皆様、お待たせしました、いよいよです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする