麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

おたしなみ~区民A仕込み

2007年02月02日 | 東演
                             

昨日今日と、搬入から始まり仕込み、シュート、場当たりと本番に向けての作業が進んだ。

 弊団が二日後に狭山で上演する『朗読劇/月光の夏』の、さらには第127回公演『マーヴィンの部屋』(2/21~28本多劇場)の、稽古が重なって進展中のところ、『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』舞台監督星野真広以下、かつて区民Aで舞監経験のある奥山浩、原野寛之、安田扶二子ら中堅陣に加え、頼れるいぶし銀・土橋隆弘という強力な布陣がタウンホールに集結した。
 本来は俳優ながら、拠点を置く世田谷の区民公募の芝居創りで裏方に徹し黙々と汗を流す。
 『マーヴィン』と『月光』に俳優として、またはスタッフとして稽古中の中にも、『カレッジ』の大道具や小道具を作る際、カンナくずやペンキにまみれた面々が多数いる!
 と、なんだか自慢大会の様相だが、主旨は違います

 つまりまず、作品として“素人のおたしなみ”じゃないレベルに、毎年区民Aがなるよう東演は全面バックアップしている。がしかし、それでもこの日程、この予算ではキツい企画であり、しっかりと成立させているのは、実はその公募で集まった区民たち自身によるところがある、という話だ。

 特に常連組はプロの手が回らないところを、簡単な指示で的確にこなしていく。

    「シモテノソデニチッコウハッテ」

    「ケコミニザツグロガンタシトイテ」
魔法使いサリーちゃんの呪文みたいな言葉にテキパキと。。。舞台向かって左側の幕に畜光テープを貼り、黒い布をガンタッカーでケコミと言われる部分に固定する。

 演技はもちろん、裏の仕事もサマになって、それはまさに素人が嗜むレベルを超えている!

 いよいよ明日、そんなメンバーによる舞台が幕を開けます。

    第17回下北沢演劇祭
    世田谷区民上演グループA
    『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』
    (作/成井豊  演出/千田恵子)
    2月3日(土) 19:00~
    2月4日(日) 14:00~
    於:北沢タウンホール 入場無料



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