麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ハナレウシ

2007年05月10日 | 鑑賞
 坂本龍馬と並ぶ幕末のヒーロー・高杉晋作を中心に描いた舞台『ハナレウシ』(脚本・演出/キタムラトシヒロ)を昨夜観た。
 Z団第6回公演(5月9日~13日)新宿シアターサンモールにて。9ステージ。

 シアターガイドに“爆音チャンバラ・エンターテインメント”とあるが、まさにその通りの作品でした。わかりやすい、サービス満点の舞台。休憩含む約3時間の上演でした。

 もちっと詳述すれば・・・簡素な舞台美術にド派手なムービングぐりんぐりんの照明と、簡略化しつつも時代感はある衣裳。シャキーン・キンキン・ズバッ!的なSEで、全員ピンマイクの大変豪華なステージだった。

 さらに客演多数。
 まず主役の放れ牛=高杉を演じた原田篤さん。救急戦隊ゴーゴーファイブのグリーン役や仮面ライダー555のデルタ役などで活躍。秋本奈緒美さんの夫としても有名。
 またTVドラマ『ごくせん』のレギュラーや映画版『ウォーターボーイズ』などで活躍する北村栄基さんが、そのライバル粟屋帯刀。

 ほかにも多数いるらしい。「らしい」というのは有料の立派なパンフのみで、簡単なキャスト表などはなく、HPにも内部か外部かのクレジットがないので詳細は不明だから。

 で、全席指定5000円。。。実際、芝居はこのくらいの設定でもペイできるかどうかだが、業界的にはこの劇場でこの値段は珍しい。

 と、外枠はこれくらいにして。

 ストーリーは、高杉の、イギリス公使館(建設中)の焼き討ちから長州藩諸隊を率いての功山寺挙兵まで。お馴染み長州藩の、桂小五郎、久坂玄瑞、井上聞多、山県狂介、伊藤俊輔らが大暴れ。敵役として前述の粟屋帯刀(長州藩正規軍の軍監)、その上司・椋梨藤太(長州藩俗論派の首魁)、さらには新撰組の近藤勇まで加わって“男たちの闘い”を熱く描きます!

 また女優陣の美の競演は・・・
 高杉の妻おうのと愛人お雅をお笑いコンビ(?)に見立て、 幕府の女隠密・お紋はクールに、師である松蔭の愛した女・高須久子は凛として、それぞれの個性を咲かせました。

 以下、文中で紹介していないキャストです。
 桂小五郎=滝田明仁、久坂玄瑞=根本正勝、井上聞多=渡部将之、山縣狂介=中村誠治郎、伊藤俊輔=加藤良輔、椋梨藤太=中村英司、近藤勇 =石川貴博、おうの=宮坂あゆみ、お雅=山田麻衣子、お紋=真山奈緒、高須久子=北林実季
 ほか殺陣の面々多数。
コメント
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