麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

16番目の男

2007年05月18日 | 東演
 16日に舞台セットを建てた(関連グログ5/16付にあり)。
 その日の昼食時、たまに寄る定食屋に行くと、既に劇団員数名が食べ終わるところだった。入れ違いでカウンターに僕が座る。その際、言葉を交わしていたのを見ていた大将が、
「東演さんの方達でしたか?」
「ええ」
「てっきり、この辺りで工事している人かと思いましたヨ」
「……まあ、似たようなもんです、今日は」
「ああ、建て込みですか」
 流石に劇団の側にあるだけあって、大将、通な言葉を使います。

 さて。役者の稽古は「ハイお昼」ってわけに行かない。キリの良いところで「今から30分休憩」ってな場合が当たり前だから、軽めの弁当やおにぎりにサンドイッチなど用意している者が多く、外食に出ない。だからわりと面が割れていないのダ。
 で、何が言いたいかといえば・・・
 東演の役者は「俳優」に見えない!なんてことじゃない。
 仕込みの時には、プロの道具屋さんよろしく、職人のように見える・・・そういう役作りで、ご飯時も、演技の努力を忘れない!ということダ。

 夕方でセットを建て終わると、3階は東演の俳優養成機関「俳優工房」の授業があるので、ピカピカの舞台の上に大きなブルーシートを敷いて、先輩手作りの料理(今回は劇団代表・山田が腕を奮った)を囲んで「お疲れ会」になったが、建ったセットの傍らのブルーシートの上でタオルを頭に巻いた男どもに、これまた軽装のの女性たちが皿に料理を取り分けるの図・・・それはまるで、棟上げ式って感じだった!
 とはいえ、連日の激しい稽古。疲労も蓄積しています
 一人帰り、二人帰り・・・徐々に数が減って、最後まで残ったのは、
 舞監の古さん、客演の橘さんに、南保、小野、江上だった(あと今回の制作担当の一人、横川)・・・働き者の敏腕Pが降りていった時に残っていたのが、実はこの6人。

 昨日のブログで、キャストの名前に似た外国の地名を羅列しましたが、スペインにオーニャ(Ono/正確にはnの上に~ってのが乗ってる字です)って所がありました。
 小野雅史(おのまさふみ)。前回公演『マーヴィンの部屋』で鮮烈デビューを果たした2年目の彼が、チラシの段階では載っていませんが、稽古途中から「使者」役でキャスティングされています!
 なかなかこのコーナーでも紹介する機会がなく、今日になりましたが・・・。

 何度か紹介してきて15人に、小野を加えた16人でお届けする『恋でいっぱいの森』は初日までいよいよ2週間となりました。
  
コメント
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