2月21日~22日
香川県の旅行社「旅八」企画、
雪山登山教室・硫黄岳登頂プラン。
一週間前の大雪で一時中止も検討されましたが、予定通り夏沢鉱泉に泊まり、硫黄岳を目指してみました。
22日は夏沢鉱泉で放射冷却のため-18度近くまで気温が下がり、八ヶ岳らしい寒さの中硫黄岳を目指してみました。
夏沢峠からはトレースも無くなり、膝下までのラッセルをしながら雪山らしい登山を体験し、全員登頂することができました。
おかげさまで、冬の硫黄岳を案内するようになって10年近くになります。
いつも、夏沢鉱泉の野菜たっぷりの食事と猪なべ、鉱泉の湯に感謝し、
今年から登場した新メニューのデザートも加わり、、、
良い天気に恵まれ、無事に登れました。
みなさま、お疲れさまでした。
12月21日~23日
今回は、
大阪にある山岳ガイドが企画運営する旅行会社
“SIERRA GUIDE TOUR”のお手伝いです。
“硫黄岳・赤岳登頂3日間”
~角谷道弘ガイドと行くステップアップ八ヶ岳~
ガイドのため八ヶ岳へ出かけてきました。
2日目、
硫黄岳往復が順調だったので、
みんなで、アイスクライミング体験!
今回は、15名の参加者に
ガイド5名という構成です。
穏やかな冬晴れに恵まれ、
和気藹々とした中
全員、赤岳、硫黄岳に登頂。
わたくしは、
久しぶりに、角谷道弘ガイド、山本一夫ガイドと一緒に
山に登る機会を得ることができました。
いろいろな意味で勉強の場もいただき、
感謝、感謝の3日間でした!
興味ある方は、
“シエラガイドツアー”で検索してみてください。
次回の担当は、
『雪山・燕岳 3日間』(12/30~1/1)
『西穂高岳独標2日間』(1/2~3)
~角谷道弘ガイドと初登り!穂高展望の山頂へ~
3月23日~24日
何度かこのブログで紹介してきた、冬の秋田駒ケ岳・通称リフト尾根を下降してきました。
冬の東北の山で気軽にアイゼン・ピッケルを利用して登れる山かなり少ないと思います。
この尾根は、たざわこスキー場のリフトを2本乗り継いで、標高1600mの男岳へ伸びる尾根です。
今回は、この尾根から男岳を目指しましたが23日は、チョット天気予報がはずれて超ホワイトアウト。頂上まで後100m残して撤退、24日予定していた森吉山を変更して再度挑戦してみました。
翌日は、天気予報通り、今シーズン数日とない好天に恵まれ八合目まで雪上車を利用、秋田駒ケ岳・男女岳から男岳、リフト尾根を下降してみました。
都会では、桜満開などのニュースがあふれているけれど、まだまだ東北の山は冬です。
2日続けて晴れるのは4月に入ってからでしょうか。
今回は、2つの山を欲張らず秋田駒ケ岳で粘った甲斐がありました。雪山とはいえ、田沢湖を眺めながら昨夜ガイド仲間からいただいた“おにぎり”“フルーツ”、ベーコンをほおばり、温かいコーヒーと冬山で味わえない時間を過ごせたのも、、、
“待てば、海路の日和あり”、自然相手の行為では当たり前のことですね。
冬山1年生もチョット踏ん張りが足らず風が吹くとよろけますが、、、
だんだんとたくましくなってきた?ような気がします。
お疲れ様でした!
1月10日~11日
冬山の基本をということで、くろがね小屋をベースに安達太良山を目指してみました。
くろがね小屋は、東北で唯一通年営業している小屋です。
「あ~あ」と思わずため息、予報通りの荒天となってしまい、頭の中では雪上歩行など歩くことを中心に考えていたメニューを変更して、ちょっと難しいけど、天候に合わせてホワイトアウトナビゲーションに変更です。
途中で地図のコピーやら分度器、定規を購入して小屋で地図読みの講習会となりました。
講習後は美味しいカレーを2杯いただき、温かい温泉に入り小屋の方のお話を伺いながら、、、
翌日は、作成した地図を時折出しながら現在地の確認、時折風速20mを越える強風、視界10m前後の雪原から頂上を目指してみました。本来の頂上は強風で無理でしたが、、、
小屋番の方もすぐに戻るだろうと思っていたような天候、風の名所だけあって風はさすがに強いです。
下山するころには、冬型も和らぎ青空がのぞきだしてきました。
風、寒さ、降雪と雪山の楽しさを理解いただけた、2日間となりました。
2012年12月30日~2013年1月1日
急遽仕事のため、年末年始を燕岳で過ごすこととなりました。
年末寒波を用心して29日中に長野県へ移動、
30日予報通り朝から雨、しとしと雨から本降りの雨のなか
12キロの林道を黙々4時間歩いて中房温泉へ、、、
温泉と部屋の暖房のおかげで体も衣類もリフレッシュ
31日、風雪の合戦尾根を辿りお昼ころには燕山荘へ到着。
合戦尾根を回り込むと北アルプスの稜線はマイナス17度、風速20m近くの荒れ模様。天候は好天へむかう予報それを信じ、小屋で昼食やお茶を飲み談話室の窓から外を眺めていると時折空が明るくなりだしたので、さあー出発。
もしかしたら晴れるかなと思いながら歩き出したけど終始
ブリザード、、、結局今年最後の燕岳登頂者となって小屋へ。
冬山初級コースにしてはちょっと刺激的な頂上往復・90分となりました。
年末は雑誌の紹介も手伝ってでしょうか、小屋はほぼ満室。
夕食後の振る舞い酒、年越しそば、日付が変わるまで小屋の明かりが灯るなど年越しならではの心遣いがまた来年もという気持ちにさせるのでしょう。
久しぶりに小屋でお会いしたご主人・赤沼さんはじめ小屋のスタッフのおもてなしの心がなければ、厳冬の北アルプスの稜線にこんなに大勢の登山者は訪れないでしょう。
2013年1月1日
2日かけて登って来た行程を1日で、合戦尾根を下りさらに
再び12キロの林道を黙々と歩いて3日間で約30キロを歩いて無事下山いたしました。ちょっと、癖になりそうな年末年始の過ごし方となりそうです。