8月20日~23日 剣岳
おかげさまで、富山で二晩休養させていただいきました。
夕食は、路面電車に乗り、二晩とも”すし玉”。
8月20日
四国の旅行社旅八企画・「早月尾根から剣岳」の4人のお客様と”立山アルペン村”で合流して、馬場島荘に前泊。
8月21日
予想はしていましたが、朝から雨模様、蒸し暑いなか、
ただひたすら、
”早月小屋”まで標高差約1450mを5時間半かけて早月尾根を登ります。
早月小屋の食事すべて手づくりで、富山の田舎料理もあってとても美味しいです。”ごはん”富山米でしょうか、ついお代りしてしまいます。
夕食
8月22日
朝から風雨が強く待機。2時間待って、6時に小屋を出発。
早月尾根は、夏に低気圧が接近する場合、登山道が風下側になることがあります。意外と風の影響が少ないのです。でも、登ってみないとわかりません。
出発を遅らせた分、低気圧が通過したのでしょう。風も少し弱くなった、9時過ぎ誰もいない剣岳頂上に到着しました。
別山尾根からは、誰も登って来ていないようです。
こんな天気で登れないと半ばあきらめていた4人でしたが、ガイドを信頼?不安を抱えながら?も黙々とついて来ていただきありがとうございます。ちょっと、泣いた方もいましたね。
標高差2200mある早月尾根から登る、"剣岳"は達成感があります。
登山される方一人一人の”忍耐力”、”弱さ”が試されるだけでなく、いろいろなことも教えてくれるコースだなと思います。
気のせいでしょうか?登る前は不安そうだった顔が、
自信に満ちた笑顔になって、とても眩しく見えました。
わたくしも、このような天気のときに”剣岳”に登れたのは、折に触れお世話になっている”馬場島荘の佐伯徹さん”、”早月小屋の佐伯謙一さん”に見守らているという安心感があったからだと感謝しています。
剣岳 ほんとに「試練と憧れ」の山ですね!
大日岳です
8月23日
晴れ 徐々に雲が薄れて行きます。
小窓尾根から朝日の光が漏れ、”猫岩”の耳もピンしているような
美味しい朝食をいただき
3時間ほどで馬場島へ下山
足に力が入らなくなった方もいましたが、、、
早く下山できたので上市町”八笑”でおそばをいただき、
称名滝を見学して、立山駅で皆さんとお別れしました。お疲れ様でした。
PS:昨年の8月は雨にたたられキャンセルばかりでしたが、おかげさまで長かった北アルプスガイド生活も何とか無事に過ごすことができました。
これも、学生の頃先輩方に厳しく指導しいただいたことやヒマラヤ登山など長期山行を経験してきたおかげだとと感謝しています。
8月24日
日本海が穏やかな日和のなか、25日ぶりに山形へ戻りました。
(北アルプスガイド生活 23日目)