12月17~18日
ICI石井スポーツ登山学校
雪山基礎講習会を開催しました。
雪山のリスクを中心に雪山登山の基本を
理論と実践を通じてお伝えわかりやすくお伝えしてみました。
1日目
ドサドサと音たてているような雪が降る中、
くろがね小屋を目指します!!
手袋の使い分け方、スノーシューやワカンの装着方法、歩き方、
寒さ対策、読図(地形、植生から現在地を確認する方法)、
雪崩地形の観察、雪庇のリスクの説明などを実践していただきながら
山小屋を目指しました。
小屋では、読図講習=くろがね小屋から安達太良山までのルート確認とベアリング、
ホワイトアウトナビゲーション表作成、翌日の天候、高度計を利用した天候予測、
冬靴、ピッケル、アイゼン等用具説明、使い方を学んでいただきました。
冬も営業している数少ない山小屋のひとつ「くろがね小屋」
週末は予約も困難なくらいにぎわいますが、、、
週末の天気次第で直前キャンセルもありますので、
あきらめないで木、金曜日辺り予約するのも手です。
夜はカレー、美味しいのでついついおかわり、、、
2杯目を食べ終え
3杯目を考えていたら「えっ??」という声が
聞こえたような気がしたので辞めました↷↷
2日目
いよいよ、冬の安達太良山を目指します!!
天候は回復傾向なのですが、、、
朝から強風とホワイトアウト、
膝上までのラッセル、強風下でのアイゼン装着、不安定な中でアイゼンワーク、
ピッケルとアイゼンのコンビネーション、ルート維持、、、
昨夜作成したナビゲーション表のベアリング数値を頼りに
真っ白な世界の中、次々ポイントを通過してゆきます。
今日は、山頂を断念する登山者が大半の
気温-5度、風速18m前後の安達太良山でしたが、
前日のナビゲーション表つくりで行動に余裕ができて
全員無事登頂することができました。
雪山初心者のみなさまにはちょっと刺激的な
実践雪山登山でしたが、
雪山登山の仕組み、対応など
多くのことを実践の中で学んでいただいと思います。
ありがとうございました。