山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

雪の早池峰山・リベンジ編

2017年03月22日 | 東北の山登り

3月19~20日

4年前、強風のため山頂をあきらめたことがありました。

その時参加された方と雪の早池峰山を再度目指してみました!!

 1日目

岳集落から

灯油6リッター、食材、アルコールを背負い

避難小屋・うすゆき山荘に前泊。

このストーブのおかげで快適に燃料も節約でき過ごすことができました!

2日目

小屋から山頂まで標高差1000m

河原坊登山口から樹林帯を抜けると

圧倒するような岩と雪、氷のミックス帯が

迫ってきます。

山頂を目指す登山者の姿は他に二人だけ、

標高こそ2000mに満たない山ですが、

避難小屋に泊まり、

ルートを開き登る醍醐味は

八ヶ岳などでは味わえないと思います。

体力、技量、天候に恵まれないと

登れない山です!

小屋から山頂を往復して登山口まで約9時間近く

雪の早池峰山と対峙できた会心の登山だったのではないでしょうか!!

おつかれさまでした!


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大学生登山リーダー冬山研修会

2017年03月22日 | 国立登山研修所

3月10~17日

10日午後から国立登山研修所に入り

講師打ち合わせ

今回は、副主任兼実技講師の二役。

研修はじめの二日間は、

オリエンテーションにはじまり、

講義「冬山における雪崩リスク管理」、「雪氷学の基礎」、

「登山の医学」、「入山前の天気概況と天気図の見方」

講師による”雪崩レスキュー”デモ、

入山計画書作成、概念図作成、装備、食料準備と

忙しい二日間です。

13~16日・4日間テント泊の実技登山です。

実技1日目・慣れないラッセル・時速/300m

体力の無さを痛感してます!

7時間かけても目的地に届きません、、、

2日目・悪天候のせいだけでなく、自分たちの技量の無さ、

思うように行動ができません

なんとか、前大日岳まで到達!!

気象予報士・猪熊先生による観天望気講座

雪氷学者・飯田先生による雪の観察

3日目・ロープワーク

17日・最終日

雪崩リスクを考えた実践行動

要救助者の搬送訓練

ふりかえり、自己評価表の作成、行動記録のまとめ

全体協議で班別発表、個人発表、、、

今回も最年長講師?

年の差36歳の学生4人を、

21歳年下の講師と二人で受け持ち、

戸惑うこともありましたが

無事に研修を終えることができました。

参加いただいた学生にとって驚きの日々ばかりだったのでは

ないでしょうか!

この研修会を通じて学んでいただいたことが

どのような形で目をだし育っていくのかが楽しみです。

しばらく国立登山研修所・研修会から遠ざかっていましたが、

再び研修会に携われるようになり3年目になりました、

今回の研修からようやく伝えることに

”よろこび”を感じることが、、、

多くのみなさまのおかげさまに”感謝”

柔らかな春の陽射しを浴びている”立山連峰”に合掌し

8日間の研修所生活を無事終えることができました。

 


 

 

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