数年前までは、まるで興味も関心もなかった川柳。ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、クソ真面目、まるで面白みの無い、川柳とは程遠い存在の爺さんが、ひょんなきっかけで、「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、単なる「五七五言葉並べ遊び」を始め、続けていたが、4年前頃に、相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、拙句、駄句を、投句してしまうことにもなっている。結果、何も分からなかった川柳の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしている。
ただ 所詮 川柳の才能無しの爺さん。
スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に編むという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少役立つかも知れない等という期待感から 続けていることだと思っている。その出来不出来に関わらず、爺さんが四苦八苦して?生んだ川柳(川柳もどき)、せっかく作った句を、忘れてしまわない内にブログに書き留め置くことにした。
2021年11月に作った川柳(川柳もどき)
お題 「買う」
欲の無い顔して買った宝くじ
宝くじを買う時はいつも、さりげなく、さも、欲がなさそうな顔して買うが、
抽選日には、目を皿のようにして・・、
カッコ付け売られた喧嘩買うおバカ
その場の空気と勢いで、つい・・、
メモ無しで買い物5品ちょっと無理
「あれと、あれと・・」、2品、3品までなら、なんとか大丈夫?か・・
顰蹙を買って居座る議員の座
何を言われようと、騒がれようと・・、
お題 「付く」
付いて来い今じゃワイフに付いて行く
腰、足、痛!、痛!、一歩先行くのは、いつも妻・・、トホホ・・・、
凡人の上手いは所詮付け焼き刃
時々、「お上手」等と褒められても、プロとは違うど素人、自戒しながら・・、
付いてなきゃ何も出来ない我が亭主
都はるみの「浪花恋しぐれ」、春団治かい?
お題 「ふくらむ」
聞くたびにふくらんでいる武勇伝
何度も聞く武勇伝、自慢話、聞く度に少しづつ話が大きくなっていたりして・・、
予定日は何時?聞かないでメタボ腹
久し振りに会った友から、じっとお腹のあたりを見られて・・・、
膨らんだ夢に針刺し抽選日
もしも当たったら・・・、一瞬にして萎んでしまう夢
新顔の若さにふくらむ期待票
若い力を信じて・・、
お題 「ヒント」
ちっぽけなヒントでデカイ謎が解け
探偵物、捕り物小説の筋書きによく有るように・・・
川柳のヒントが浮かぶ風呂の中
湯船に浸かって、五七五、言葉を探す日々・・・、
子育てのヒント少ない核家族
昔は、おばあちゃんの知恵が、かなり役立っていたものだが・・、
発明のヒントは夢の中に有り
未来の夢を描いた漫画や絵本の世界が、数十年後には実現しているから凄い、
失敗がヒントを生んで大発見
失敗は成功の元
他人(ひと)のカゴ見て気が付いた買い忘れ
メモして買い物に行っても、うっかり買い忘れすることも有り
老楽川柳(初冬)
湯気上がる湯呑茶碗を手で包み
思わず湯呑茶碗を両手で包んでしまう季節・・、
満を持し打って出てきた冬将軍
地球温暖化の影響?、日本の四季の巡りもかなり不順になってきているが、
師走ともなれば、抜け目なく攻めてくる・・・、
小春日に秋を惜しんで爺散歩
穏やかな小春日和は、散歩にはもってこい・・、
老楽川柳(新型コロナウイルス)
第六波懸念抱えて人の波
緊急事態宣言が解除されて以後、繁華街、行楽地等の人の波が戻ってきているが、
変異株・オミクロン株の感染拡大、第六波の懸念が強まっている。
くれぐれも、感染防止対策怠るべからず、
折句 「は・な・れ」
流行る店馴染みの顔の列が出来
はっきりと名前を言って礼をしろ