昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。
懐かしい映画と映画音楽・その68
映画「二人でお茶を」と主題曲「二人でお茶を」
往年の大スターや有名人の訃報を耳にする度、時代が変わっていく寂しさを感ずるものだ。さらに、前を歩いていた人、横を歩いていた人、周りの知り合いも、ある日突然居なくなり、次第に自分だけが取り残されていくような、一抹の孤独感を覚える今日この頃である。
若い頃、よく観た映画の中に、指折り数える程ではあるが、ドリス・デイ(Doris Day)出演の映画もある。彼女の訃報を知ったのは、今から5年前、2019年5月のことだった。その直後に、「ドリス・デイを偲んで」等と、ブログに書き込んでいたことを思い出し、その記事をクリックしてみると、ドリス・デイは、2019年5月13日、肺炎のため、アメリカ カリフォルニア州の自宅で息を引き取ったそうである。享年97歳だったという。
ドリス・デイと言えば、女優としてよりも歌手としての記憶が強い。彼女が歌い、大ヒットした曲は数多有り、それぞれが懐かしい。
その中の1曲、「二人でお茶を」が、ふっと思い浮かび、「懐かしい映画と映画音楽」のひとつに加えるべく、書き留め置くことにした。
今更になってネットで調べてみると
「二人でお茶を(Tea For Two)」は、1950年(昭和25年)に、デヴィット・バトラー 監督、ドリス・デイ、ゴードン・マクレイ等出演で、製作、公開された、アメリカのミュージカル映画「二人でお茶を(Tea For Two)」の主題曲だった。
元々は、1924年(大正13年)に、ミュージカル「ノー・ノー・ナネット」のために、アーヴィング・シーザーが作詞、ヴィンセント・ユーマンスが作曲した楽曲だったのだそうだが、映画「二人でお茶を」では、ドリス・デイ、ゴードン・マクレーがデュエット、その後、数多の歌手や楽団にもカバーされ、大ヒット、ジャズのスタンダードナンバーにもなっている。
(ネットから拝借画像)
映画「二人でお茶を」 (YouTubeから共有)
鈴木章治とリズムエース演奏の「二人でお茶を」 (YouTubeから共有)
ラテン風にアレンジされた「二人でお茶を」 (YouTubeから共有)
振り返り記事
「センチメンタル・ジャーニー」 ⇨ こちら
「ケ・セラ・セラ」 ⇨ こちら
「恋の気分で」 ⇨ こちら
「先生にお気に入り」 ⇨ こちら