昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し、ブログ・カテゴリー「懐かしい故郷の方言」に、書き留め置くことにしている。
懐かしい 昭和20年代、30年代の農村風景
「ニワトリの餌やり、チャンバラごっこ」
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画。
ご本人のご了解を得て拝借している。
No.91 「ぶと」
最近でも、特に蒸し暑い夏の時期の畑地等では、待ち構えている「蚋」の大群に悩まされている。「蚋」は、どうも、標準語では、「ぶよ」または「ぶゆ」のようで、子供の頃に、「ぶと」と呼んでいて、未だに「ぶと」と言っているが、「ぶと」は、主に西日本の方言のようであることに、気が付いた。
例えば
「ブトニ クワレタソイ、カユクテ タマランワネ」
(蚋に刺されましたので、痒くて、たまりませんよ)
「アシモ テモ ブトニ クワレタ アトダラケデ ハズカシイワネ」
(足も、手も、蚋に刺された跡だらけで、恥ずかしくて見せられませんよ)
私も「ぶよ」ばかりです。
私は子供の頃に「ぶと」使っていました。
今でもよく覚えていることは、里いものジメジメした畑に行って「ぶと」に刺され、かゆくてかきぼっこして(かゆくてかきすぎて・・・)太もも全体が膨れ上がって大変な状態になったことがあります。
私も、周囲に合わせて「ぶよ」と言い直していますが、イメージは「ぶと」のままなんです。
コメントいただき有難うございます。
最近は、虫刺され予防薬を塗ったり、防虫ネットを被って、畑地に行ってますから、群がっていても、やたら刺されることありませんが、私の場合は、刺されても免疫が出来ているのかどうか、キンカンでも塗っておけば、1時間後位には、痒みも無くなり、跡も出来ません。妻は大変です。痒がり、膨らみ、跡が残り、いつまでも消えません。
住宅地には、蚊も蚋も、ほとんど居なくなりましたが、畑地や山林等には、いまだにわんさかいますよ。
コメントいただき有難うございます。
庭先で時どき刺されました。黒い蚊だったような気がしますが定かではありません。
今はそういう呼び方はしませんね。
蚊(か)は、ブーンと音をたてて飛び回り、足が長いですが、蚋(ぶよ)は、超ミニの蝿(はえ)のような格好の虫で、音を立てずに、群がって寄ってきますので、追い払うのが大変・・・というイメージを持ってます。整備され、ドブ等が無くなった市街地からは、姿を消しているのだと思いますね。
コメントいただき有難うございます。
すっかり一部の方言と思っていましたが、結構広く使われていたんですね。
私の場合、未だに「ぶと」のイメージですが、最近は、「ぶゆ」と言い直して使っています。
吸血虫、人間には迷惑な虫ですが、「ぶと」が完全に消えてしまうような地球も、また心配になります。
コメントいただき有難うございます。