英断 ＮＨＫ

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201007/2010070600589&rel=y&g=soci（時事通信）

ＮＨＫはきちんとしている。『中止せよ』との国民の意見が大勢を占めたと、国民の側に立って放送中止を決定した。

「改革の方向性の具体的道筋が見えず、視聴者から厳しい意見が寄せられている」として、テレビ・ラジオ中継の中止を発表したのだ。

ＮＨＫが大相撲を生中継しないのは、テレビ中継放送が始まった１９５３年５月以来初めてという。
午後６時台に２０分間のダイジェスト番組を設け、その日の取組を放送することも併せて発表した。中継放送中止反対の人たちにも配慮したと考える。

これまで、ＮＨＫの大相撲中継を見ていて協会広報のようなアナウンサーの発言があるなど、協会よりの傾向が強かったと思ったが、今春から大いに体制を刷新しているようだ。これには好感が持てる。

『反社会的団体を徹底的に排除して、国技を守る』　・・・もうかなり前から言われてきたが、臭いものに蓋をしてきた協会の体質にメスを入れ、開かれた公益法人に協会の改革を進めることは大切だ。

ＮＨＫ幹部の英断に拍手を送る。