朝、蝉時雨の賑やかな音で目を覚ました。クマゼミが全精力を使って、大きい声で鳴き続けるシーズンに入った。
梅雨明けが早かったこともあって、発声練習をほとんどしていないと思うクマゼミだろうが、全身を使って鳴いているような感じだった。夏の朝だ。
いつもの年だとセミの抜け殻をあちこちで発見するが、今年は平年並みだろうか、先週1週間は少なく感じた。
毎年、抜け殻が多い木を観察に行く。この木は塀沿いに植えているキンモクセイの老木、1本の木の葉や幹などあちこちで抜け殻を見ることができる。
今回、新発見をした。枝にくっついて殻から頭を出したクマゼミ?を発見。暫く様子を観察していたが、羽化には時間がかかりそうなので1時間ほどドラッグストアで涼をとって戻ってみると姿が無くなっていた。👇
地上に出てきたセミの寿命は1週間程度と言われている。ただし、幼虫で地中で過ごすのは約7年。つまり、"幼虫7年、成虫7日"ということだ。わずか7日で一生を終え、長くても1か月とされている。
今、クマゼミが増え、アブラゼミが少なくなっている。生態系がどんどん変化していて、アブラゼミの姿を見ることが大変少なくなっているのは寂しい。