気象庁はきのう19日午前11時、『東北南部と東北北部が梅雨入りしたとみられる』と発表。これで、梅雨のない北海道を除く全ての地方が梅雨入りしたということになる。日本全国が鬱陶しい、湿度が高いジメジメした日が続くわけだ。
当ブログでは梅雨の象徴とでも言える『アジサイ』を除くこの季節の植物をここ数日、折に触れて紹介してきたが、きのう昼過ぎの"雨上がり"の散策で美しく輝くアジサイがどんどん目に入って来たので、アジサイ中心に話を進めて行く。
アジサイの写真を撮り始めたのは5月初め、この頃はまだまだ開花している本数、量が少なく珍しかった。しかし、現在はほとんどが満開となり、咲き競っていて、どれもとても美しい。
スマホのデジカメをポケットに入れた瞬間、また別の種類のアジサイが出て来て、今シーズンのアジサイ写真はトータルで100枚は超えているのではないだろうか? とにかく大変な枚数になってしまった。
5〜7月の梅雨時期に、雨に濡れてしっとりと鮮やかに佇むアジサイ。日本の梅雨の風物詩として古くから愛されいる。
アジサイの代表種とされるのがガクアジサイだ。この花は雄しべと雌しべを持つ両性花、花の中心に蕾のような花が集合し、その外側にはガクが大きな花びらのようについている。姿は額縁のように見えることから「ガクアジサイ」と呼ばれるようになったと云われ、ガクアジサイだけでも50種類を上回るとされている。西洋で品種改良され日本に帰化したのだが、ホンアジサイのふくよかさに比べ、ガクアジサイはじっと見るだけでも味があると思う。
今シーズンにこれまで撮ったアジサイの写真を見比べていて、やはりアジサイは梅雨時に咲く花の"イチバン"だと再び感じた。