中公文庫 1990年
ぼくは広島に来て、22年になるが特にいなかっぺになったと
いう意識はない。広島でも牛田という街に住んでいるせいかも
しれない。うした村なんて昔のひとは揶揄していたらしいが、
今じゃ、皆が憧れる(ホントか?)土地だ。地方に住んでいる
という劣等感はまったくない。むしろ、広島という街に住んでいる
というレぺゼン的な感覚で、このブログもやらせてもらっている。
この本のおもしろかったのは、ビデオboxに入って、千円吸い取られて
洋ピンのひどいものが始まったと思ったら、ババアが入ってきて、貞
操を奪われそうになったところだ。そこが一番、イキイキ描かれていた。
”相棒”という形で、田舎人の感覚が入っていて、それと、玉村氏の都会さ
とが、おろおろしながら、へめぐっていく様が巧妙な文章で語られていく。
45歳のときの作品という、えっ、歳下かよ。そうなんだよな、最近は著作が
書かれたときは年下になるのが、フツーになってしもうたよ、トホホ。
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