これは合戦だ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/05/28e00b296cda968c34e9767c262dc762.jpg)
* * * * * * * * * *
待望の三谷幸喜監督作品。
織田信長亡き後、柴田勝家、羽柴秀吉らが、合議によって織田家の後継者を決めます。
しかし、双方下心丸出し。
互いの推薦する後継者に賛同を得るため、様々な裏工作が飛び交います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/fc/3b320a7b8ca9e5b222e678847d805ebf.jpg)
愚直で単純な大男、柴田勝家に役所広司。
野心いっぱいで人を丸め込む才のある秀吉に大泉洋。
なるほど、本作を見るに、ピッタリのキャスティングでした。
大泉洋さんについては、北海道に住む私達はつい身びいきで
過大評価してしまうのですが、道外の皆様はいかがでしたでしょうか?
一見ひょうきんでおちゃらけて見えながら、胸の奥底に秘めた天下取りへの熱い思い。
こういうところの切り替えになかなか凄みを感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/a5/6c114946c34193f02d6dd305d472f45b.jpg)
どっちつかずで様子を見ているのがまるわかりの池田恒興(佐藤浩市)や、
おバカまるだしの織田信雄(妻夫木聡)も、見ものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/78/daafbde8d17127e4f548d82c1ecf69ce.jpg)
キャスティングはできるだけ歴史上の本人に似ている人を選んだということで、
織田信長(篠井英介)、そういえば歴史の教科書で観た信長像によく似ています。
それで、織田家の血を引く男たちは皆鼻筋がスッと通っている。
あえてそのように特殊メイクしたそうで。
ただし、伊勢谷友介さんだけはそのままだそうです!
原作の方も読んだのですが、
もちろん監督本人の著作ですので、内容もそのまま。
一つ大きく違っていたのは、開催日を待つ間に行われたアトラクション。
本ではイノシシ狩りでしたが、映画では旗取り合戦となっていました。
まあ確かに、流血沙汰のない本作中で、
猪とはいえ生臭い血のシーンが有るのはちょっと違和感があるかもしれません。
ここはあくまでも他愛なく、旗取り競争で、
ということなのでしょう。
名古屋弁丸出しの農民出の秀吉と妻の寧。
飾るところがなくて、庶民としてはやっぱり好感が持てるなあ・・・。
超現代語訳であるとしても、なんだかホッとしますよね。
しかし、その彼がよくぞまあ、天下を取るところまで上り詰めたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/1f/ea16e18d8a1cb4afce66bcd76e982207.jpg)
しかしこんなコメディタッチの中でも、
女達の心中に秘めた恨み、これが薄ら寒いです。
お市の方はもちろん、明るいキャピキャピキャラのはずの剛力彩芽さんですらも・・・。
あの、おはぐろがまた、薄気味悪さを増長してますけどね。
女も又、刀のない戦をしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/43/9aadda8d31afacee444bfa9ba0e2373a.jpg)
「ステキな金縛り」の更科六兵衛(西田敏行)さん、特別出演。
お見逃しなく。
「清須会議」
2013年/日本/138分
監督:三谷幸喜
出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、鈴木京香
歴史の裏側度★★★★☆
満足度★★★★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/05/28e00b296cda968c34e9767c262dc762.jpg)
* * * * * * * * * *
待望の三谷幸喜監督作品。
織田信長亡き後、柴田勝家、羽柴秀吉らが、合議によって織田家の後継者を決めます。
しかし、双方下心丸出し。
互いの推薦する後継者に賛同を得るため、様々な裏工作が飛び交います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/fc/3b320a7b8ca9e5b222e678847d805ebf.jpg)
愚直で単純な大男、柴田勝家に役所広司。
野心いっぱいで人を丸め込む才のある秀吉に大泉洋。
なるほど、本作を見るに、ピッタリのキャスティングでした。
大泉洋さんについては、北海道に住む私達はつい身びいきで
過大評価してしまうのですが、道外の皆様はいかがでしたでしょうか?
一見ひょうきんでおちゃらけて見えながら、胸の奥底に秘めた天下取りへの熱い思い。
こういうところの切り替えになかなか凄みを感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/a5/6c114946c34193f02d6dd305d472f45b.jpg)
どっちつかずで様子を見ているのがまるわかりの池田恒興(佐藤浩市)や、
おバカまるだしの織田信雄(妻夫木聡)も、見ものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/78/daafbde8d17127e4f548d82c1ecf69ce.jpg)
キャスティングはできるだけ歴史上の本人に似ている人を選んだということで、
織田信長(篠井英介)、そういえば歴史の教科書で観た信長像によく似ています。
それで、織田家の血を引く男たちは皆鼻筋がスッと通っている。
あえてそのように特殊メイクしたそうで。
ただし、伊勢谷友介さんだけはそのままだそうです!
原作の方も読んだのですが、
もちろん監督本人の著作ですので、内容もそのまま。
一つ大きく違っていたのは、開催日を待つ間に行われたアトラクション。
本ではイノシシ狩りでしたが、映画では旗取り合戦となっていました。
まあ確かに、流血沙汰のない本作中で、
猪とはいえ生臭い血のシーンが有るのはちょっと違和感があるかもしれません。
ここはあくまでも他愛なく、旗取り競争で、
ということなのでしょう。
名古屋弁丸出しの農民出の秀吉と妻の寧。
飾るところがなくて、庶民としてはやっぱり好感が持てるなあ・・・。
超現代語訳であるとしても、なんだかホッとしますよね。
しかし、その彼がよくぞまあ、天下を取るところまで上り詰めたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/1f/ea16e18d8a1cb4afce66bcd76e982207.jpg)
しかしこんなコメディタッチの中でも、
女達の心中に秘めた恨み、これが薄ら寒いです。
お市の方はもちろん、明るいキャピキャピキャラのはずの剛力彩芽さんですらも・・・。
あの、おはぐろがまた、薄気味悪さを増長してますけどね。
女も又、刀のない戦をしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/43/9aadda8d31afacee444bfa9ba0e2373a.jpg)
「ステキな金縛り」の更科六兵衛(西田敏行)さん、特別出演。
お見逃しなく。
「清須会議」
2013年/日本/138分
監督:三谷幸喜
出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、鈴木京香
歴史の裏側度★★★★☆
満足度★★★★★