ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

かえしはお役立ち!

2018-10-12 09:27:39 | 食べ物

 以前、神さんに叱られた。「なんだって、蕎麦汁つゆの素なんて買うの!我が家産醤油があるでしょ」。そ、その通りです。愚かでありました。自家産大豆を醤油醸造元に持ち込み、2年長期熟成の本物醤油を作ってもらってる。その醤油がちょっとだぶつき気味なんだった。これ使わぬ手はない、まったくもって正論!

 そうか、かえしを作りゃいいんだよ。それ保存しといて、時々に出汁で割って蕎麦つゆ、うどん汁を作ればいいんだ。大した手間じゃない。味醂、ただし本格醸造ものね、を鍋で煮切って、醤油を加える、ただそれだけ。冷めたら瓶に詰めて冷蔵庫で保存。一時に200mlとか作っておけば、4,5回は麺類が楽しめる。味醂と醤油の割合を変えれば、用途に応じて味も自由自在。例えば、蕎麦ならやや甘みを強くしてまったり味だろ、ソーメンだったら醤油を効かせてさっぱりと、なんて具合にね。昼飯は麺類とご飯のローテーションなので、このかえしのお役立ち度はずいぶん大きい。

 最近、このかえしの新たな用途を発見した。それは、焼き鳥だ。

 焼き鳥ってやつはさぁ、焼き立てをふはふは言いながら食べるもんだろ、居酒屋なんかでさ。時折無性に食いたいぃぃ!って欲求に煽られることあるのさ、移動販売車の傍通ったりするとね。でも、車だしねぇ、外呑みも嫌いだから、焼き鳥で一杯!は諦めるしかない。売りもの買って帰って温める、なんてとんでも!だし。あっ、溜まり溜まった欲求不満あるから、年に2回の遠征ランの時にゃ必ず居酒屋入るわけだ。

 なんとか家でいい鶏肉使って焼き鳥できねえもんか?ほら、ネギだって畑にどっさりあることだし。で、思いついたのが、かえし!厳密に言やぁ、焼き鳥のタレとは違うんだろうけど、まっ、そう固いこと言わないで、かえしをタレ代わりにやってみよう。

 鶏肉は火が通りやすいように、分厚くならぬよう気を付けてぇ、と。肉、ネギ、肉、ネギ・・・と串に刺して、焼き網の上で加熱する。表面が白くなって火が通ったら、刷毛でかえしを塗り付ける。表裏をひっくり返しつつ、かえしを塗りつつ、やや弱めの中火で焼くこと、7,8分。ほれほれ、いい香りとともに焼き上がりだ。よっしゃ、後は、これを、お待ち!ってテーブルに出して、待ちに待った一杯!ここは日本酒か焼酎だろうな。かえしのお陰で、年来の願い、焼き鳥&家呑みが実現した。なんでもやってみるもんだ。

 さて、このブログ書くのに、念のためってネットで、かえしレシピを覗いてみたら、砂糖を加えるってものが圧倒的だった。それと、醤油を入れたら煮詰めない、なんてコツも書いてあった。ふむふむ、自己流に凝り固まってちゃいかんてことだ。よしっ、次のかえしは、三温糖入りを試してみるぞ。

コメント
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