ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

豊作じゃぁい!サツマイモ

2018-10-19 08:49:33 | 農業

 霜が降ってからだと腐り易くなるって言うし、来週は脱穀で忙しい。ほんじゃちょちょっと芋掘りやっちまうかい。たかだか10本弱だ。なぁに30分も頑張りゃ終わる。

 植え付けた苗は12本、そのうち安納芋の3本は途中枯れた。どうやらネズミの勢力圏に植えちまったらしいんだな。株の周囲、ネズミ穴でずぶずぶ、これじゃいくらなんでも育たねえわ。畝の奥に植えた紅あずま、こっは定植時せっせと水やりしたお陰で順調に生育。いいねぇ、元気な姿に励まされるぜ。畝の両側も何度か除草や中耕も済まらせたからな、はばはばと蔓葉を伸ばして広がった。夏場、猛烈な雑草集団の襲撃にもへこたれなかったぜ。徹底的に手取りして合間の草はすべて引っこ抜いた。集めた雑草が山になったほどだから。例年にないこまめな手入れのせいもあって、秋口には3列分、4メートル近く、おいおいお前の領分超えてるだろ!ってほど蔓を押し広げて行った。まっ、そこはしっかり想定済み、隣りの畑は芋が終わってから植え付けるニンニクとラッキョウの用地にしてある。

 一面覆った蔓と葉を掻き分け引き抜きして、株元を探しあてる。これ、かなりの力仕事!うーん、想定外!久しぶりに運動会の綱引きを体験した。ただし、根を張り巡らした蔓を相手の一人勝負。おぉおぉ、芋が頭を見せておるぞ、よしっ、この周囲を掘ればいいのだな、ざくっと一刺しスコップを突き立て土を掘り上げる。えっ?なに、なに?芋、切っちまったじゃないか。なんで、なんで?株元からかなり離れた所を掘ったんだぜ。そ、そんなぁ、ジャガイモ並じゃねえか。芋まで伸び広がってるなんて。わかった、もっと遠くにスコップ入れる、と、用心しつつもすっぱり切り刻むことさらに数回。こりゃ豊作なんじゃねえか?!

 手前側の安納芋も思いがけずの収穫。もしかして、紅あずまの方は、もっともっと取れるんじゃないか?なんたって、ここらに向いてる品種だもの。

 おおぅ!なんとこの大きさ、この量の多さ。大大大豊作だぜ。たったの7本からこれだけの収量だなんて。

計ってみたら、40キロ超あった。しかも、恐れていたネズミの食害もほとんどなし。なんせ、1本がぶっといんだもの。凄い!なるぼどなぁ、念入りな管理の賜物ってわけだ。と、同時に、温暖化だよなぁ、温かくなってんだよ。ここらでサツマイモがこんなに取れるってことはさ。暑かったもの夏!長かったもの日照り!

 次々に大物を掘り出しながらつくづく思った。そうか、こんなに取れりゃなぁ、青木昆陽先生が救荒作物として強力に推進したのも納得だ。これだけありゃ一人一冬過ごせるもの。

 掘り上げた芋は、シートの上に並べて、日光浴。

 数日間お日様に当たると、甘みも濃くなり、日持ちもよくなる。ストーブでの焼き芋、楽しみだぜぇ。でも、こんなにゃ食えない。えー、大学芋に、スイートポテトに、芋羊羹に・・・他になんかあるか?サツマイモの付加価値加工保存品。

 

 

コメント (2)
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