ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

俄かウィスキー(但し安酒)党員、禁酒から再帰!

2020-08-16 13:39:19 | 暮らし

 酒、止めたのが、たしか、4月末?だったから、おお、なんと3カ月半も続いてたんだぜ、禁酒。理由は単純、蕁麻疹酷くて、飲めば痒みも倍返し、寝床で七転八倒。眠られぬ日々とおさらばしたいと思ったのさ。不調は蕁麻疹だけじゃない。胃は弱る、胸には鈍痛、走れば血痰!オットー!!これはいかん、走ってダメなら、飲酒はもっとダメだろう。

 痛んだ体で、飲んだって美味くはないしなぁ。それと、しらふで過ごす快適さってのも覚えてしまったから、取り立てて辛抱、我慢、禁断症状に悶えることなく、ああ、酒入ってない体って心地よい、頭脳明晰!で自然と禁酒暮らしが続いてきた。もしかして、このまま一生、酒と縁切れしても、それはまたそれでいいか。飲みかけの、スコッチやらジンは、ほこりをかぶってかわいそうだけど。

 酒を断ち3か月、きつい田んぼの除草もやり切ったら、おおっ、なんか調子良くなってねえか?恐る恐るランニングも、ほれほれほれ、走ればさらに調子は上向きだぜ。よしっ、じゃ飲むか?とはいかんのだなぁ。飲みたいって思わない。この飲まずに目覚めた朝の頭スッキリ感が捨てがたい。それと台本書きに入ってることでもある。

 きっかけってやつは何気なくやって来る。

 Netflixのドラマだよ。今、毎晩見続けているのはイギリスBBC制作の『ピーキー・ブラインダーズ』。第1次大戦後のイギリスバーミンガムのならず者一家の成り上がり物語だ。これが実によく出来ていて、ドラマに出てくるコカイン並みの中毒性がある。1シリーズ5話、すでに3シリーズ第2話まで立て続け、ってことは12日間、毎晩見続けているわけなんだ。このドラマについては、またいずれ書くつもりだが、ともかく、カッコいい!

 で、そのカッコよさの一つが、ウィスキーなんだなぁ。チンピラ時代はアイリッシュ、あっ、ブッシュミルズみたいな瓶も出てきた、地位が高まって行くに従いスコッチ。この飲みっぷりがすさまじ過ぎて、カッコいい。味わってチビリチビリなんてしけた飲み方はしない。オールドファッショングラスで一気飲みだ。飲むって言うより、放り込む感じ。仕事の合間に1杯、通りかかりで1杯、殴り込むのに1杯、人殺して1杯、もうやたら飲むんだぜ、やつら。それもすべて一息!なんて強い奴らなんだぁ!なんて勿体ない飲み方する奴らなんだ!この潔さを毎晩見せつけられて、うーん、ウィスキー、美味そう!いや、美味かったよ、間違いなく。

 それじゃ、このドラマ見るときに限り、軽く1杯、どうだ?酔っぱらうこともなく、美味を味わい、ほんのり頭痺れさせる。ピーキーの下っ端気分でさ。この程度なら、翌朝痛い頭を抱えるとか、ムカつき押さえて朝飯、なんて不快さにおちいることもない。

 ってことで、禁酒はなんなく破れ、ウィスキーとの再会と相成った。

 まずは飲み残しのカティサークを片付けて、どうせ、一晩、シングル1杯なら、美味いモルト飲みたいよな、半年ぶりで買って来たスコッチ、タリスカー!安酒党員としちゃ規律違反だが、目こぼししよう。

 毎夜、台本書きが終わった10時前後、タリスカーのオンザロックをテーブルに置いて、Netflixをクリック。さぁさぁ、始まるぜえ、『ピーキー・ブラインダーズ』このオープニングが毎回ぞくっととするカッコよさなんだ。音楽ともどもな。ピーキーズたちのように気前よく酔っぱらうわけにゃいかんけど、仲間入りだぜ。いや、奴ら、酔わないんだよなぁ!

 

 

コメント
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