ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

白菜、滑り出し順調!

2020-08-12 14:13:43 | 畑仕事

 まだ早すぎ、って声も聞こえたが、敢えて無視。8月5日、種まきをした。

 去年、生育が遅れて十分結球しなかったんだよ。それが8月10日前の種まき。化学肥料で作る場合とは違うからねぇ。ゆっくりじっくり大きくなるのが有機、生育日数も多めに見積もっていいんじゃないかって。播いたのは2種類。松島ってやつと郷秋ての、いずれも85日と晩生ものだ。上手に育てば、生育日数の多いものの方が、断然美味しいし、でかくなる。問題は寒さで生育が止まる前にしっかり結球させられるかどうかだ。

 畑に直に種を播くのは、リスク多過ぎてとっくに止めている。10粒以上まいてもまったく出なかったり、ほんの1、2本だったり、多分土中の虫に食われちまうんだろう。だから、今はポットに播いてそのまま苗に仕立て移植する。去年はポットの土とか適当だったので、発芽が悪くがっかりだった。今年は、丁寧に土の表面も均し、かけ土もさらっと軽くして、芽が出るまでは新聞紙で遮蔽もした。

 気配り成果ばっちり、芽が出なかったポットは30個に一つと好成績だ。あまりに効率良すぎて発芽後4日、さっそく間引き作業だ。まさかこんなに出るとはなぁ。ポット増やせば良かった。とは言っても、1品種50本以上、合わせて100本超、お隣さんに上げるとしても、植える畑がない。まっ、嬉しい悲鳴ってことで、幸せ気分で間引きをしよう。

 ポットはハウスの中で育てている。加温が必要、なわけないだろ。暑さと乾燥で地面に雑草が生えないことと、虫が寄り付きにくいこと、それと水やりを忘れにくい、なんて事情もある。朝からカッと照り付ける太陽、ハウスの中はゆうに40度超え、いっくら簡単作業と言えども、このサウナ状態で我慢する必要はない。さて、どこがいいかな?

 いいとこあった!薪作り場。ここは桜とヒマラヤ杉の下で日陰、常に涼しい風が通っている。よしっ、ポットの移動は面倒だが、ここで快適作業と行こう。ちょうど切り落とした薪材あったので、これが椅子と作業台だぜ。おお、いい感じじゃね?

 せっかくたくさん出ている芽、もったいないような、かわいそうなような気もするが、間引きに情けは禁物だ。1ポット2本残しと決めて、無慈悲に芽を摘み取って行く。逞しく育っていて、お互い距離があるもの2本を残す。1本残しにしてもいいんだろうが、この先、虫に食われたり、枯れたりする心配がある。2本残してどちらも大きくなれば、も一度間引く。白菜の芽からすりゃ、ずいぶん身勝手なもんだよなぁ。せっかく芽を出し育ち始めたってえのに。許せ。

 早めに思い切って1本に将来を託さないと、結局、収穫も半端になっちまうんだ。この間のキャベツなんかでも、うっかり2本植わってるものがあって、どちらも捨てがたく、分けて2本とも植えたらねどちらも根が傷んで枯れちまった。情けは人のためならず、違うか。

 さっ、快適作業、終了。またハウス内の白寒冷紗トンネルに戻し、後はね水やりを忘れぬことだ。ここまで順調な生育、今年の白菜は楽しみだぜぇ!

コメント
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