ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

キュウリに責められるぅぅぅ!

2020-08-04 14:09:50 | 暮らし

 贅沢言っちゃいけないけど、キュウリに責められている。たかが3本の苗なのに、連日、籠いっぱいの収穫だぜ。

 一昨日は総ざらえのつもりで小さなものまで収穫しつくして、親戚に送った。なのに、昨日も豊作!さすがに今日は、一段落だろう。朝の食卓に新鮮なものが1、2本もあれば。なんのなんの!片手に持ちきれないほど取れてしまった。

 例年作ってる畑と別の場所に移したことが良かったのか、そこの土がキュウリに合っていたのか、そうか、気候の問題もあるよな。ここまで、雨多く、日差し弱く、乾燥とは縁遠い日々だった。これがキュウリのお好みだったんだろう。いつもならお決まりのうどんこ病も出ちゃいるがそこそこでとどまっている。それと、ジャガイモやナスと離れていたから、ニジュウヤホシテントウムシの大発生の被害も少なかった。これも大きい。ナスなんて丸裸にされて、ほとんど実が着かない状態が続いている。なんとか害虫被害のピークもやり過ごせたから、ここから夏の暑さの力を借りと頑張って欲しいよな。丸ナス漬けの漬け汁、冷蔵庫で待ってぜ。

 で、ここ1カ月ほど、キュウリに責めさいなまれる暮らしが続いている。

 まず漬物だ。ぬか漬けは常にキュウリが漬かっていて、毎食1~2本はノルマだ。さらに即席キムチ漬け。軽く塩もみしたものに市販のキムチの素を掛けて食べる。会津の内池醸造産のものにうまく当たって、それから欠かせぬ定番になっている。ただし、ものは試しとエバラとか桃屋も試したが、どれも甘み不足、旨み物足りないで、わざわざ韓国産水あめを足して使ったりしている。これも毎食1~2本。

 さらに、キュウリの酢の物、キュウリもみ、ツナマヨキュウリ、それに中華風炒め物、など工夫を加えているが、煮物に向かないってところが致命的で、大量消費の目途が立たない。神さん、お得意のチャッネも作りだめしてあるが、これ単独で食卓に上がるだけの力量はない。なんとか無駄にせぬように、ひたすら食らい続けているのだが、どうしても、持て余した時には、お隣さんのヤギに下請けさせることなる。

 スーパーや八百屋に頼らず、自賄いで生活すると、需給バランスの崩れは逃れられない宿命だ。好きなものを欲しいだけ、なんてわがままは許されない。とれるものはありがたくいただく。なければ、基本、我慢する。それを不便と感じるなら、買い食い暮らしを続けることだぜ。

 なんて言うと、ずいぶん肩ひじ張ったやせ我慢の勧めのようにも聞こえるだろうが、食卓に上がる野菜たちは、どれもこれも鮮度抜群、風味絶品、極上品なんだ。取れ過ぎて困った、なんてのは一応、愚痴ってみただけのこと。実は、これもまた、体のいい自慢話しってことなのさ。

 と、うそぶいてみるが、シシトウも甘ナンバンも、笊にいっぱい、はて、どうしたもんか?

コメント
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