ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

菜の花座、稽古もコロナ対応!

2020-08-21 09:05:56 | 菜の花座

 台本渡してさばさば!ついでに演出もお任せすることにした。

 総括的演出は中堅に仕切ってもらうことにして、さらに、14人の役者ぷらすスタッフ1名を4つのチームに編成した。1チーム、3ないし4人の構成だ。演技の仕上げはこのチームで行う。それぞれ自分の一人芝居を持っているので、互いに演じ観られつしながら共同で3人分の芝居を仕上げる。

 せっかく全員一人芝居という斬新なコロナ対応に取り組んだのに、稽古が密になっては仕方ない。少人数に分かれ、静かにそっとやった方が、目的に適っている。それと、従来の、演出一人がすべての役者を見る仕組みだと、無駄に待つ役者が多すぎる。最終的には総合演出がチェックをするとしても、8割方までは、分かれて仕上げた方がはるかに効率的だ。

 昨夜、2回目の稽古では早速4チームに分かれて打ち合わせから始まった。

 どのグループも持ち味十分、すでに稽古に入るところもあれば、ち密に進め方を検討するチームもあり、早くも衣装の話しに移っているチームもある。どのグループもとても生き生きしている。演出が頭を押さえつけるいつものやり方だと、どうしても指示待ちになってしまうのだが、少人数ですべて責任持つとなると、余計なつかえが取れるからなんだろう。個々の演技としては、物足りないものもあるかもしれないが、その分自由な創意に富んだアイディアが飛び出して来る可能性も大きい。

 何より、意欲が違う。生き生き溌剌、やる気全開でぶつかれば、舞台だって、勢いのあるものになるだろう。ともかく一人芝居だ。誰も助けてくれはしない。たった一人、どこまで役に没入できるかが勝負。見かけの上手下手より、役者の気合いが大切だ。

 で、そんな気力充実の現場から一歩退いて、こっちの仕事は全体の調整と、演出のバックアップということになる。昨夜も、まず演出が舞台のイメージをしっかり持つことの大切さと、それを実現するために役者やスタッフに力強くかつ説得力を持って要求することが基本だって話しをした。初歩的な心構えだが、ともすれば、仲間への配慮が先に立つ演出初体験者を全員の前に強力プッシュすることも狙いだった。

 コロナのせいで、苦肉の策とも言えるが、災い転じ福!転んでもただ起きない!の精神で、新しい境地を切り開こう。

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