どうにか締め切りまでに書きあがりそうだぜ。
米沢市の芸術文化祭演劇特集のために書いてる新作『明日のいのち』、あとは、おち?ってぇか、エンディングのセリフを書ければめでたく終了だ。他劇団メンバーのものだから、何として締め切りだけは守らなくっちゃ、って気を引き締めて書いた。ジムも農作業もキャンセルしてね。
究極の少子化対策を近未来、それもディストピアとして書いてみた。
使われずに廃棄される凍結保存卵子、これに政府が目をつけて有効活用、いや、悪用?するって話だ。
卵子を凍結保存しておいて、いずれ産める環境が整ったら受精させて体内にって考え実行する人って、経済的ゆとりはもちろん、高学歴で知的にも優秀な女性が多いんじゃないか。まっ、これは単なる推測に過ぎないんだけど、そんな優れた遺伝子を残すプロジェクト、これ、命の選別そのもので、まさにこの先現実になる可能性大だと思うんだ。
一方で卵を提供する人がいるとして、その受精は?これはもうかなり当たり前に精子提供として行われている。不妊治療の一部として。レズビアンの二人が精子提供を受けて妊娠、出産して子育てしているって感動秘話がNHKの「ねほりんぱほりん」で放映されてたくらいだもの。
この近未来プロジェクトで、も一つのネックは受精卵を誰の子宮で育てるか?ってことだ。つまり代理母をどこに求めるの?ってこと。
これもアメリカとかインド、タイなんかではビジネスとして行われているんたが、日本大好き外国人大嫌いの権力者たちが他民族の女性の腹=子宮を頼むとは思われない。かと言って、今の日本で他人の受精卵の妊娠、出産を引き受ける女性がそうそういるとは思われない。
で、どうするか?
囚人の利用だよ。ほら、ロシアのワグネル兵士、戦場に出たら刑期をチャラにするってあれだ。最近女性の懲役囚が増えていて、その犯行内容は窃盗、主に万引きと覚せい剤なんだ。殺人や暴行なんかの凶暴犯は少ない。
ここに目をつけるんじゃないかね、悪い奴らは。
刑期を短くすることを餌にして代理母を引き受ける女性懲役囚、それがもう片側の主人公だ。
さて、二人はどんな決断をするのか?そのの仲立ちをするエージェントとの丁々発止は?
題材はかなり重くて社会通念を逆なでする内容だ。これをマジ、マジで舞台にのせたら演る方も見る側もうんざりだろう、で、どうやったらコミカルな味わいを仕込むか、そこらがこの作品の出来次第ってことになるだろうな。
さぁ、最後の〆は笑いで行くか?お涙頂戴で行くか?それとも・・・
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