ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

公民館雪下ろしは廻り番!

2021-02-08 09:30:07 | 地域文化

 やれやれ、また降って来たぜ。せっかく緩んで融けかけたと思ったのに。立春なんて名ばかり、まだまだ、冬は続く、雪も消えないってことだ。

 隣の公民館、屋根から滑り落ちた雪で埋まってる!南側、玄関付近は、日があたるから、積もっては落ち、落ちれば融ける、の繰り返しだから、軒先に届くほどのことはない。

 でも、北側は、ただひたすら落ちるばかり、積もった落雪はどんどん嵩を増して、ほらほら屋根の軒に届いちまったぜ。これじゃ積もった雪も落ちるに落ちられない。数年前、ペンキを塗り直して、積もるそばから滑り落ちるようになったのに、意味ないじゃないか。この歳で屋根に登って雪はき、なんてお断りだぜ!

 もはや限度だ、軒下の雪をどかさなくっちゃ。

 どうする、独りでさっさとやっちまうか?副公民館長なんだし、そのくらいやってもいいんだ。わざわざ動員かけるまでもない。独りでやった方が、よっぽど面倒ないし、地区のみんなも喜ぶだろう。

 とは思ったんだが、いやいや、公民館は地域の大切な持ち物、みんなで守って行くのが筋だよな。あなた任せはいけないぜ。月1度の清掃だって、女衆が交代でやってるんだしな。これまでだって、4つの隣組が交代でやってきたんだ。その仕組みを守って行くってことも大切だ。

 ただなぁ、ここ3、4年、雪少なくて、雪はき作業は必要なかったんだ。廻り番の看板、きちんと引き継がれてるだろうか?

 仮にどっかで失われていたとしても、ここらで、も一度復活させておくってことも必要だ。って、ことで公民館長にご注進してみたら、なんと、館長のところには記録帳が引き継がれて来てるってこと、いやぁ、凄いなぁ、地域の決まり事を守る力。

 さっそく招集がかかって、10人ほどが集まった。高齢者も増え、人手を出せない家も少なくないので、二つの隣組合同で、ってことになった。

 いやぁ、早い、早い。さすが大人数だと違うぜ。軒に届く部分だけ落としておけば十分だ、って思うんだが、人が寄り集まると、競争意識か、前向きになるもんだよな。どんどん掘り進んで、地面が見えるくらいまで掘り上げてくれた。

 除雪機をフル稼働して、東側を突っ切り、北側の落とした雪をさらに遠くに排雪しようって目論む人もいたが、さすがに、これは無謀、北側にたどり着く前に、作業は終了となってしまった。

 よかった。これで、この冬はもう雪はき作業は必要ない。やっぱり人数だな、みんなの力だな。面倒だから一人で、なんて考えは地域を育てることにならんってことだぜ。

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餡入りパウンドケーキ!

2021-02-07 10:43:46 | クッキング

 しばらくスイーツって作ってないなぁ。ごはんパンやごはんトーナッツはやったけど、お菓子となると、1カ月くらい前のティラミスかな?

 ネットのお正月特売でバターたっぷり買い込んだから、パウンドケーキでも焼こうか。

 パウンドケーキの配合は、4同割り!パン職人時代に教わったのが頭にこびりついてるから、基本はそれで。バター、小麦粉、卵、それぞれ200グラムくらい、まっ、適当だけど。ただ、砂糖は控えめに160グラムくらいにした。

 だってなぁ、思惑あるからさぁ。パン焼きの時に、餡パンにしようと思って炊いておいた餡が冷蔵庫で出番待ちなんだよ。菓子パンではその他のフィリングが多過ぎて、餡は使わなかったから、余っちまった。餡を入れるとなると甘さはいや増しってことになる。だから、砂糖控えめ。

 面倒なので、バターだけ泡立ててそこに卵を足して行く手抜き方法で行く。小麦粉とベーキングパウダー入れる前に、餡を混ぜ込む。うわぁ、こんなに入れて大丈夫か?餡の水分でべちゃっとつぶれちまうんじゃないか?量も多くなって、型からはみ出しそうだ。まっ、ふっくらふんわりは期待できないな。

 大きめの型にたっぷり入ったので、焼き上げの時間は多めに、温度はやや下げて。40分かけてじっくり焼こう。

 おお、焦げずに中まで火が通ったようだぜ。中心生焼け、なんてドーナッツの時みたいなことはないだろうな。ちょっぴり心配しつつ、切ってみる。

 大丈夫!見かけは悪いが、しっとり歯ざわり、甘さも上品。バターと餡って合うからなぁ、ほら、バターどら焼きとかあるだろ。よしっ、これでしばしおやつのレパートリーは豪勢だぜ。冷凍から戻した、菓子パン、ドーナッツ、それにこの餡入りパウンドケーキ。

 さっ、今日の3時はどれにしょうかな?

 

 

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いつまでスマホと遊んでんだよ!

2021-02-06 10:21:54 | 暮らし

 新しいOPPOスマホ、A73が来て4日、なんだかんだスマホべったりの時間を送っている。

 最初の1日は、ひたすら初期化に悪戦苦闘!だいたいどんな機能があるのかも知らんのに、同意しますか?とか、利用する場合はONを、なんて聞かれたって、わからん!中でも、苦労させられたのが、グーグルアカウントってやつ。

 パソコン使い始めた頃から、適当にその場しのぎでやり過ごしてきたから、手元の控えにゃ幾つもあって、どれがどれやら、もう!Gメールだけでも3っつもアドレスあんだもの、そりゃこんがらがるわ。普段使いのアドレスは別だから。なんか、スマホ利用適正検定受けてるみたいだぜ。ジイサン、あんたにゃスマホは無理!って門前払い食うんじゃないかってひやひやのドキドキ、頭に血が上った。

 ただ、昔と違って、ちょっぴり進歩したのは、わからん時は、ネットに相談!って奥の手、覚えたことだな。お陰で、旧OPPOのデータを引っ越しさせることができた。ただ、グーグルのこの機能にゃちょっと驚かされた。新旧スマホ、万端整えて移動をクリックしたのに、作業始まらず、やっぱりダメか、電話帳なんか一人一人打ち込みだな、って別の仕事にかかっていら、あれれスマホやたら発熱してるぜ、なんだ?不良品か?と不安に襲われることしばし、あらら、データ移動してたぜ。ええーっ、引っ越すって、よっこらしょ!って力仕事なのか?なんと人間臭いじゃねえか!

 初期設定の締めは、楽天リンクの利用だ。これ、楽天がラインの向こうを張って流行らせたいって思ってるらしい通話アプリなんだ。楽天回線に移行してこのアプリを使用することで、特典のポイント獲得の権利が得られる。だから、せいぜい使ってね、ラインに色気出さないでね、ってことらしい。通話1回10秒、ショートメール発信一度、これだけ。神さんのスマホ相手に条件クリアした。 

 翌日は、移動してきた各種アプリの再設定。新たに入れ直してもいいんだが、ツルハのポイントアプリとか。ポイントが失われるし、アカウントが二つになってややこしいから、引っ越ししてきたアプリをIDとかパスワード入れ直して確認、これもいろんなパスワード使い分けてるから、どれがどれやら!とっかえひっかえ、なんとか、必要なアプリの更新は済ませられた。

 それにしても、こいつOPPOA73、バッテリー持たなすぎ!フル充電しても1日で30%くらいまで落ちてる。この機種、バッテリーが能力低いってのはわかってだが、ここまで無駄飯食いとは思わなかったぜ。こりゃ、今までみたいな適当な使い方じゃ、いつバッテーリー切れ起こすかたまったもんじゃない。ってことで、昨日は一日、省エネの方法をあれやこれや探すのに費やした。

 恥ずかしながら、アプリは閉じれば切れたものだって思い違いしてた。スマホを閉じる時には必ず棚にあがったままになってるアプリを消去しなくちゃならないんだってな。それと位置情報、つまりGPSが働いたままだと消費電力大きいってこともわかった。あと、一番の、目から鱗は、ダークモード!画面がブラックのバックになる!

設定ページも

 これ、いいじゃないか。かっこいいし、文字が読みやすい。それでいて省エネなんだから、これは常時使用だぜ。

 そして、最後、昨日はカメラ機能のお勉強。ネットに上がってた取説をプリントアウトして、1からチェック。おお、なんと機能満載じゃねえか!こんなにいろんなことできるなんて知らなかったぜぇ!でも、多分使うのは夜景モードと接写くらいだろうな。撮った写真は納得の行く繊細さだったから、もうそれで充分。最後に、溜まってる写真をマイクロSDに移動する方法とそこから呼び出す仕方を確認して、よしっ、これでスマホいじりは終わりにしよう。そろそろ、次回公演の台本書きの準備に入らにゃ。遊んでばかりはいられないんだぜ。

 

 

 

 

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もちろん、森喜朗、辞任は当然なんだが、

2021-02-05 10:09:43 | 世の中へ

 失言王森喜朗、やらかしちまったねぇ。さすがにこれで寿命は尽きたな。花道設えてもらってご退場だろう。

 いくらなんでも、「女が入ると会議が長引く」とか、「女は競争で発言する」とか、いやぁ、こうも蔑視感情丸出しの言葉がぽろぽろ出てきちゃね。ツイッター横丁じゃ大騒ぎの炎上祭りでトレンド入りハッシュタグがぞろぞろだぜ。

 飛び交う非難ツイート受けて、テレビの方も、軒並み森喜朗やり玉に上げて、侃々諤々、まっ、あり得ない!許せない!辞めろ!の声は当然で、街中インタビューも同様、怒りの声が満ち溢れている。中で、けっこう多くの人が言ってるのは、世界中に日本はこんな国だと受け取られる、って発言だ。

 いかにも、いかにも。

 だがなぁ、この声っておかしかないか?森喜朗が余計なこと言ったから世界に広まった?ってことは、本当は日本にゃ女性蔑視や女性差別は存在しない、ってことか?

 そりゃないだろ。日本のジェンダーギャップ指数は世界有数の下位争いなんだぜ。社会のあらゆる分野、特に政治と経済の世界で男社会がまかり通ってるってことだ。つまり、森喜朗は失言したわけじゃないのさ。ごくごく正直に、日本の男たちの感覚をポロ出ししちまっただけなのさ。いいか、彼の発言が日本の現実を誤って伝えたわけじゃないんだぜ。

 だいたい、保守的政治家は、ほとんどこういう男女差別感当たり前の中から育ってきてるんだ。彼らの地域地盤の様子を見りゃわかるさ。市町村議会は圧倒的に男社会。それを支える寄合なんかも男が仕切る。例えば、地区の区長、暗黙のうちに男って決まってる、っていうか、女が上に立つなんて意識は砂粒ほどにもない。そして、男たちの話し合いって言えば、酒盛りが付き物だ。つまり、会食な。

 あっ、そうか!本心わかったぞ。

 森のジジイめ、あんな失言しなけりゃ、日本の現実を知られずに、ぬくぬく男優位の炬燵にあたっていられたのに!って不満の声なのか?うん、政権内とかオリンピック関係者なんかは、そんな恨みがましさで見てるかもしれないな。ほら、小池都知事だって、「話の長いのは人によります」なんて助け船的な当たり障りないコメントで逃げてたものな。えっ?小池は女だぁ?そうだったか?女だったら怒れよ!ジジイの俺だって怒り心頭なんだからさ。

 ともかく、森発言は、良かった!これまで認識が甘かった人たちにも、日本の男女差別がどんだけ酷いか知れ渡ったからな。ジェンダーギャップ指数、世界の153か国中121位!ってのは、かなり強烈な数字だからな。うへっ、うちらってそんな、とことん差別の社会に暮らしてんの???って多くの人が気づいたろう。

 だからな、森喜朗の発言を失言って言っちゃなんねえんだぜ。誤りじゃないんだから、いや違う。発言はとんでもない間違った思い込みだ。ただ、発言の裏にある彼の意識は、日本の現状をあっけらかんとばらしちまっただけなんだからな。

 だから、森喜朗の辞任は当然としても、腹切らせて一件落着ってことにしちゃいかんのだ。これを機会に、女性が同等に活躍する社会を作って行かなくっちゃな。「すべての女性が輝く社会」なんてへらから安倍ちゃんのリップサービスに騙されてちゃわかんねえんだぜ。

 厳しく身の回りを点検して、差別につながる意識やしきたりを根絶していかなくっちゃ。

 まずは、議員のクォーター制だ、が、自民党はそんなこと頭の片隅にもないから、取りあえず野党が候補者の男女比率をえいやっ!っと是正していくことだぜ。それと、党首とか役職に女性登用!これで行こうぜ!いるじゃないか、キレキレで元気もいい女たち、立憲なら辻元だし、共産党なら、田村だぜぇぇぇぇ!

 

 

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『運命の7秒』Netflix ハッピーには終われない、現実!

2021-02-04 14:13:02 | 音楽

 アメリカの今がぎっちりだ。『運命の7秒』Netflix 

 差別、ドラッグ、警察暴力、ブラックライブズマター、ストリートギャング、アルコール依存症、ホモセクシャル、セクハラ、パワハラ、揺らぐ信仰、・・・

ちょっとした交通事故がひき逃げに発展し、差別事犯へとつながって行く。

 被害者の少年は、ギャングの一員か、麻薬取引の最中だったのか、不相応な高級自転車とそのスポーク挟んであったかもめのオブジェが謎を呼ぶ。敬虔な信仰に生きる両親は、少年の過去をめぐっていがみ合い、ののしりあって、離れていく。

 秘密を握る友人は薬の売人、そして二人の少年の間柄は友情を越えて・・・

 一方、加害者は刑事、瞬時の躊躇から事態は泥沼にはまり込んで行く。仲間をかばいウソを上塗りするために、次々に凶悪犯罪に手を染めていく悪徳麻薬捜査官のチーム。仲間割れ、家族との葛藤。自首ではなく、逃亡を主張する妻。

 夢中で犯人を追う被害少年の母親も、夫との信頼を失い、義弟とも行き違い、信仰さえも失っていく。軍隊帰りで行き場のない義弟の揺れる思い。最愛の甥を失い、自ら犯人を罰することを決意する。

 対決するのは、私生活でも仕事でも失敗ばかり、自身を失いアルコールに溺れる女性検事と、妻と娘から見捨てられたさえない中年刑事の二人。

 二転三転の凝縮されたせめぎ合いの連続が続き、ついに犯人たちは逮捕される。

 やれやれ、これで終わり、と、思ったら、そこからがさらに本題だった!今度は熾烈な法廷劇。俄然、湧き上がるブラックライブズマターの叫び声。ひき逃げ放置は、ヘイトクライムなのか?一つ一つの証拠や証言をめぐって、鋭い弁論対決が繰り広げられる。2分される傍聴席。加害者たちの切羽詰まった証拠隠滅行動、それらを一つ一つ潜り抜けて真実に迫って行く検事と刑事。

 そして、検事はついに、動かぬ証拠を見出し陪審員に突きつける。

 よしっ、これで有罪、一件落着!罪ある者は、罰せられる。

 と、行かないところが、まさしく今のアメリカなんだ!

 徒労感の中に取り残されるのは主人公たちばかりじゃない。観る側も、宙ぶらりんのやりきれなさに置きざりされ、エンディングロールを前に身悶えするしかない。

 

 うーん、まるで通じない紹介になっちまった。ネタバレせずに感想を綴ることの難しさ。

 最後に何だよ!ってことになるかもしれないが、とても面白い。

 前半の追跡劇も後半の法廷サスペンスも上出来だ。ひたすらテンポよく走り切るサスペンスとは違う。行き交う人々、被害者側も加害者側も、怒りや悲しみ、憎しみヘイト、裏切り絶望、許しや安らぎ、傷持つ者たちの暖かさ、どこまでも身勝手成り切れるフツウの人間の醜悪さ。

 みんな、みんな人間だよな、だから、どうしてもすれ違うし、行き会える。そんな深く人間を感じさせてくれる映画だ。

 で、終幕は苦くやり切れない。それに耐えられる人はぜひ見て欲しいものだ。

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