自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

愛すべきペット達に捧げます

2013年11月21日 | ペットロスの癒し

 

 動物実験の犠牲と奢った人間     平成25年11月21日

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去年の今日、チャチャは天国へ旅立ちました

チュチュとチャチャに今日のブログ記事を捧げます・・・・

 

私の父は どちらかというと 人との付き合いは苦手で生き物

には、愛情をこの上なく注いでいた。

花がしぼみ、枝がうなだれているような状態、そんな 御用

済みの観葉植物やランの花の植木鉢が 時々。テナントさんの

店の裏口に置き捨てられているのをみるたび、自宅の南向きの

テラスに運んできた。 

そして、自分で配合した肥料を与え、毎年花を咲かせるほど

元気に育てていた。

植物もそれぞれ種類によって、好みの肥料があると、言って

いた。

 

そんな具合に、丹精に育てて、拾ってきたランの鉢は 株を分けて

いくうちに、どんどん増えて、新芽が出て冬だというのに、大きな

白い花や黄色い花を咲かせた。

当時はインドにいた私だが、正月に帰国して実家に戻るたびに、

欄の大輪が心を和ませてくれた。

 

観葉植物は、数年もしないうちに、倍以上に大きくなり、さらに

数年たつと、幹は天井伝いに這うように広がり、緑の葉がおい茂り、

いかにも生き生きと、彼らと父との愛情のやり取りがうかがわれた。

実際の写真(現在の、実家のリビングルーム)

 肥料も自分で調合したという意味は、朝夕の食事の後、必ず、

人の残した食べ残しを、細かくして、鉢の根本に丸めて植え

込んだ。

人間同様の扱いをして、この植物の鉢はこれが好き、この鉢は

これは駄目と、それぞれの草木がどんな残飯食を好むか、研究して

いるようだった。

 

おかげで、小ハエがその堆肥に卵を産んで、二世が生まれて、

ぶんぶんと真冬のリヴィングルームの温かい日差しの中で、

飛び交っていた。

 

さて、植物のほかに、父の善き話し相手に4匹のヒマラヤンの猫

たちがいた。

 

 

ペルシャ猫たち、”ライラ”、白ペルシャ、”ルー”、黒ペルシャ は”ラブ” そしてプップ

 

彼らは長生きして、黒いペルシャ、ラヴちゃんは16年以上生きて

座間市から表彰された。

ある時期には、鸚鵡やインコ、文鳥や、九官鳥までいた。

 キュウカンチョウ・キュウボウと オウム、鸚鵡(コバタン)

白ちゃんは人の言葉を覚え、二つの籠を並べて置くと、二匹で、

会話していているように聞こえた。

 

九ちゃん ”それで、マサ子がねえ・・・”

白ちゃん ”へえ^”

九ちゃん ”マサ子、xxxxで駄目よ”

     ”駄目じゃないのよ・・”

白ちゃん ”う・る・さ・い”

九ちゃん ”ははははは”

白ちゃん ”九ちゃん、こんにちは”

九ちゃん ”白ちゃん!”

白ちゃん ”は~い、こんにちは”

九ちゃん ”はははは”

九ちゃん ”白ちゃん、白ちゃん・・おいて”

白ちゃん ”九~ちゃん!バイバイ ”

 

玄関先にこられた客人が、話声がすれども、呼び鈴を押しても

誰も出てこず、まさか鳥たちの声だとは想像しなかったと語った

こともあった

印度にも、こうした無類の動物好きの友人ができた。

彼らはきまって、

”人間はともかく、彼らは決して裏切らない心を持っている”

と言って、毎日毎日、野良犬や野良猫のために、密かに餌を

運んでいた。

その中の一人、ジャスミンは そうこうしているうちに、

自宅の玄関先に いつも野良犬が数匹、たむろしたり、昼寝して

いたりするようになった。

その向かいの隣人は 教祖マホメッドの遠縁の先祖を持つという、

生粋のモスリムだった。

モスリムの教えでは、犬は 豚同様、不浄とされている。

野良犬という不潔さも加わって、家の前にうろうろされていては、

外出もままならなかった。

時々、その家の主(あるじ)はイヌのフンが門の前にあるのを

見つけては、ジャスミンに苦情を述べていた。

ある日はアンティ(向かいの家のおばさん)が ジャスミンの

を訪れて、玄関先で、大きな声で言い合っているのを、近隣の

私たちは耳にした。

何度かこうした光景があった後、いつの間にか、ジャスミンは

引っ越しを決意したようだ。

ジャスミン本人が弁護士という職業柄、裁判で争うことにする~

と、語った。

 

筆者もこういう、無類の動物好きの仲間の一人であると感じている。

野良猫のジュビとは信頼関係が有ったと思う。

彼女との出会いは、はっきりと覚えている。 ある日、出産を目前

に、彼女は私をベランダで、見初めた。

そして、その夜、窓から部屋に侵入。

筆者が見守る中、部屋の真ん中で、私が、寝床用にと思い、持って

きたミカン箱の中で次々と4匹の丸い羊羹のような子供を産んだ。

 

一匹ずつ、生まれる。生むとへその緒の処置をしているうちに、

次の子供が生まれてきた。

彼らを、嘗め回して体が渇くと、すぐ押し入れの奥に口でくわえて、

連れ込んで、子猫たちを隠した。

そんなジュピに助けてもらった体験がある。

ある日筆者が、デリーの我が家の裏の道を歩いていたら、たむろ

していた野良犬に襲われそうになった。

すると、近場のマンホールの下にいたジュビが、やおら飛び出し、

私の目の前で、自分の数倍ある野良犬の眼をめがけて、爪をたて

ながら、大きく高くジャンプして、彼らを撃退してくれた。

驚いた犬はキャーンと声をあげ、飛ぶように逃げて行った。

 

彼ら動物たちには、”無我の情”が、心の底から、湧いてくる。

我欲に満ちた 傲慢な人間が造りだす社会で、共存を余儀なく

されている彼らに こよなく同情すら感じてしまう。

 

1990年以前のデータではあるが、世界全体で 約一億の動物たちが、

動物実験の犠牲になり、苦しめられ、殺されているという。

 医薬業界だけではなく、白髪染めや化粧品製造、耐久力の実験や 

心理学的実験にまで駆り出される。

そのために、ハツカネズミやモルモットだけではなく、猿、馬 猫 

犬 などが、彼らにとっては訳が分からない虐待を、時には死に

いたるほど、苦しむ実験対象として、虐待されているのだ。

 

たとえば、泳がせてみて、溺れるまでのスタミナを計るためとか、

首を切断されて他の動物の首を移植される手術材料として、

人間に一番近い猿の子供を生まれてすぐ母ざるから隔離して

暗い箱の中で5年以上飼育して、愛のない環境のもと、どのような

影響を与えるか調べられたり・・・

或いは無防備な動物をしばって、凶暴な野獣の檻にいれて、

どのように身を守るかデータをとられたり・・・

 

印度の拙宅のアパートメントの3階に2年前、不思議な家族が

引っ越してきた。

引っ越ししてきたときは、真夜中、寝静まったときに、すべての

荷物を運びあげ、その中に、犬が数ひきいるということは、

すぐ判明した。

ドアの付近やバルコニーの窓を開けると、その部屋から、異臭が

漂い始め、犬の吠え声が聞こえたからだ。

しかし、不思議なことにアパートの住人誰一人、その犬たちが

散歩しているのを見たことがなかった。

我が家のお手伝いさんが、その家に出入りしている掃除人に尋ねた

処、なんと、ケージの中に犬が最低7~10匹 入れられている

ということだった。

散歩をさせないので、垂れ流しで、日光にも当たらない部屋に

一日中いる。

 

異臭や鳴き声の近隣への迷惑を顧みず、その後、一年間、彼らは

住み続け、いつの間にか 引っ越していった。

飼い主は医科大学の教授だった。

犬は実験用だったというのがもっぱらの噂だった。

 

人は怖い~と彼ら動物の本能的感情に同情する。

マザーテレサが表現したように、”生きた赤ん坊がゴキブリのように”、

ゴミ箱の中に投げ捨てられる。

動物世界で起こり得ないことが人間界では多々起こっているのも

事実だ。

 暴力、社会不安、テロ、暗殺事件、都市化と格差社会、内紛、

世界戦争の危機、核問題、資源問題、エゴとエゴ、利益と利益

のぶつかり合い、無類の動物好き達は、そんな世界と無縁に、

謙虚にありのままを受け入れて、生きている身近な動物たちとの

心の交流にどんなに大きな癒しを受けてきただろう。

あらためて、一周忌を迎える、愛犬チャチャとチュチュに

感謝したい。

 

 フリ―画像猫 に対する画像結果

コメント
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