自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

自然治癒力を高めるツール(1)

2023年07月26日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

毎瞬の感情の力の有効活用    2023年7月26日



*********************************
”想い”や”感情”で、自分の体調がコントロールできるとしたら・・・?

苦しみや、症状を軽減させることに役立つツールになるとしたら?


今日から二回のお話です。
今、”何を感じるか?””どんな想いか?”を、少し、意識するだけで、
自分の細胞に、意思を伝達させることが可能だというお話の前編です。

医学博士ディスペンザ博士(*1)は それが可能な理由を次のよう
に語ります;

 ①想いや感情はエネルギーであり、それが現実を引き寄せる

このことを理解するためにこんな説明が添えられています。

*I find it a useful model to think of thoughts as the electrical 

charge in the quantum field and feelings as the magnetic 

charge in the field.

訳~”思考”を、量子場の電荷として、感情”は、磁化として

とらえると、とてもわかりやすい。

* The thoughts we think send an electrical signal out into

 the filed. The feelings we generate magnetically draw events

 back to us.

訳~そうとらえることで、思考は思いめぐらす行為で

電気的信号が場(フィールド)に送られる。

(思考により発生した)感情は(思いの)事象化されたものを、

現実に、私たちに引き寄せている。


*Together, how we think and how we feel products a state 

of being, which generates an electromagnetic signature 

that influences every atom in our world. 

This should prompt us to ask, what am I broadcasting

(consciously or unconsciously)on a daily basis?”

訳~どう考え、どう感じるか、が存在の形を生み出し、それが

総体として、電磁的吸引力を持つ信号となり、我々の世界の

すべての原子に影響を与えている~とすれば、次の質問が即、

頭に浮かぶ。

つまり、私は普段から、意識的にせよ、無意識にせよ、何を

世界に向けて発信しているのだろうか?と。 

 

要約すれば、博士は、”想いや感情はエネルギーである”として、

”考えと感情”が組み合わさった時のエネルギーとしての、相乗効果

は、磁気を持つ電磁波となること。

磁気を持つということは、それにふさわしいものを、自分に引き寄せ

るだけの力があるということ。

そして、私たちの、こうした磁気を持った、感情の波は、世界中に

存在している、すべての、原子に影響を与えている”

と言っています。

壮大な観方ですね。

仏教では、”唯心所現 ”と言う言葉が、それを表しています。 

”心で思うもの感じるもの、念じるものが、所を得て現実に、

現れる(実現する)”というわけです。


それは、魚釣りにたとえられます。

私たちの”感情や意思”は、餌。

その餌に食いつく魚は、その波動に引き寄せられてくる、現実。

つまり、見えない世界(心の中)で、餌がまかれて、それに引き

寄せられて、魚が釣り上げられて、陸”(現象界)に挙げられる。

それが’唯心所現’の意味で、’想い(感情)が、現実化する’ということ

ですね。

ほかの例もあります。
祈りや呪いの効用です。

”~が実現しますように・・”とか、”~が手に入りますように”
という祈り・・
これは、心からのと それを、欲する感情”~を手に入れたい”と
いう意志が合わさって、博士のいう、磁気を帯びた波動となります。

その波動が宇宙に流れ、それに見合うものや、状態が、結果として
現実化したとき、”祈りが叶った”というわけです。

呪いも同様に、藁人形に、”~が憎い”と釘を打ち付け、憎しみの
感情と、”相手を不幸にする”という、強い意志が重なり、打たれた
相手の身上に、苦しみや痛みが現れるわけです。

そうした、私たちの心の原理を、この医学博士は良く知っている
からこそ、彼自身への、最後の自問自答が、出てきたのでしょう。

私は普段から、意識的にせよ、無意識にせよ、何を
世界に向けて発信しているのだろうか?”

この言葉が鍵だと思います。

私たちの身体の調子をコントロールしたり、症状を軽減する
ための自然治癒力が発動される、その鍵だと思います。

では、次回は、この感情と意思というツールを使って、細胞にさえ
変化を与えたという医学的実験について お話を展開して行きたい
と思います。




*1. Christ Returns-Speaks His Truth

 (Bloomington, IN: Author House, 2007)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする