自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

自然治癒力を高めるツール;(2)

2023年07月31日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方



感情と意思が、免疫細胞にも影響を及ぼす実験結果 7/31/2023
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前回(7月26日)の続きです・・

前回は、私たちの、毎瞬の想い(感情)や意思が、どれだけ
エネルギーを持っているか~というお話でした。

今日は、それらの力が、身体の細胞、遺伝子に影響を与えること
ができるか?という実験からです。

その実験は、少々古いのですが、2003年の報告書に結果が
あります。(*2)
カリフォルニアのハートマス研究センターで、細胞生物学者、
グレン・ライン博士の主導で行われました。

主眼は、治療者に、DNA入りの試験管を持ってもらい、
治療者の感情が生物システムにどのように影響を与えるか見る
ことでした。

試験管を持つ治療者は、三つのグループに分けられました。

①-一つは、愛や感謝の感情を持って試験管を2分間もつグル―プ、

②-二つ目は、愛と感謝の感情だけでなく、DNAの螺旋の形状を
意識しながら、語りかけるように2分間、試験管を持つグループ、

③-三番目はDNAを変化させようという目的意識をもち、しかし、
愛や感謝というプラスの感情は全く抱かないグループ

そして、それぞれの治療者はグレン・ライン博士により教育を受け、
皆、同様に、それぞれのグループに決められたことを行う、能力を
取得していました。

さて、その結果です。

①-1番目のグループは、試験管のDNAに変化をもたらすことは
なかった。
②-3番めのグループも同様に、変化は起きなかった。
③-2番目のグループには顕著な変化が認められた。

つまり、2番目のグループでは、試験管内のDNAサンプルの形状
が変化したのです。

なかには、あの螺旋状の形状が25%も、解かれたり、反対に巻かれ
たりするものもみられたと、報告書にはあります。
 
この実験結果は何を意味するのでしょう?

感情(エネルギッシュな)と明確な目的意識があれば、対象を
変化させることが可能だということです。
この場合は、“DNA形状を変えよう”というその意思が伝わり、
対象を変化させることができたというわけです。

他に分かったことは・・・
① 目的意識だけではそれが変わらず、
② 感情だけでも変えることはできない

ということであり、
感情と、目的意識(意思)がそろって、2分間の間に、DNAの
螺旋状の形態を変えることができたのでした。

この実験でハートマス博士は次のように立証づけて結論しました。

“量子場は願望、つまり、感情的要求だけでは反応しないし、目標
、つまり、思考だけでも反応させることはできなかった。
目標意識と、感情的要求の二つがそろって、対象が反応する。”

そして、このように付け加えました。
“The quantum field responds not to 
what we want; it responds to who we are being.”
 
文字通り訳せば
量子場は私たちの求めに反応するのではなく、私たちの存在
に対して答えてくれる”

原語であえて、ここに引き合いに出したのは、最後の言葉、
“who we are being” の言葉の重さが、日本語だけだと、伝わら
ないと思ったからです。

”私たちが存在しているということは、感情と意思(目的)がある
ということを、逆に、ここで、博士は、強調しているように思えた
からです。

”who are being" の定義には、人間として存在するために
”感情と意思(目的意識)”が、不可欠であるということでしょう。

そして、前回にも、書いたように、私たちがこの瞬間、持っている
感情は、平和的か?否か?

抱いている意思(目的意識)は、エゴ的か否か?という自問自答に
つながります。

最後に、こうした感情や意思は、私たちのDNA細胞にも直接
影響を与えることができることを博士は示唆しています。
 
たとえば、”感情は女々しく、泣くことは男は赦されない~”
と教えられて、育ってきた男性が、或るとき、とてつもない
大病をしました。

そこには、こうした押さえつけられた感情が、影響を与えて
いたという心療内科的な診断が下りました。

冷静沈着に興奮しないよう、振る舞ってきた結果、感情と意思の
バランスが崩れて、細胞のDNAに悪影響を与えて続けてきた-
というのです。
 
免疫システムや消化能力、新陳代謝システムにかかわるDNA
(遺伝子細胞)に私たちの、瞬間の感情の積み重ねが、影響を
与えているということです。

それがわかれば、感情と意思を、身体健全のコントロールのツール
として、役立てられるし、とても、実用的かつ、効果的方法だと、
思うのです。




*2・ McCraty, Rollin, Mike Atkinson, 
and Dana Tomasino,“Modulation of DNA conformation 
by heart -focused intention” HeartMath Research Center,
 Institute of HeartMath, Boulder Creek, CA,
 publication no.03-008(2003)
 
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