前回のトピック、お遍路さんの菅笠に書かれた言葉、それは、人として
生まれた以上、生きている間に、到達したい法悦の心境でも、あるの
でしょう。お遍路さんが、その文字を記した菅笠をかぶって、巡礼する
のは、”そうありたい、なりたい”という、願いの現れでもあるでしょう。
さて、’願い’(~になりますように)を強く持ち続けると、その通りに
なるというお話が、今日のトピックです。
’願い’を持った瞬間、心に’意思’(~になりたい’)という種がまかれ
そして、種は、ついに、発芽します。
これが、”願いが叶う”ということです。
ひたすら願い続け、その意思がマックスに見えない
心の中で(土壌の中で)種が成長するように、決意となった
とき、実現するイメージが、印象づけられるので、自然と
それと同波長の現象が、現象世界にあらわれるというわけです。
いいかえれば、心が発した、夢の叶った時の、バイブレーション(震動)
は強い意志とともに、宇宙に発せられて、そのために必要なものが、
自分に引き寄せられたのです。これが夢がかなうの、プロセスです。
1990年形態波動エネルギー研究所を設立した、足立育郎氏は
その’引き寄せのメカニズム’を次のように、説明しています。
「決心」するということは、原子核の集合体(EXA PIECO)
の原子核の数が’増える’ということです。
そうすると、自分の身の周りで起きている全ての現象は、自分が
発振した振動数と同調した時に、その現象が起きるわけですから、
当然、今まで目の前を通り抜けていたような振動数と同調できる
ようになります。
発振する数が増え、受振する装置も増えますので、その現象が
起こるようになるわけです。”
人の強い想念(決心)が原子核の数に影響を与えるといいます。
そうすると、その原子核の数が増えるらしいのです。
物理的に、原子核の数が増えることで、その想念(決心・意思)の
波動(エネルギー)がさらに、強くなります。
そして、波動は、同じ振動数の波動を呼ぶので、現象として、その波動
数を持つ、つまり、実現させたい事象の波動数と同じものを、三次元
の現実に引き寄せるということです。
足立氏の説明は、すべての現象は 自分の心の現れだとする仏教でいう、
’唯心緒言’の原理を、現代風に、表現したものでしょう。
現象世界ではこうして、自分の環境や、人間関係を含めて、結局は、
自分の心の奥底で、願っている(意思している)通りに、展開している
わけです。
だから、もし、今、満足のいかない、状況にたたされているとしても
誰かのせいにする必要はなく、むしろ、自分の心の内奥を見つめなおす
良い機会なのかもしれません。
どんなに思った通り、状況が整わない時でも、誰が悪い、あれが悪い、
これが悪いという条件付けのせいにする必要は、ないわけです。
自分の脳細胞の原子核の震動(それは、身体全体の細胞に伝達され)
にふさわしいものが、自分にひきつけられて現れ、事件や事象として
目の前に現れているだけです。
それは、わかっていても、いつも土壇場で失敗する人がいます。
その大きな原因は、自分では気が付かない、心の習性的な考え方、
”失敗するかもしれない””できるはずがない”などという負の潜在意識を、
過去生で清算せずに、それを持ち越している場合かもしれません。
それを清算するのはどうしたらよいのでしょう?