自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

健康・・’自己嫌悪’はNG (1)

2024年03月26日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

自分を愛する一歩
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人間関係の中で 癒された時間を持つためには?
癒された時間?

誰に癒してもらうの?
答えは、”自分自身で”・・が、テーマです。
今日はその一回目です。

皆さまにとっての、癒しの時間はどんな時ですか?

大自然に接して、旅の道すがらの人情に、自分の世界に埋没できる
趣味から、美味しい食事のあとに、などなど、人それぞれの方法が
異なるけど 一つ共通しているものがありますね。

それは ”癒された”と感じるときの、心地良さと、エネルギー
補充感、緊張感が解かれてストレスフリーになることです。

前回のブログで、こうした癒しを求めるのに、AIを駆使した機器が 
大活躍していることを書きました。

それを愛用する人たちは、人間関係ではストレスが多すぎるから・・
というのが大きな理由の一つらしいのです。

職場で、家庭で、学校で、サークルでと、誰もが一人でいられる
時間は一日のうちに、ごく限られています。

その他の時間は、人間関係で気を使い、忖度などで波風たたない
ようにしているうちに、疲れてしまうというのです。

でも、逆に考えれば、それは、自分だけの話ではなく、他の
メンバーや同僚、家族、上司、友人たちも、同じ思いをしながら、
日常を生活しているのでしょう。

みんな、笑顔の奥に、我慢と忍耐、本音を言わずに、息苦しさを
感じながら生きているとしたら、”求める癒しを人間関係で、得れら
れるか?”ということになるでしょう。

夫は妻に優しくしてもらいたいし、妻は夫に労わってもらいたい。
親は子供に注意や意見し、子供はそれを”うるさい”と感じる。
友人の悩みを聞き、解決策を一緒に考えても、自分の悩みは、
自分で解決策がわからず、誰からも適格な答えが得られない・・

要するに、こうした人間関係、ほぼ、一方通行です。

相手がもう少し、変ってくれたら、自分はもっと、楽になるのに・・
期待しても、そうそう、人は簡単に変わることはできません。

先人は言います。
”人間の弱い部分であるエゴ意識は、求めるのはたやすく、与える
のは難しい感性を持っている”と。

相手の要求どおり、心から喜んで、相手が満足するのなら、
そうしてみようと、自分のやり方を変えられるのなら、これは、
その人の 大我(たいが)、つまり、アートマの声です。 
愛です。
協調です。
そして、’安寧を喜ぶ心’からです。

観音様や仏様の像を 思い出してくださいますか。
その手のひらは、”(慈悲を)上げますよ”というように、 
私たちに向けられています。

一方、普通の人間意識(エゴ意識)だと、”・・・が欲しい”と、
物乞いするように相手に、物を受け取る形で差し出すのが 
通常のようです。

今、自分の手のひらはどんな方向を向いているのか、時々、
この情景を思い出しながら、私は、自問自答しています。

どなたかに、親切をするとき、見返りを求めていないか? 
これをしておけば、次回のとき、頼みやすいだろう・・
これを断ると、自分は孤立してしまわないか?
以前、これをしてもらったから、お返しをしなければ・・

などという想いが、少しでもある’親切’なら、その時、
差し出す手のひらの形は仏様のそれではなく、お乞食さんの
とあまり変わらないでしょう。

親切を、無我でただ、相手に喜んでもらいたいと行動する
ときの心は、私たちの生まれつきの、魂の特質だと、先人たち
は言います。

つまり、私たちの魂の神聖な部分(アートマ)は、”与えて、
与えて、与える”心だというのです。

親の子に対する無我の愛が、それです。
どなたでも、親であれば、”子供の幸せが自分の幸せ”という
意味がよく理解できるでしょう。

一方、”私は自分が嫌いです、自己嫌悪の塊りです。”
という人が 時々いらっしゃいます。

理想が高いためか、弱点ばかりが目について、自身を責め、
怒りを自分に向けながら、自己卑下しているのです。

理想や自分が求める基準が高い事は、素敵なことです。

でも、だからといって、自分を嫌いになる理由はないのでは?

自己嫌悪の方は、自分が”愛”であるということを知らずに、
エゴ意識が自分だと思っているのでしょう。

弱い自分を嫌悪するより、自分の強い本質に意識を向けて、
そのエゴの自分でさえ、赦して、愛してあげ、弱い自分の味方に
なってあげる気持ちになれば、自分を愛する一歩になるように
思います。

自分を愛することは、観念ではありません。
自分を愛するために、私は、これまでの人生を努力してきたと
いっても、大げさではないくらいです。

自分を愛するとき、他人を愛する意味がわかり、自分の身体を
愛すること、つまり、健康にもつながるということなのです。

自分を愛するとき、身体の細胞たちが、もっとゆるみます。
自分同士で、’けんか’(自己嫌悪や自分を責めていること)
していると、身体に緊張が走るのです。

ちょうど、親同士が、喧嘩しているのを 傍で見ながら傷つき、
不安になる幼児に、その時の身体細胞は良く似ています。
心と細胞波動とは、繫がっているからです。

身体の細胞が緩むと、リラックスすることですから、自然治癒
の源である自律神経の働きと、各内臓機能や、免疫、ホルモンを
含めて、楽に動きを活発化させられるというものです。


次回、このことをもう少し、具体的に 展開してみたいと
思います。






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