自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

心が眠っている遺伝子をONにする (6)

2025年01月25日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方


良い遺伝子をオンにするには、プラス発想
が一番
 2025/1/25
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心の遺伝子に対する影響力は、村上氏も力説
している。

少々長いが、本文から引用させていただきたい。
 
“発病を左右するのは心の持ち方だ。

私たちは、人を病気にさせる遺伝子を抱えて
います。

たとえば、癌遺伝子というのがあるわけですが、
一方で癌の抑制遺伝子も見つかっています。

癌の遺伝子があっても、また抑制遺伝子が
あって、これでバランスを保っている。

大切なのはバランスです。
 
体の中で起きている変化は、私たちには
とてもすべてをたどれませんが、
たとえば、
癌遺伝子は見えないところで、オンになって
癌細胞をつくり始めているかもしれない
のです。

すると、それを抑制したり消去したりする
遺伝子が働いて、発病させない状態を保って
いる。

このバランスがとれた状態で、大きくバランス
が崩れた時に、支えきれなくなって、病気の
加速度的な進行がはじまるわけです。

今までは、そのきっかけを与えるものが、
遺伝外情報と考えられていた。

環境遺伝子などがそれですが、この場合の
環境因子というのは、食生活とかタバコ、
水、食品に含まれる化学物質などで、これら
が危険だといわれてきました。
 

確かに危険がないとはいえませんが、
遺伝子研究で、かなりはっきり
見えたことの一つは、‘環境因子の影響は
個人差が大きい’ということです。

これは遺伝子が、一人ひとり違うことが、
大きくかかわっていると考えられます。


前にも述べたように、たばこを一本も
吸わなくても、肺がんになるというのは、
やはり、肺がんを促進するような遺伝子
内部に抱えていたためだと思うのです。


そういう要因には、環境因子が加わる、
物理的な環境因子は、誰にも同様に降り
かかってますが、内部要因との合体で
それが加速される、

詳しい仕組みはよくわかりませんが、
そういうかたちで、病気になる例が
たくさんあると思うのです。

その場合に、悪い遺伝子にブレーキをかけ、
良い遺伝子を活性化する方法として、どんな
境遇や、条件を抱えた人にもできることと
いえば、心の持ち方しかありません


しかも心の持ち方は、よくも悪くも大きな
影響を及ぼすらしい。


‘病は気から’と昔からいわれてきましたが、
体と心というのは、従来考えられていた以上に、
相互作用があるということを示す
状況証拠がたくさん出てきているのです。“ 

さらに


”大きな精神ショックによって、ある遺伝子が
オンになり、何十年もかけて徐々に行うはずの
白髪化という老化現象一気に
成し遂げてしまう。

たとえば、こういう能力を持つ遺伝子を
良い方向に発揮させれば、
すごいことができるはずです。“



“良い遺伝子をオンにするには、プラス発想
が一番といえます。

20年前にこんなことを言ったら、
‘科学者がなんと根拠のない妄言を’ と
言われたに違いありませんが、今では科学者も
こういう考え方をする人が植えてきています。
 

もともと科学は、絶対的な真理ではなく、
条件的真理なのです。

定の条件のもとで、‘こういうことが起きる’
ということを、論理的に説明できるのが、
科学なのです。”
 


“現代の科学的手法では、私たちの望むような
病気の撲滅は難しいのです。

その理由の一つは、心の問題を別にして考えて
いるからで心の働きというものをもっと
研究する必要があると思います。” (以上引用)
 


現代の科学的手法それは、心の問題を別にして
考えていること、それが、’芯からの病気を
癒す’ことにつながらないことと、を村上氏は
示唆している。

今、本当に今必要なのは、心と体の目に
見えない有機的な繋がりを解明して、
治療にあたることなのだが、村上氏の述べる
ように、病院の現代西洋医学では、まだそこ
まで、なかなか手が回らないいうのが、
実情なのだ。


が、村上氏の研究理論から
私たちが、眠れる善い遺伝子のスイッチ
ONにすれば、体の機能はバランスを
取り戻し、癌細胞ですら、撲滅してしまう
ことも可能だと言う。

 
遺伝子のスイッチをONにするかOFFに
するかは、私たちの心持次第、プラス思考
を心がけることを 健康のために最優先
させたい。
 
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引用箇所出典) 
~サンマーク文庫 
“生命(いのち)の暗号”①巻・②巻  
サンマーク出版 2009年

村上和雄
1936年生まれ 
筑波大学名誉教授。
78年 筑波大学応用生物学化学系教授になり、
遺伝子の研究に取り組む。
83年 高血圧の黒幕である酵素“レニン”の
遺伝子解読に成功。
先端学際領域研究長を94年より務めた。
96年 日本学士院賞受賞。



 
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